自然栽培を20年実践されている今橋さんの圃場では、13年間にわたり肥料や堆肥を一切投入していません。土の力と自家採種、そして適切な管理によって野菜がどのように育つのか。6月中旬の快晴の朝、畑の各エリアの生育状況が公開されました。
本記事では、動画で紹介された野菜や果樹の様子と、今橋さんが語る管理のポイントを整理してお伝えします。
じゃがいもとトマトに見る長期連作と自家採種の成果
畑の各所では、長年にわたる連作と自家採種が続けられています。
赤じゃがいも(アロエット)と連作区画
赤じゃがいもの品種「アロエット」は、自家採種を始めて約6年が経過しています。土寄せはすでに1回行われており、十分土が盛られているため2回目は不要かもしれないとのことです。
また、別の場所にある連作13年目のじゃがいも(自家採種12年ほど)も、青々と立派に葉を広げて育っています。
苗作り用の土の確保
畑の一角には、何も植えられていない場所があります。ここは育苗ポット用の土を採取する専用の場所です。連作していない場所の土をポット用として使い、ポット土にも肥料などは一切混ぜず、土のみを使用します。
トマトの垂直仕立てと霜からの回復
トマトは連作13年、自家採種17年の種です。間引きや芽かきは基本的にほとんど行いません。伸びた枝をそのまま上へ縛り上げる「垂直仕立て」で管理されています。
春先に強い霜の被害に遭った株も、被害の痕跡がわからないほど立派に回復しました。すでに小さな実がつき始めています。
トマトの畝の周辺には、種取り用のスリード(カブの仲間)やタマネギ、草丈が2メートルほどに達した種取り用のゴボウ、レタスなどが混植されています。
果樹とハーブの管理方法
野菜だけでなく、果樹や多年草のハーブも自然の仕組みを活かして育てられています。
りんごの垂直仕立て
りんごの木には多くの実がついています。剪定には垂直仕立ての手法を取り入れています。春先に枝を垂直に仕立てておくと、実の重みで枝が自然と垂れ下がってくる仕組みです。収穫時の作業がしやすくなると今橋さんは解説します。
近くには植樹から4〜5年が経過した洋なしの木もあります。まだ実をつけたことはなく、今後の結実が待たれる状態です。
自生するハーブや花
2010年に種から育てて定植したラベンダーは、植えっぱなしのまま毎年育っています。管理作業は、秋に上部を刈り込んで剪定するのみです。
カレンデュラ(マリーゴールド)は種をまいていません。毎年落ちた種から自然に発芽し、力強く花を咲かせています。また、3〜4年前に自生したラズベリーにも、今年初めて青い実がつき始めました。
多彩な野菜の生育状況と手入れのポイント
畑全体では、多種多様な野菜がそれぞれのペースで成長を続けています。
ケール3種の定植
定植直後のケールは、以下の3種類が植えられています。
- カーリーケール(一般的な縮れ葉のケール)
- ルシアンケール
- カーボロネロ(黒キャベツとも呼ばれるイタリア原産のケール)
植え付け直後で少ししおれている株もあり、初期の水やりが必要な段階です。
タマネギと水分管理
タマネギは順調に肥大しています。今橋さんによると、タマネギは水分が多い環境を好むため、土を乾燥させないよう草マルチをしっかり敷くのが効果的です。敷き草が薄くなった箇所には、再度草マルチを重ねる予定となっています。
根菜類と豆類
- わけぎ(スプリングオニオン):粘土質で硬い土壌の場所ですが、問題なく順調に生育しています。
- リーキ(ポロネギ):種取り用の株が育っています。周囲の草取りが必要な状態です。
- パースニップ:連作約10年、自家採種10年以上の区画です。青々と立派に茂り、2年目の株には種が実りつつあります。
- にんじん:無事に発芽したため、今後は間引き作業に入ります。
- そら豆(ブロードビーン):サヤが少しずつ形成され始めています。
大型野菜と穀類
- アーティチョーク:外葉が大きく広がり、草丈は約2メートルに達しました。露地栽培でここまで大きく育つのは珍しく、中心に実がつき始めています。
- トウモロコシ:連作・自家採種ともに10年以上。肥料を入れない土だけで力強く育ちます。
- 古代麦:厚播き(密植)で育てられていますが、倒伏することなく人の背丈ほどまで高く立ち上がっています。実の詰まりも良好です!
- キクイモ:順調に背を伸ばしており、これからさらに巨大に成長していきます。
種取り用の区画と多年生野菜
自然栽培を続ける上で、自家採種は欠かせない要素です。
次世代へつなぐ種取り
チャード(スイスチャード)は、昨年の株が20〜30メートルにわたって並んでおり、充実した種が大量に実を結ぼうとしています。チャイブも頭頂部に黒い種を作り始めています。
植えっぱなしの多年生野菜
ルバーブは10年以上連作され、収穫を終えた株から立派な種が立ち上がっています。ズッキーニも連作10年以上、自家採種10年以上の種を用い、今年も定植が進められています。
地下茎で増える宿根草(チガヤなど)が生えているエリアでは、こまめな草取りと草マルチによる遮光管理が欠かせません。土の状態や草の生え方に応じた管理を行うことで、無施肥でも多様な作物がたくましく育っています。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。









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