自然栽培では「土を休ませずに作物を育て続けることが大切だ」と言われます。一方で、同じ場所で同じ作物を育てる「連作」も推奨されます。
しかし、収穫から次の作付けまで期間が空く作物の場合はどう考えればよいのでしょうか。今回は、自然栽培を20年実践されている今橋さんが語る、連作と土づくりの関係について整理します。
「土は休ませない方が良い」とされる理由
今橋さんは、土を健康に保つためには休ませない方がよいと説明します。例えばレタスを収穫したら、すぐに次の野菜を植えるのが基本です。
これは人間の筋肉と同じ原理だと今橋さんは例えます。筋肉は適度に使っていれば維持され、使わなければ衰えていきます。
土も同様に、休ませずに作物を育て続けることで力が発揮されます。野菜を栽培し続ける環境こそが、土の働きを活発にするのです。
連作のメリットと生じる矛盾
連作とは、毎回同じ場所に同じ種類の野菜を育て続ける方法を指します。連作を重ねることで、土がその作物の育て方を覚えていきます。その結果、より強くて健康な作物が育つ点が大きな利点です。
ここで一つの矛盾が生まれます。例えばジャガイモの場合、4月下旬に植えて8月中旬に収穫を迎えます。次にジャガイモを植えるのは翌年の4月です。
次の作付けまでに約8か月もの間隔が空いてしまいます。1種類の野菜に限定して連作をすると、結果として土を長く休ませることになります。土を休ませない方針と、期間が空いてしまう連作の間で矛盾が生じるわけです。
「休ませる」のではなく「待っている」という捉え方
この疑問に対して今橋さんは、どちらの考え方も正しいと答えています。
もし年中栽培できる野菜であれば、連作しながら土を休ませずに済みます。しかし、多くの野菜は栽培時期が限られています。
栽培の間隔が空くことについて、今橋さんは「休ませている」のではなく「次の連作のために待っている状態」と表現します。土の力を落とすための放置ではなく、次の作付けに向けた準備期間という見方です。
連作と輪作の選択は自由
作付けが空いてしまう期間がどうしても気になる場合は、輪作を取り入れる方法があります。空いた期間に別の作物を植えれば、土を休ませずに利用し続けられます。
連作にこだわる必要はなく、輪作を選んでも問題ありません。基本的には土を休ませずに作物を育てるのが望ましいものの、どちらを選ぶかは栽培者の自由です。
今橋さんは、矛盾の中にこそ面白さや心理があると考え、各自が納得できる方法で栽培することを勧めています。
例外として土を休ませるべき状態
基本的には作物を植え続ける土ですが、例外的に休ませた方がよい場合もあります。それは、雑草すら生えない土地や、厄介な地下茎が蔓延して手のつけられない状態の土です。
こうした状態の畑は、一度作付けを止めて自然に任せるのが有効だと今橋さんは話します。
- クローバーやマメ科の草、麦などの種をまいておく
- 何も手を加えず、そのまま放置する
自然には自らを回復させる力が十分に備わっています。何もしなくても、3年から5年ほど時間を置くことで、土が良い状態へ戻っていく場合があります。
周囲の環境と自然循環を見極める大切さ
同じ自然栽培のやり方を実践しても、順調に野菜が育つ人とそうでない人に分かれます。この違いについて今橋さんは、日頃の管理方法や土壌環境の違いを挙げます。
特に土の中の空気や水の循環は、畑ごとに大きく異なります。現代社会では周囲にコンクリート舗装や建物があり、昔とは環境が違っています。
自分の畑の土だけを見るのではなく、畑を取り巻く周辺の環境も含めて自然の循環を観察することが大切です。自然の理にかなった環境が整っていなければ、土の力も十分に発揮されません。
今橋さんが伝える自然栽培の基本方針
今橋さんが提唱する自然農法には、次のような明確な基準があります。
- 無肥料・無農薬で栽培し、補いも使用しない
- 自家採種に努める
- F1種や遺伝子組み換えの種子は使わない
- 土や作物への感謝を忘れない
- 連作を推奨するが、輪作を選んでも構わない
連作にするか輪作にするかは、畑の広さや作業環境、栽培者自身の考え方に合わせて選ぶことができます。ご自身の畑の環境をよく観察した上で、無理のない栽培方法を選択してみてください!
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。













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