自然栽培において、タマネギは家庭菜園から営利栽培まで幅広く親しまれている野菜です。種採りから育苗、定植、収穫までの一連の流れを把握すると、毎年の栽培計画が立てやすくなります。自然栽培に取り組む今橋さんの実践から、タマネギ栽培の具体的な手順と要点を整理しました。
タマネギの基本的な特徴と栽培時期
タマネギの発芽適温はおよそ20度です。生育適温は15度から20度とされています。栽培時期は地域に応じて春まきと秋まきに分かれます。
寒冷地である北海道や東北地方では春まきが適しています。種まきの適期は2月から3月です。地域や栽培者によっては1月下旬からまき始める場合もあります。
温暖地や中間地では秋まきが中心です。種まきの適期は8月から9月になります。地域の気候条件に合わせて作型を選ぶことが大切です。
自家採種(種採り)のポイント
タマネギの種は、茶色く熟したネギ坊主から採取します。熟した種頭は、手で軽く触れるだけで自然と種がこぼれ落ちてきます。
種採り作業の際は、色の状態を観察することが欠かせません。まだ緑色の部分が残っているものは、十分に熟すまで置いておきます。茶色く熟した部分だけを順次採種していく方法をとります。
セルトレイを使った種まきと育苗の手順
今橋さんは、約100穴のセルトレイを使って苗を仕立てます。毎年60枚ほどのトレイを用意し、約6,000本のタマネギを育苗しています。
用土を入れる際は、土の水分状態が大切です。雨の後などで土が湿っていると、作業中に団子状に固まってしまいます。本来はしっかりと乾いた状態の土をトレイに詰めるのが理想的です。
土を詰めた後は、トレイを重ねて鎮圧を行います。普段はトレイを10段ほど重ね、上から踏みつけて土を圧縮します。この工程により、種をまいて覆土をするための深いくぼみがトレイに均一に仕上がります。
タマネギの種は細かく、1穴に正確に2粒ずつ落とすのは容易ではありません。そのため、1穴あたり1粒から3粒程度を目安にまいていきます。発芽しなかった場合を考慮し、必ず1粒以上は入るように種を落とします。まき終えたら上から薄く土をかぶせて種まきは完了です。
畑への定植方法と株間の目安
育苗した苗の草丈が20センチから25センチほどに育った段階が定植の適期です。
植え付けの間隔は、株間・条間ともに10センチから15センチを目安にします。作業時は軽く手を広げて置く程度の間隔をとると、スムーズに植え付けが進みます。等間隔で丁寧に苗を畑に植え付けていきます。
水やり管理と収穫・保存のタイミング
タマネギは非常に水を好む野菜です。水分を十分に与えることで、玉が順調に肥大していきます。定植後は雨が降らない日が続くようであれば、しっかりと水やりをおこないます。
収穫の時期について、一般的には「葉の8割が倒伏した頃」が目安と語られます。しかし、玉が十分に育っていれば順次収穫して問題ありません。
仮に地上部の葉が枯れてしまった場合でも、地下のタマネギは収穫が可能です。葉の状態を過度に心配せず、玉の太り具合を見て収穫を進めてみてください。収穫したタマネギは、一度天日で乾燥させてから風通しの良い場所で保存します!
自然栽培におけるタマネギづくりは、適切な温度管理と丁寧な育苗作業が土台となります。自家採種を組み合わせることで、地域の気候や土壌に適応した強い野菜へと育っていくのです。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。












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