自然栽培を20年実践している今橋さんの動画より、自家採種を重ねた菊芋の収穫風景と、兵庫県で自然農法を実践する農園「明日の森」の取り組みを紹介します。
自家採種13年目の菊芋を収穫する
今橋さんは、自家採種を13年ほど続けている菊芋の収穫を行いました。
植え付けから収穫までの経過
収穫を行ったのは11月25日です。この菊芋は2月から3月頃に種芋を植え付けたもので、特に連作をしていない区画で育てられました。地上部は大人の背丈を大きく超え、場所によっては高さ4メートルほどまで茎が太く成長しています。
3株で2.5kgの収穫量とサイズ比較
今回は3株分の菊芋を掘り上げました。収穫した芋を水洗いして計測した結果は以下の通りです。
- 通常サイズの菊芋:約47g
- 今回の大玉サイズ:158g、最大176g
- 3株分の合計収穫量:2.5kg
大きなものは長さが20〜25cmほどあり、前年の収穫と比べても格段に大きくなっています。特に大きく育った場所は、過去に堆肥を作っていた場所でもあり、土壌の条件も影響していると今橋さんは説明します。
掘り上げ時の注意点と付着物への対応
菊芋を掘る際、スコップで芋を切ってしまうトラブルが起きやすくなります。株元から少し離れた位置に刃を入れ、広めに掘り進めることが大切です。
また、収穫した芋にはナメクジの卵が付着している場面がありました。今橋さんによると、土の中にこうした生物の卵があること自体は作物の生育に何ら問題はなく、水洗いで落とせば大丈夫とのことです。
兵庫県西宮市「明日の森」森高さんの取り組み
動画の後半では、今橋さんが兵庫県西宮市にある自然農法農園「明日の森」を訪れ、園主の森高さんへインタビューを行っています。
3町2反の農地を引き継いだ経緯
森高さんは25年ほど前、岡山県の中山間地にある農家と農地を買い取りました。薪風呂や囲炉裏のある古民家で田舎暮らしを始め、川口由一さんの自然農や赤嶺勝恵さんの循環農法を学んで自給的な野菜作りをスタートさせます。
その後、西宮市にある自然農法の加工品店「未来」の企画を手伝うことになりました。店舗に置く生鮮野菜を自ら栽培するため、近隣で1〜2反ほどの畑を探し始めます。その結果、奇跡的な縁が重なり、「明日の森」と車で10分ほどの「名塩」の2拠点で、合計3町2反もの広大な農地を引き受けることになりました。
スーパーと同じ価格で届けたいという想い
自然農法やオーガニックの野菜は、一般的に高値で販売される傾向にあります。しかし森高さんは、近所のスーパーとできるだけ同じ価格帯で提供することを目指しています。多くの子どもたちに日常的に自然農法の野菜を食べてもらいたい、という強い想いがあるためです。
人が集まる農園づくりと子どもたちへの想い
広大な農地の開墾を始めた森高さんですが、家族や知人だけの手作業では限界に直面しました。
掲示板募集から生まれたコミュニティ
開墾を始めて2年が経った頃、地域の掲示板サイト「ジモティー」で自然農法をやりたい人や山で遊び場を作りたい人を募集しました。
集まった仲間から口コミが広がり、現在は連絡用のLINEグループに約60名が登録しています。イベントを開催する際には、すぐに100人ほどが集まる規模に成長しました。
畑を子どもたちの原体験にする
農園には広場や手作りのブランコがあり、川遊びや山遊びも楽しめます。子どもたちが畑で走り回って遊んだ思い出を作るためです。
子どもの頃に自然の中で楽しく遊んだ原体験があれば、大人になった時にまた畑へ戻ってきてくれるかもしれない。森高さんはそう考え、子どもが心から喜べる畑づくりを進めています。
野菜が人を支え、人が野菜を支える循環
農園運営の採算面について、森高さんは「現在は設備投資が多く大赤字」と現状を率直に明かしています。しかし、近い将来には必ず採算を合わせられる見通しを持っています。
お世話をした人が野菜を持ち帰る信念
農園では、畑の作業を手伝ってくれた人に対して「家族が食べる分は好きなだけ野菜を持って帰ってよい」というルールを設けています。
「野菜はお世話をしてくれる人のために育つ。その人が野菜を食べないのは野菜にとって不幸である」という森高さんの信念に基づいた方針です。
圃場間で起きた不思議な現象
このルールを始めた当初、出荷用の野菜が足りなくなるのではと周囲から心配されました。実際にある週、明日の森の畑にあったナスがすべて持ち帰られ、出荷用がゼロになる事態が起きます。
ところが、車で10分ほど離れた名塩の畑へ向かうと、終わりかけて枯れそうだったナスが急激に元気を取り戻していました。そこには美しい実が大量についており、結果として普段以上のナスを出荷することができたのです。
地域社会との信頼関係を築く
開墾当初は、人の出入りが増えたことで地元住民から心配や苦言を受ける場面もありました。
森高さんは知恵を絞り、誠意を持って対話を重ねました。地道な対応を続けた結果、現在では地元の方々からも温かく応援され、協力し合える関係が築かれています。
慣行農家を納得させるモデル圃場を目指して
森高さんは、明日の森を自然農法のモデル圃場にしたいと語ります。
慣行農家が見て納得できる品質と採算
モデル圃場であるためには、慣行農法の農家が見た時に「自分も自然農法に切り替えよう」と思える結果を示す必要があります。
見た目も立派な野菜を安定して育て、きちんと採算を合わせて生活が成り立つ姿を見せることが最初の目標です。
みんなで作り、無料で遊べる農園を世界へ
理想は、多くの人が集まって共同作業を行い、収穫した野菜を販売して運営を成り立たせる形です。訪れた人は費用をかけずに自然の中で過ごすことができます。
このような、安全な作物を育てながら誰もが笑顔で集まれる農園モデルを、全国や世界へ広げていきたいと森高さんは展望を語りました!
自然の力を引き出す自家採種の技術と、人を巻き込んで循環を生み出す農園のあり方を、ぜひ日々の実践の参考にしてみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。












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