猛暑や水不足による野菜の枯れなど、過酷な気候への対応は各地で大きな課題となっています。自然栽培を20年実践している今橋さんは、過去に起きた極端な干ばつや寒波の事例を挙げ、自然栽培と自家採種が持つ強さについて解説しています。
事例1:アフリカ・ザンビアの大干ばつと自家採種トウモロコシ
アフリカのザンビアでは、2004年から自然農法のプロジェクトが進められています。支援を受ける農家は現在5000人以上に広がっている地域です。
この地域を2019年に深刻な干ばつが襲いました。平年は12月から3月まで降雨がありますが、この年は2月で雨が止んでしまいます。雨期が1カ月短縮した影響は甚大でした。
種苗会社から種を購入していた周辺の慣行農家では、トウモロコシが全滅する被害が出ました。地域の収穫祭が中止に追い込まれるほどの不作となったのです。
一方、自然栽培で自家採種を10年以上続けていた農家は異なる結果を示しました。収穫サイズは通常より小さかったものの、しっかりと実をつけたトウモロコシが収穫できています。購入した種との間には歴然とした差が生じ、現地の農家は自家採種が持つ力を実感したと報告されています。
事例2:冷涼なイギリスで8〜9年かけて適応したトウモロコシ
トウモロコシは温暖な気候を好む作物です。普段の夏でも最高気温が25度から28度程度にしかならないイギリスでは、栽培が非常に難しいとされています。
今橋さんはオーガニックの種を購入し、自家採種に取り組み始めました。初年度は市販の種から綺麗な実が収穫できます。しかし、その実から採種して育てた2年目は、実の粒が揃わない「歯抜け」の状態になってしまいました。
同じ年に改めて種苗会社から購入した種は綺麗に育ちます。一方で自家採種のものはほとんど実が入らない状態が続きました。
それでも今橋さんは、実の入っていないトウモロコシから種を採り続けました。徐々に実の入りが改善し、びっしりと実が詰まるまでには8年から9年の歳月を要したといいます。
暖かいポリトンネル内では早い年数でも綺麗な実がついていました。そのため、露地での不作は純粋な温度不足が原因だと分かります。毎年採種を重ねることで、種が地域の気候や土壌に適応していったプロセスです。
適応を遂げた種は、さらなる異常気象にも耐え抜きました。7月の平年気温より10度も低い18度前後の寒波が1カ月続いた年でも、小ぶりながら立派なトウモロコシが収穫できています。アワノメイガなどの虫害も発生していません。
事例3:イギリスを襲った大干ばつとヒートウェーブ
寒冷な気候への適応だけでなく、極端な高温と乾燥への耐性も実証されています。2年前のイギリスでは、2カ月間にわたり雨が降らない大干ばつが発生しました。
さらに、普段は30度を超えない地域で35度以上の熱波が数週間続きます。過酷な環境下でありながら、自然農法の畑では最低限の水やりだけで野菜が順調に育ち続けました。
この出来事は、持続可能な農業の事例として現地の新聞社にも取り上げられています。土の力と作物の適応力が、極限状態を支える大きな要因となりました。
異常気象を乗り切るためのポイントと種のシェア
今橋さんは、干ばつや異常気象を乗り越える最大の鍵は「自然農法であること」と「自家採種」の2点にあると語ります。
種は毎年土と関わりながらピュアになり、地域の気候を記憶して性質を変化させていきます。気候変動が激しさを増す現代において、種を自分で採り続ける作業は最も確実な備えとなります。
また今橋さんは、種に余剰がある場合は困っている人へ種を分け合い、支え合っていく姿勢の大切さも伝えています。極端な気象への対策として、自家採種への挑戦を少しずつ始めてみてください!
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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