冷夏と長雨を越える土の力|自然栽培14年目の畑に見る野菜の適応と自家採種

冷夏と長雨を越える土の力|自然栽培14年目の畑に見る野菜の適応と自家採種 土作りと自然の仕組み
土作りと自然の仕組み

冷夏と長雨を越える土の力|自然栽培14年目の畑に見る野菜の適応と自家採種
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イギリスで20年にわたり自然栽培に取り組む今橋さんの畑では、厳しい気候条件の中でも野菜が力強く育っています。2024年の夏は、例年に比べて最高気温が10度ほど低い異例の冷夏となりました。春先には記録的な長雨が続き、土づくりや種まきの計画は大幅な変更を余儀なくされています。完全無肥料・無農薬を14年継続する畑で、野菜がどのように育ち、種を繋いでいるのかを整理しました。

春の長雨と7月の冷夏という厳しい栽培環境

春の長雨と7月の冷夏という厳しい栽培環境▶▲ この部分を動画で見る(1:15 から再生)

今橋さんが管理する畑では、栽培のスタートから大きな天候不順に見舞われました。

5月までずれ込んだ春の開墾作業

通常は3月に畑を耕して開墾作業を進めます。しかし、今年は春先から雨が降り続いたため、作業がまったくできませんでした。

最終的に開墾作業を行えたのは5月に入ってからです。4月下旬には植え付け時期を迎えるジャガイモも、土が水分を多く含んだ状態のまま、やむを得ず畝を立てて植え付けられました。それでもジャガイモは無事に育ち、通常の収量を得ています。

最高気温が平年より10度低い7月

イギリスの7月は、通常であれば25度から28度、時には30度近くまで気温が上がります。ところが今年は18度から20度程度にとどまる日が数週間続きました。

一般的に夏野菜の成長には十分な温度が必要です。10度も低い気温は露地栽培の野菜に大きな影響を与えます。しかし、今橋さんの畑では全体的に野菜がよく育ち、例年以上に販売先を増やして出荷が行われました。

連作と自家採種を重ねる主な野菜の生育状況

連作と自家採種を重ねる主な野菜の生育状況▶▲ この部分を動画で見る(3:30 から再生)

完全無肥料・無農薬の土で長年自家採種を続けてきた野菜は、過酷な気象下でも独自の育ち方を見せています。

トマト:連作14年目と自家採種18年目の記録

トマトの畝は、連作14年目を迎えています。使われている種は、今橋さんが18年前に購入した実から自家採種を続けてきた系統です。

一時期はミニトマトと交配した影響か、ゴルフボール大まで実が小さくなった年もありました。しかし今年は再び大きな実をつけるようになっています。

種採りは、完熟して実が割れたものを収穫して行います。

  1. 完熟した実をバケツの中に入れ、1〜2週間ほど追熟させる
  2. 実を崩して中の種を取り出し、ラップをして1日置く
  3. 水洗いして果肉を落とし、種を乾燥させる

ズッキーニ:人工受粉を必要としない受粉環境

ズッキーニは連作14年目、自家採種12年目となります。7月の低温期には一時的な停滞が見られたものの、順調に実をつけています。

一般的には人工受粉が必要とされることも多い作物です。しかし今橋さんの畑では、人の手による受粉作業を一切行っていません。

受粉を助ける工夫として、畑の各所にカレンデュラなどの花が配置されています。花に集まる虫たちの働きにより、自然な受粉が促される仕組みです。種採り用の実は黄色くなるまで畑に置き、収穫後は室内で約2ヶ月間追熟させてから種を取り出します。

ケールと玉ねぎ:命を繋ぐ強さ

連作14年目、自家採種10年以上のケールは、前年に種を採った株から再び葉が再生し、収穫可能な状態になっています。

自家採種9年目の玉ねぎは、前年収穫した中から大玉を20個ほど残し、春先に植え直してネギ坊主を咲かせました。ネギ坊主ができた後は、しっかりと乾燥させることが充実した種を採るための重要な点となります。

その他の作物の生育

畑では多種多様な作物がそれぞれの生育サイクルを刻んでいます。

  • ターニップ(カブ): 無肥料・無農薬14年目の土で順調に肥大し、500〜600個規模の収量を見込む。
  • トウモロコシ: 通常は30度前後の高温を好むため、7月の低温下での生育に挑戦を続けている。
  • 菊芋: 自家採種12〜13年目を迎え、草丈は3メートル近くまで力強く成長している。
  • リーキ(ポロネギ): 自家採種9年目。乾燥して地割れが生じる土の中で冬に向け力を蓄えている。
  • ニンジン: 神経質になりすぎず大らかに種をまく管理方法でも、順調に根を太らせている。

土の力と自家採種がもたらす適応力

長雨で土の準備が遅れ、夏に平年を10度も下回る低温が続いた環境下でも、畑全体で十分な収穫が得られました。

肥料や堆肥を一切投入せず、その土地で代々種を採り続けることで、作物はその環境に適応する力を備えていきます。今橋さんの畑が示す作物のたくましさは、自然栽培を志す多くの人にとって貴重な指針となります!

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

冷夏と長雨を越える土の力|自然栽培14年目の畑に見る野菜の適応と自家採種

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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