自然栽培を実践する現場では、土や作物が時に目を見張るような力を発揮します。今回は、就農から5カ月目を迎えた今橋さんの畑の様子をまとめました。
約1週間の海外出張と台風の通過直後に行われたファームツアーの記録です。畑で起きていた驚きの現象や、各野菜の栽培から得られた気づきを紹介します。
台風直後の畑と野菜たちの成長スピード
撮影日は9月6日、今橋さんが約6日間のイギリス出張から帰国した直後でした。留守の間に台風の大雨と強風が吹き荒れ、畑には水が溜まっていました。
キュウリの支柱が倒れるなどの被害があり、応急処置が行われます。出張前に比べ雑草も勢いを増していました。
しかし、野菜たちは厳しい環境下でも力強く育っています。今橋さんが不在の間にも大量の作物が実り、キュウリだけで約20kgも収穫されました。
連日の雨で高温多湿な状態が続いていますが、病気は発生していません。畑を訪れる多くの人が、野菜の成長の早さに目を見張るといいます。
最速35日で収穫に至ったキュウリ
今回のファームツアーで最も際立っていたのが、キュウリの圧倒的な生長速度です。通常、キュウリは種まきから収穫まで約60日を要します。
ところが今橋さんの畑では、種まきからわずか35日で収穫を迎えました。別の区画にある株でも、39日や1カ月と数日で実をつけています。
一般的な栽培期間と比べると、およそ半分の期間で収穫に至った計算です。台風で支柱が傾くトラブルはあったものの、次々と実を成らせています。
自然栽培の土が持つ底力が、野菜本来の旺盛な生命力を引き出しています。
各作物の栽培観察と気づき
園内では多種多様な野菜が育てられており、それぞれ興味深い姿を見せています。現場で得られた知見を項目ごとに整理しました。
サツマイモの復活と自然農法苗の違い
ある区画のサツマイモは、もともと慣行栽培の苗を植えたものでした。初期に害虫によって葉を食べ尽くされ、芯だけの状態に陥ります。
しかし、そこから見事に復活を遂げ、青々とした葉を広げていました。草取りはほぼ行われておらず、周囲にはシソが自生しています。
一方、7月に植えた自然農法の苗は、最初から虫食いの被害をほとんど受けませんでした。苗の育ちの違いが、初期の生育に影響を与える好例です。
インゲン豆における草マルチの発芽効果
インゲン豆を整理した跡地に、再びインゲン豆の種がまかれました。ここでは草マルチの有無による発芽の差が観察できます。
草マルチを施した場所は、非常に良好な発芽が確認されました。一方、マルチをしなかった場所は発芽がそろっていません。
種まき後にまとまった雨が降ったことで、草マルチが適度な湿度を保ち、発芽を促進したと考えられます。今橋さんは、インゲン後の草マルチは効果的だと語ります。
モロヘイヤの「点まき」と「筋まき」の比較
モロヘイヤでは、まき方の違いによる比較実験が行われました。一定の間隔を空けてまく「点まき」と、溝に連続してまく「筋まき」の比較です。
結果として、点まきをした区画は発芽があまり揃いませんでした。対照的に、筋まきにした区画は隙間なく順調に発芽しています。
モロヘイヤは筋まきに適していることが現場で確かめられました。生育のスピードも極めて早く、種まきから約3週間で収穫期に入っています。
害虫がつかないゴマと間引きの要否
ゴマの区画では、虫の被害がほとんど見られません。畑を見学した年配の来訪者も、その様子に大変驚いたといいます。
その見学者は幼少期、毎日のようにゴマの虫取りを言いつけられていました。それほど虫がつきやすいはずのゴマに、害虫の姿がありません。
また、今橋さんはゴマの間引きを行わずに栽培する手法を試しています。筋まきをして間引きを省いても、立派な株へと成長することが分かりました。
4m近くまで育つキクイモと巨大な里芋
畑の各所で圧倒的な存在感を放っているのがキクイモです。背丈はぐんぐん伸び、高いものでは4mを超えて黄色い花を咲かせていました。
あまりの勢いに、隣に植えられた生姜のエリアまで覆い尽くすほどです。
里芋も傘にできるほど葉を大きく広げています。土の豊かな保水力と養分を受け止め、巨大に育ちました。
4月植えから収穫が続くズッキーニやナス科野菜
夏野菜の寿命の長さにも目を見張るものがあります。4月に植え付けたズッキーニは、9月に入っても衰えず実をつけていました。
通常は夏場で枯れ上がることが多い作物ですが、勢いを保っています。オクラも2m近くまで伸び、種取り用の実を残しつつ今なお収穫が続いています。
ナスやシシトウ、緑ナスなども水分をたっぷり含み、鈴なりに実っていました!ハウス栽培のトマトも健在です。
開墾の進捗とハンマーナイフモアの導入
耕作放棄地だった土地の開墾も着実に前進しています。クラウドファンディングの支援により、草刈り機「ハンマーナイフモア」が導入されました。
背丈以上あった分厚い草の層が一気に刈り払われます。作業が進むと、草に隠れていた見事な石垣が姿を現しました。
段々畑の敷地が奥へと広がり、新たな作付けスペースが生まれています。この後はトラクターを借り受け、一気に耕耘を進める段取りです。
山からは清らかな水が豊富に流れ落ちており、栽培に適した自然環境が整っています。
自然農法の普及に向けた取り組み
今橋さんは現在、畑仕事の合間を縫って各地へ出張に出向いています。自然農法を広めるための研修プログラムで県内外を飛び回る日々です。
「この10年が自然農法を広める勝負の時期になる」と今橋さんは力を込めます。
出張が多く畑を留守にしがちですが、野菜たちは自らの力で力強く育っています。自然の摂理に沿った土作りが、確かな成果として実を結んでいました。
今後の開墾の進展や、秋冬野菜の栽培からも多くの実践的な学びが得られそうです。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。







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