自然栽培を実践する現場では、野菜の葉の色や日々の生育状態から多くの情報を読み取ることができます。自然農法20年の経験を持つ今橋さんは、動画の中で「野菜の葉の色が持つ意味」と「初めて栽培した里芋の収穫結果」について詳しく解説しています。本記事では、その要点を整理してお伝えします。
自然農法における野菜の葉の色は「黄緑色」が基本
畑で育つ野菜の葉を見たとき、その色がどのような状態であるかは重要な指標です。
今橋さんによると、自然農法で育つ野菜の葉は、基本的に薄い「黄緑色」になります。日陰や曇りの日には多少濃く見える場合もありますが、深緑色までは濃くなりません。周囲に生えている自然な雑草と比べても、葉の色にはほとんど差がない状態が本来の姿です。白菜やルッコラ、山東菜といった葉物野菜も、淡い黄緑色を保ちながら健康に育ちます。
この色の違いは、土壌に含まれる窒素の量と深く関係しています。自然農法において、作物を育てる要素は主に2つあります。天から雨によって地中にもたらされる自然の窒素と、育てる人の愛情や感謝です。自然界が用意する窒素の量は、もともと過不足のない完璧なバランスに保たれています。
葉が「深緑色」になる原因と土の残留物
野菜の葉が濃い深緑色になっている場合、そこには窒素過剰のサインが隠れています。
土の中に市販の肥料や動物性堆肥を投入すると、窒素の量が過剰になります。その結果として、葉の色が濃い深緑色へと変化してしまうのです。遠目には元気に生い茂っているように見えても、自然栽培の視点では不自然な状態と判断されます。
今橋さんが以前イギリスの圃場を視察した際にも、同様の事例がありました。現地の農家は無肥料で栽培しているつもりでしたが、葉は濃い深緑色をしていました。原因を調べたところ、購入した土に動物の糞が大量に含まれていたと判明したのです。
自然農法への転換期であれば、過去の肥料分が土に残っているため問題ありません。しかし、何年も自然農法を続けている畑で深緑色が続く場合は注意が必要です。土の中に成分が残っているか、知らずに何かを投入している可能性があります。
ただし、例外もあります。笹のように、元々の性質として葉が深緑色をしている植物は深緑色になります。自然農法が目指すのは、野菜本来が持っているオリジナルの自然な色を引き出すことです。
自然農法1年目の里芋初収穫で最大54倍の収穫量を記録
動画の後半では、今橋さんが初めて栽培した里芋の収穫と計量の様子が紹介されています。
12月上旬、約60gの自然農法の種芋から育てた株を掘り起こしました。栽培中は土寄せを行っていなかったため、親芋が地表に飛び出している状態でした。今橋さんは、本来であれば土寄せが必要だったと振り返っています。それでも土の中には、多数の小芋がびっしりと実をつけていました。
収穫した2株の重さを計量した結果は以下の通りです。
- 1株目:小分けにして計測した合計重量は1,820g(約1.8kg)。種芋(約60g)の約31倍に増殖。
- 2株目:大きな親芋とともに育ち、合計重量は3,280g(約3.2kg)。種芋に対して実に54倍の収穫量を記録!
ジャガイモなど他の芋類と比較しても、種芋1個から50倍以上に増える結果は非常に大きな収穫量といえます。自然農法の種を使い、余計な肥料を加えない環境であっても、土と作物の力だけで十分な収量が得られる事実を示す実例となりました。
まとめ
今回の学びのポイントは以下の通りです。
- 自然農法で育つ野菜の葉は、雑草と同じような淡い「黄緑色」が基本となる
- 葉が濃い深緑色になる主な原因は、堆肥や肥料の投入による窒素過剰である
- もともとの性質が深緑色の作物を除き、本来のオリジナルな色に育つのが自然な姿である
- 自然農法1年目の里芋栽培でも、種芋の約30〜50倍以上の重さに育つ可能性がある
畑の野菜を観察する際は、葉の濃さや土の状態をぜひ確認してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。










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