自然栽培を20年実践されている今橋さんの知見から、春に向けた畝の立て方や土づくりの手順をまとめました。粘土質の土を柔らかく保つ工夫や、作物をすぐに植え付けるための整備方法が詳しく紹介されています。
冬の間の乾燥と直射日光を防ぐ土壌管理
雨が入らないポリトンネル内の土は、冬の間に乾燥しやすくなります。直射日光が当たり続けると土が弱ってしまうため、今橋さんは土の上にシートを敷いて管理しています。
シートを被せて時折水やりを行うと、土の湿り気が維持されます。これにより、元は粘土質だった土でもフカフカの状態が保たれます。
屋根ビニールを開けられる構造であれば、冬の間に雨水を取り込む方法が有効です。自然の雨水が入る環境なら、シートを被せたり水やりをしたりする手間が省けます。
連作地における春の土壌整備手順
10年以上ミニトマトを連作している区画の整備は、時間をかけずに行えます。すでに土が柔らかい場合は、表面を軽くかき混ぜるだけでも十分です。
時間に余裕がある場合は、スコップを使って土を軽く起こしていきます。このとき、起こした土を踏み固めないよう、後退しながら作業を進めるのがポイントです。
冬の間に生えた草の背が低ければ、そのまま天地返しをして土にすき込みます。地下茎を伸ばす草や太い根が見つかった場合は、丁寧に取り除いておきます。
土は休ませずにすぐ植え付ける
一般的な農法では作付け前に土を休ませる期間を設ける場合があります。しかし、今橋さんの経験では土を休ませる必要はありません。
作物を次々に植えて根を張らせることで、土の力はさらに高まっていきます。表面を平らにならしたら、1週間や1か月待つことなく、すぐに種まきや定食を始めて問題ありません。
ゼロから始める畝づくりの基本手順
草が生えている場所へ新しく畝を立てる際は、まず作業の邪魔になる背の高い草を刈り取ります。刈った草は後で活用するため、レーキなどで集めておきます。
畝の幅に合わせて紐を2本張り、真っ直ぐな作業ラインを決めます。栽培する野菜に合わせて幅を決めますが、およそ1メートル幅が作業しやすい目安です。
- 紐の外側に沿ってスコップを垂直に入れ、溝を掘るための切れ込みを入れます。
- スコップ幅の分だけ外側にも切れ込みを入れ、土をすくい上げやすくします。
- 溝になる部分の土を掘り上げ、畝になる中央部分へと乗せていきます。このとき、刈り草が下層になるよう土を重ねます。
- 畝の上の土の塊や草の根をスコップでざっくりとほぐします。
- 地下茎を持つ草の根を取り除き、表面を平らにならします。
畝の高さは最低でも20センチ、可能であれば30センチ以上の高さを確保します。砂地で畝の土が崩れやすい土地では、斜面に草を生やしておくのが有効です。伸びた草の地上部だけを刈るようにすれば、張り巡らされた根が土留めの役割を果たします。
1年経過した畝の再生方法
前年に作った畝が草で覆われている場合は、まず背丈が伸びた草を刈り払います。草刈り機や鎌を使い、地表から15センチ以上伸びた上部を刈り取っていきます。
草を刈り終えたらスコップを入れて天地返しを行います。面積が広くて作業が大変な場合や、週末しか作業ができない場合は、無理に全体を掘り返す必要はありません。
スコップを土に差し込んで切れ目を入れるだけでも土は柔らかくなります。あるいは、種をまく場所や苗を植える穴だけを部分的に掘り起こすだけでも十分です。不耕起で栽培したい場合は、草を刈るだけで耕さずに進めても差し支えありません。
刈り取った草は畝の表面に敷き詰め、草マルチとして再利用します。土が団子状に固まるのを防ぐため、粘土質の土壌では雨直後の作業を避け、少し乾いたタイミングで行うのが理想的です。
遮光シートを活用した省力化
冬の間にあらかじめ環境配慮型の遮光シートを敷いておくと、春の準備が格段に楽になります。光を遮ることで1〜2か月ほどで雑草が枯れ、剥がした直後から種まきができる状態になります。
あらかじめ畝立てをしてある場所にシートを敷いておけば、土はサラサラの柔らかさを保ちます。一方で、畝を作らず平らな草地の上にシートを置いただけの場所は、土が締まって硬さが残ります。
硬さが残る場所は、スコップを入れて切れ目を入れることで柔らかさを取り戻せます。家庭菜園など小さな面積であれば、冬の間のシート被覆は非常に有効な方法です!
ご自身の畑の広さや通える頻度に合わせて、シートの活用や部分的な耕起を試してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。













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