自然農法と有機栽培の根本的な違い

自然農法と有機栽培の根本的な違い 自然栽培の心と学び
自然栽培の心と学び

自然農法と有機栽培の根本的な違い
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自然農法とオーガニック(有機栽培)は、同じような農法として捉えられる場面が少なくありません。しかし実際には、栽培基準や作業内容だけでなく、土に対する根本的な考え方に大きな違いがあります。

イギリスで13年間連続してオーガニック認証を取得している自然農法歴20年の今橋さんは、その違いを明確に伝えています。両者の具体的な違いについて、項目ごとに整理してご紹介します。

肥料と堆肥の扱いの違い

肥料と堆肥の扱いの違い▶▲ この部分を動画で見る(2:30 から再生)

1番目の違いは、肥料と堆肥の扱い方にあります。

自然農法は完全な「無肥料・無農薬」が基本です。一方でオーガニック栽培では、規定に沿ったオーガニック肥料の使用が認められています。例えば、牛や鳥などの動物の糞尿を使った肥料や、オーガニック堆肥が挙げられます。イギリスのバイオダイナミック農法では、動物の角を液体にしたものを散布する事例もあるとのことです。

堆肥についても明確な基準の違いが存在します。自然農法で使えるのは、100パーセント自然な原料で作られた「自然堆肥」に限られます。これは無肥料・無農薬の土壌で育った草や、自然農法の野菜残渣、落ち葉などを原料とした堆肥を指します。

一方、オーガニック栽培では自然堆肥の使用も可能ですが、市販のオーガニック堆肥も使えます。動物の糞尿が入った土壌の草などを原料とする堆肥も、オーガニックの枠組みでは使用が認められています。

種の選び方と自家採取への姿勢

種の選び方と自家採取への姿勢▶▲ この部分を動画で見る(3:45 から再生)

2番目の違いは、使用する種と自家採取に対する姿勢です。

自然農法では、自家採取をできる限り努力して行う姿勢を重視します。外部から種を持ち込まず、その土地に適応させていくためです。また、遺伝子組み換え種子はもちろんのこと、交配種であるF1種(一代雑種)も使用しません。

対してオーガニック栽培では、自家採取は推奨される場合があっても義務規定にはなっていません。イギリスの英国土壌協会などの規定でも、オーガニック認証を受けた種であれば、F1種の使用が認められています。

連作と輪作への捉え方

連作と輪作への捉え方▶▲ この部分を動画で見る(5:00 から再生)

3番目の違いは、同じ場所に同じ作物を続けて植える「連作」に対する方針です。

今橋さんが実践する自然農法では、連作と輪作のどちらを選んでもよいとされています。農家のスタイルや畑の状態に合わせて選択が可能です。

対照的に、オーガニック栽培の規定では基本的に連作が禁じられており、輪作が強く推奨されています。連作を行うと連作障害が起き、野菜が育たなくなると考えられているためです。特にケールなどは、オーガニックの世界では連作不可能とされてきました。

しかし今橋さんの農園では、毎年ケールなどの連作に成功しています。この成果と実績に審査官が強い関心を持ったため、特別枠として連作を行いながら13年連続でオーガニック認証を取得しています。連作が失敗する原因について、今橋さんは動物性肥料などの残留にあるのではないかと推測しています。

なお、土を耕す「耕起」か耕さない「不耕起」かという点については、自然農法もオーガニックも自由であり、どちらを選んでも問題ありません。

外部から持ち込む資材の違い

外部から持ち込む資材の違い▶▲ この部分を動画で見る(6:15 から再生)

土壌に投入する資材の選択基準にも、明確な境界線が引かれています。

オーガニック栽培では、土壌調整のために貝殻や卵の殻、海藻などを使用することが許可されています。これらはすべて天然由来の資材です。

しかし自然農法では、貝殻や卵の殻、海藻類は使用しません。海藻について「自然のものなのになぜ使えないのか」と疑問を持たれることがよくあります。これに対して今橋さんは、「海のものは海で循環させ、畑のものは畑で循環させるべき」という考え方を示しています。海で育ったものを畑に持ち込むことは、自然の理に合わないという判断です。

根本にある「土」への思考とアプローチ

根本にある「土」への思考とアプローチ▶▲ この部分を動画で見る(7:15 から再生)

両者の間で最も大きく異なるのは、土に対する思考法です。

オーガニック栽培では、土に含まれる栄養素の数値を細かく確認する傾向があります。リンやカルシウムなどの成分が不足していれば、オーガニック肥料を投入して数値を調整しようとします。

これに対して自然農法では、土の栄養素を人為的にコントロールしようとはしません。土はそもそも「作物を完璧に育てる力を持っている存在」として捉えます。何かを投入して一時的に作物の生育をブーストさせる手法は取りません。

自然農法のアプローチは、土や種に残っている肥料や農薬の毒(肥毒)を年数をかけて抜いていく作業です。本来土が備えている力を引き出す手助けに徹します。土が本来の力を取り戻せば、過剰な世話をしなくても自然と立派な野菜が育つようになります!

目指す目的は同じ仲間

目指す目的は同じ仲間▶▲ この部分を動画で見る(9:30 から再生)

栽培技術や思想には多くの違いがありますが、両者には大切な共通点があります。

それは「人々の健康を願い、地球環境をより良くしたい」という強い志です。オーガニック農家も自然農法の実践者も、その根本にある思いは完全に一致しています。

アプローチは異なっていても、目指す方角は同じです。互いの違いを正しく理解した上で、地球と人の健康のために力を合わせて取り組んでみてください。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

自然農法と有機栽培の根本的な違い

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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