野菜の収穫量を増やす土壌改善法。地下30cmの層を正常化する手順

野菜の収穫量を増やす土壌改善法。地下30cmの層を正常化する手順 土作りと自然の仕組み
土作りと自然の仕組み

野菜の収穫量を増やす土壌改善法。地下30cmの層を正常化する手順
※画像をクリックすると拡大表示されます

自然栽培を実践する上で、土の状態を整えることは重要な課題です。自然栽培20年の実績を持つ今橋さんは、土の力を引き出すための具体的な方法を発信しています。

今回は、地下にできる「元気のない土の層」の原因と、それを正常化するための手順についてまとめました。

英国土壌協会のオーガニック認証を10年連続で取得

英国土壌協会のオーガニック認証を10年連続で取得▶▲ この部分を動画で見る(1:30 から再生)

本題に入る前に、今橋さんの圃場に関する報告がありました。イギリスの英国土壌協会(Soil Association)によるオーガニック認証を、10年連続で取得したとのことです。

審査員が毎年畑を訪れ、基準を満たしているか確認を行います。今橋さんの畑では土に肥料などを一切入れず、自家採種を基本としています。そのため資材の購入履歴などを提出する手間がなく、比較的スムーズに審査を通過できると語ります。

元気のない土の層ができる原因と影響

元気のない土の層ができる原因と影響▶▲ この部分を動画で見る(2:45 から再生)

慣行農法などで肥料や農薬を使うと、地下30cm付近にそれらの成分が蓄積します。これが「元気のない土の層」となり、野菜の健全な生長を妨げる原因になります。

この層が存在すると、野菜の根がスムーズに伸びません。自然栽培で収穫量を大幅に増やすには、この層を取り除いて土を正常化する必要があります。

土の層を正常化する3つのアプローチ

土の層を正常化する3つのアプローチ▶▲ この部分を動画で見る(3:00 から再生)

今橋さんは、この層を改善するための具体的な方法として3つの手段を挙げています。

1. 自然栽培を継続して根に吸収させる

自然栽培を続けること自体が、土の層をきれいにする第一の方法です。自然栽培の野菜は根の伸びが優れています。深く伸びた根が、地下30cm付近に溜まった汚濁物質を吸い取ってくれます。

毎年の作付けを通じて、層が徐々に浄化されていきます。また、土をきれいにする効果が高い作物として麦の活用も推奨しています。麦は深くしっかりと根を張るため、開墾初期の土壌改善に効果的です。

どうしても野菜が育たない初期段階では、半年から1年程度クローバーなどの緑肥を導入する選択肢もあります。ただし、野菜が育ち始めたら緑肥に頼るのをやめ、自然栽培のサイクルへ移行することが大切です。

2. 初年度に天地返しを行う

栽培を始める初期段階で、一度だけ土をひっくり返す「天地返し」が有効です。スコップやトラクターの器具を使い、地下30〜35cmの深さまで掘り起こします。

下層の土を表面に出すことで、雨や風の力によって正常化が早まります。過去に農薬や肥料が多く使われていた土地では、初年度にこの作業を行うと効果的です。

ただし、表土の厚さには注意が必要です。黒土の層が30cm未満の浅い場所では、掘り起こすと白っぽい痩せた土が表面に出てしまいます。表土が薄い場所では深く掘らず、表面だけを浅く耕す程度にとどめます。

3. 新しい土を混ぜ合わせる

土壌の汚染が深刻で野菜が育たない場合は、外部から清浄な土を持ち込んで混ぜる方法をとります。最も理想的なのは、長年自然農法を行っている人から土を分けてもらうことです。

それが難しい場合は、地主の許可を得た上で山の土を採取します。市販の自然栽培用土を購入して混ぜるのも一つの手段です。

外から土を入れるのは、野菜が自力で育つようになるまでの補助的な措置です。一度野菜ができる環境が整った後は、余計な土を足さず、その場所にある土だけで栽培を続けます。

正常化に必要な期間の目安

正常化に必要な期間の目安▶▲ この部分を動画で見る(6:45 から再生)

土の層が正常化するまでの期間は、過去に使用された肥料や農薬の量によって異なります。有機栽培を行っていた畑であれば、最低でも2年かかります。慣行農法を行っていた畑の場合は、最低3年を見込む必要があります。

改善期間中であっても野菜の収穫は可能です。まずは心配せずに自然栽培を始めてみてください。すでに5年以上栽培を続けていて生育が思わしくない畑は、一度下層を掘り起こして確認してみるのも有効です。

収穫後の畑の管理と耕起に対する考え方

収穫後の畑の管理と耕起に対する考え方▶▲ この部分を動画で見る(11:45 から再生)

動画内では、野菜を収穫した後の管理方法についても解説がありました。今橋さんは状況に応じて小型トラクターや3馬力の耕運機を使用しています。

作付けの間隔に応じた管理

収穫後の対応は、次に野菜を植えるまでの期間によって分けられます。

  • すぐに次の作付けを行う場合: 耕運機で土を耕し、柔らかくほぐしてから定植します。
  • 作付けまで期間が空く場合: タマネギのように収穫から翌春まで間が空く場所は、畝上げ機で土を盛り上げて粗く天地返しを行います。翌春に耕運機で整地して植え付けます。

耕起を選択する理由

自然農法には「耕さない」手法もありますが、今橋さんは自身のスタイルに合わせて選べばよいと考えています。耕さない手法にも深い敬意を払いつつ、自身の農園では作業効率を最優先して耕起を取り入れています。

何万本もの苗を手作業で定植する場合、土が柔らかくなっていれば1株あたり数秒で植え付けが完了します。限られた時間で広い面積を管理するためには、土を耕す工程が欠かせません。

適度な耕起であれば土壌に悪影響はなく、実際に今橋さんの圃場では年々土の健康状態が向上しています!

大切なのは手法への固執ではなく、栽培者が楽しみながら続けられるスタイルを見つけることです。ご自身の畑の広さや環境に合わせて、最適な管理方法を選択してみてください。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

野菜の収穫量を増やす土壌改善法。地下30cmの層を正常化する手順

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました