自然栽培を20年実践している今橋さんのビニールハウス内では、春から初夏にかけて多様な野菜の育苗が行われています。今回はハウス内の苗の様子と、ズッキーニの定植手順についてまとめます。
ビニールハウス内で育てる多様な苗の管理
ハウス内には、定植を控えたさまざまな野菜の苗が並びます。野菜ごとの特徴に合わせた育苗管理が行われています。
葉菜類・根菜類の育苗の工夫
水菜は通常は畑への直播きが基本ですが、セルトレイを使った育苗も試みられています。育ちすぎた場合は地上部を刈り取って収穫します。水菜は上部を切ることで再び葉が伸びるため、何度も収穫が可能です。
カブやゴボウもポットで育苗されています。一般にゴボウは直播きされる野菜ですが、苗を作って植え付けることもできます。苗土には畑の土が使われており、多少の雑草が生えても生育に支障はありません。
ネギは草丈が30センチほどまで育ってから定植できます。作業スケジュールの都合に合わせて、比較的小さな段階で植え付けることも可能です。
自家採種を続けるヒマワリやケール
ハウス内では観賞用のヒマワリも育苗されています。背があまり高くならず、枝分かれして多くの花をつける品種です。自家採種を10年以上繰り返すなかで、最初は4個程度だった花の数が、今では10個以上咲くようになりました。
ケールは「ロシアンケール」という品種が育てられています。アブラナ科の野菜は他品種と交雑しやすいため、採種を行う際は他のアブラナ科から十分に離す必要があります。長雨の時期は畑の準備を待つため、定植の時期を遅らせる判断も重要です。
その他にも、切っても再生するチャイブや、コンパニオンプランツとして知られるマリーゴールドなどが育苗されています。
ズッキーニは露地連作12年目でも障害が出ない
今橋さんの露地畑では、同じ場所で12年にわたりズッキーニが連作されています。
一般にウリ科の野菜は連作障害が心配される作物です。しかし、自然栽培を続けるこの畑では連作障害が一切発生していません。毎年変わらず旺盛に生育しています。
ただし、連日の雨で土が過剰に湿っているときは注意が必要です。無理に畑へ入ると土を踏み固めてしまうため、露地への定植は土が乾くまで見送る判断が下されました。
ハウス内でのズッキーニ定植手順
露地の土が乾くのを待つ間、実験を兼ねてビニールハウス内へ2株のズッキーニが定植されました。
生育に適した環境の選択
ズッキーニは本来、涼しい気候を好む野菜です。そのため、高温になりやすいビニールハウス内での栽培は基本的には推奨されません。基本は風通しの良い涼しい露地を選んで栽培します。
もしハウス内で栽培する場合は、できる限り風通しがよく涼しい場所を選ぶ必要があります。過去の実験でも、ハウス内の涼しい場所を選べば良好に育った実績があります。
定植の具体的な手順
植え付けの手順は以下の通りです。
苗にしっかり水を含ませる
植え穴に入れる前に、ポットごと水に浸けて十分に吸水させます。
畝の表面を整える
植え付け場所の土の表面を軽く平らにならし、雑草を整理します。
苗を植え付ける
根鉢の表面が地面と同じか、わずかに高くなる程度の深さに植えます。株元へ向けて土を少し山盛りに寄せるのがポイントです。根鉢には白い根がしっかりと張っています。
株間を広く確保する
ズッキーニは葉を大きく広げて育ちます。ハウス内では株間を約1メートル確保して植え付けました。
敷き草を施す
植え付けた株の周りには敷き草を敷きます。今回は通路にはみ出していた大型のアーティチョークの葉が敷き草として活用されました。
自家採種を10年ほど続けたズッキーニは、株自体が非常に大きく育ちます。そのため露地に植える際は、株間や条間を1メートル10センチから1メートル20センチほど広く取ることが大切です!
作物の性質や畑の水分状態を見極めながら作業を進めることが、健やかな生育につながります。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。









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