はじめに:ジャングル状態の放置地からクズが消えた理由
繁茂すると厄介な雑草として知られるのが、マメ科のつる性植物であるクズです。
自然栽培を20年実践している今橋さんの圃場も、当初はクズが生い茂る状態でした。
放置された土地はクズやスギナ、ササが生い茂り、まるでジャングルのようだったといいます。
イノシシも頻繁に入り込み、地面は掘り返されてボコボコに荒れていました。
しかし現在、畑として利用している区域からはクズが99パーセント消滅しています。
農薬は一切使用していません。
退治を意図したわけではなく、畑へ開墾していく過程で自然と消えていったと今橋さんは語ります。
ステップ1:ハンマーナイフモアによる地上部の刈り払い
開墾の第一歩として行ったのが、ハンマーナイフモアを使った地上部の粉砕処理です。
クズのつるは非常に強靭で、機械を前進させるだけでも草に引っ張られます。
視界を遮るほどの草の壁にぶつかりながら、少しずつ草刈りを進めていきました。
段々畑特有の段差や、草に隠れた水路の穴など、転落の危険がある場所の確認も欠かせません。
刈り払機ではつるが刃に巻き付いてしまうため、作業効率が大きく落ちます。
そこでまずは、粉砕力の高い自走式ハンマーナイフモアで地上部を徹底的に刈り倒しました。
ステップ2:馬力のあるトラクターによる耕起と根の巻き取り
地上部を処理した後は土の耕起作業に移ります。
今橋さんは最初、小型の管理機にスパイラル刃を取り付けて耕そうと試みました。
続いて6馬力の耕運機も投入しましたが、乾燥した土が硬すぎて刃が立ちません。
そこで21馬力の大型トラクターをレンタルし、一気に耕起を進める方針へ切り替えました。
数日間雨が降った後でも土壌は硬く、深く耕そうとするとトラクターが止まるほどでした。
このトラクター作業こそが、クズを根絶させた最大の要因です。
回転するロータリーの刃に、土中に潜んでいた太いクズの根が大量に巻き付きました。
返却時には、絡みついた根の除去に多大な時間を要したほどでした!
あまりの巻き付きの多さに、レンタル会社から追加料金を請求されたほどです。
強力なトラクターが根をごっそり巻き取った後、こまめに草刈りを続けた結果、クズは生えなくなりました。
刈払機でツル性雑草を刈る際の刃の選び方
開墾時や通路の除草で刈払機を使う場合、刃の選定が作業性を左右します。
刃の数が多い一般的なチップソーは、クズのつるが隙間に絡まりやすい性質があります。
つる性雑草を刈る際は、刃の数が少ない2枚刃や3枚刃を使うのが適しています。
ブレードの枚数が少ない刃はパワーが集中し、強靭なつるも絡まらずに切断可能です。
ただし、刃数が少ないタイプは作業中の振動が激しく、体への負担が増加します。
機械の振動やキックバックに十分注意しながら、状況に応じて使い分ける必要があります。
クズが消えた畑の現在と野菜の生育状況
開墾を終えた現在の圃場では、多様な野菜が力強く育っています。
畑の外側には今もクズが茂っていますが、耕起した区画には侵入していません。
堆肥を入れていない硬い土壌のハウス内でも、ナスが元気に実をつけています。
今橋さんの圃場では、剪定をしない無剪定のナスの方が勢いよく成長している状態です。
露地ではオクラが人の背丈を越えるほど高く育ち、シカクマメやヘチマも実を結びました。
周囲をイノシシが掘り返しているものの、作物が植わっている畝の中は荒らされていません。
土壌が整うにつれて、作物が自然の環境に適応して育つ姿が確認できます。
厳しい条件の圃場だからこそ見えてくる自然栽培の力
今橋さんが開墾した場所は、農業を営む上であえて厳しい条件の土地を選んだ圃場です。
長年にわたり農薬や肥料が使われ、害獣が多く、大雨が降れば冠水する段々畑でした。
別の水田跡地の圃場では、2週間にわたりサツマイモやナスが水没した経験もあります。
しかし作物は見事に復活を遂げ、自然農法の底力を証明する結果となりました。
また別の区画では、過去の資材が土に残る難所から豊かな収穫を得られる畑へ再生させています。
厄介とされる難雑草のクズも、適切な機械の力と手順を踏めば攻略は十分に可能です。
これから耕作放棄地を開墾する方は、馬力のあるトラクターでの根の除去を検討してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。












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