自然栽培や自然農法において、自家採種は作物をその土地に適応させ、強く育てるための重要な技術とされています。
今回は自然栽培を20年実践されている今橋さんの動画より、自家採種の基本的な考え方と、タマネギおよびズッキーニの具体的な種採り手順についてまとめます。
自家採種の基本と元となる種の選び方
自然栽培や自然農法を重ねた野菜から種を採り続けると、種は次第に純粋な状態へ近づきます。今橋さんによれば、ピュアな土とピュアな種から育つ作物は非常に力強く育ちます。
種採りを行う際は、元になる種の性質を事前に確認しておく必要があります。
- 遺伝子組み換えやF1種(一代交配種)を避ける:性質が分離したり発芽しにくかったりするため、種採りには適していません。
- 固定種や在来種を選ぶ:地域の気候に適応しやすく、代々形質を受け継ぐことができます。
- スーパーの野菜を種にしない:市販の野菜はF1種が多く、品種の判別がつきにくいため避けるのが無難です。
最初は種苗会社から固定種の種を購入するか、自然栽培の実践者から譲り受ける方法が推奨されています。
タマネギの種採り手順と管理のポイント
タマネギの種採りは一般に難易度が高いとされますが、環境を整えれば十分に可能です。種ができるまでには約1年の期間を要します。
親株の選定と植え付け
収穫したタマネギの中から、形の良い大きな玉を選び出します。選んだ玉は冬の間、室内などで大切に保存してください。翌年の春先(3月頃)になったら畑やハウスへ定植します。
栽培環境と水やりの注意点
タマネギは乾燥した環境を好みます。今橋さんはビニールハウス内で種採りを行っており、土がサラサラになるまで水やりを控えています。水を制限して乾燥気味に管理することが、充実した種を結実させるコツです。
収穫のタイミング
花房の中で黒い種が見え始めたら、地面に落ちる前に順次収穫します。房全体が熟すのを待つと、先に熟した種が脱落してしまうためです。
未熟な緑色の部分は残し、後日熟したものから収穫していきます。完全に茶色く枯れた花房は根元から刈り取り、軽く振るだけでパラパラと種を回収できます。
【参考】レタスの種採り
動画内では、8〜9年にわたり自家採種を続けているリーフレタスと赤リーフレタスの様子も紹介されています。
レタスは大きな株を残しておくと、自然にトウ立ちして綿毛をつけます。その綿毛の中に種が入っています。
品種が違っても種の外見は似ているため、袋へ保管する際は品種名の記載が欠かせません。背が高くなると倒れやすくなるので、支柱を立てて株を支える管理が大切です。
ズッキーニの種採り手順と保存方法
完熟して大きく育ったズッキーニからは、充実した種がたくさん採取できます。今橋さんは10年以上にわたりズッキーニの種を採り続けています。
必要な道具
- 包丁
- スプーン
- バケツ(水を入れたもの)
- ザル
- 平皿(種の乾燥用)
- 手袋(怪我防止用)
採種と選別の手順
実の全体が黄色くなるまで畑で完熟させます。動画で使われたズッキーニは4.5kgまで巨大化したものです。
- 実を切り開く:ヘタとお尻を切り落とし、実を真ん中で半分に切ります。
- 種をかき出す:スプーンを使い、中の種をワタごと丁寧にかき出します。
- 水洗いと果肉の除去:バケツの水の中で種をもみ洗いし、余分なワタを取り除きます。
- 比重選別を行う:水に浸けた際、底にしっかりと沈む種だけを残します。浮いてくる種や、白くて薄い種は未熟なため取り除きます。ふっくらと厚みのある種が良質な種です。
乾燥と保存の管理
選別した種は、重ならないように平皿の上などへ広げます。湿気が残っているとカビが発生するため、風通しの良い日陰の室内で2〜3週間ほどかけて完全に乾かします。
完全に乾燥した種は、密閉できる保存袋に入れて冷蔵庫などの冷暗所で保管してください!発芽率が高いため、翌シーズンもしっかりと発芽してくれます。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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