地下茎で広がる雑草が多く生える場所では、野菜作りが難しく感じられることがあります。自然栽培を20年実践している今橋さんは、そうした畑の土を活かしながら野菜を育てる手順を動画で公開しました。イギリスの農場で行われた、ニンニクの植え付けと土作りの実演内容を整理してお届けします。
地下茎の雑草が持つ役割と畑の土の状態
地下茎の雑草が多く生えている畑は、土がまだ硬い状態にあると今橋さんは説明します。
土中に太い地下茎が伸びることで、内部に空気が通りやすくなります。雑草が自ら土を耕してくれているため、土壌改良の観点では非常にありがたい存在です。
一方で、生命力が強いため野菜と競合しやすく、そのままでは作物がうまく育たない場合もあります。雑草の力を借りつつ、野菜が育つ環境を整える工夫が必要です。
畝立てと植え付け前の下準備
ニンニクを植え付けるにあたり、まずは耕起した土に畝を立てていきます。
今回は作業時間を短縮するため、リッチャー(畝立て機)を使用しています。手作業で畝を立てたほうが綺麗に仕上がりますが、状況に応じて機械を使い分けます。
畝を立てた後は、表面の土の塊を砕きながら手作業で平らにならします。この整地作業の段階で、表面に見えている地下茎の根を取り除いておくのが重要な手順です。
植え付け前に根をできる限り除いておくと、後の除草作業が格段に楽になります。
ニンニクの植え付け手順と工夫
下準備が整った畝に、自家採種を10年以上続けているニンニクを植えていきます。
- 種球の皮は剥かずにそのまま植え付ける
- 尖っている方を上に向け、指の第二関節ほどの深さまで押し込む
- 株間は目分量で決め、手際よく穴に落とし込んでいく
- 植え付け後に上から土を軽く被せる
育苗して定植するよりも、直接畑に植えたほうが生育が良好だったと今橋さんは話します。数千個単位で植えるため、作業を簡素化してテンポよく進める点が特徴的です。
また、今回はジャンボニンニクの皮を剥いたものと剥かないものを用意し、発芽速度に違いが出るかどうかの比較実験も行っています。
厚めの草マルチと早めの作業時期を選ぶ理由
植え付けを終えた畝には、トラクターで刈り集めた草を厚めに敷き詰めます。
草マルチを厚く敷く目的は、地下茎の雑草が生えてくるのを抑えるためです。敷いた草はやがて枯れてしぼんでいきますが、ニンニクの発芽までは約1ヶ月あるため問題ありません。
植え付けを行った10月中旬という時期にも明確な理由があります。
イギリスでは秋が深まると雨が続く季節に入ります。粘土質の土壌は雨で濡れた状態で踏むと、泥状になって固まり、土に大きなダメージを与えてしまいます。土が乾いてサラサラな状態のうちに、耕起から畝立て、植え付けまでを完了させることが大切です。
土が育つと生える草が変わる
畑の変化として、以前は地下茎の雑草で覆われていた区画の様子も紹介されました。
ソラマメを栽培した後にカブを育てた畝や、ゴボウを育てた場所では、地下茎の雑草がほとんど姿を消しています。代わりにオオイヌノフグリのような一年生雑草が生えるようになりました。
自然栽培を継続して土の状態が良くなると、役目を終えた草が衰退し、生えてくる草の種類が自然と移り変わっていきます!雑草の性質を理解し、土の変化を見守りながら栽培を続けてみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。












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