自然栽培で20年の実績を持つ今橋さんは、トマトの増収を目指して「垂直仕立て」を実践しています。道法正典さんの手法を取り入れつつ、自身の畑に合わせて工夫を重ねています。動画で紹介された垂直仕立てのやり方や脇芽の処理、種取りの考え方を整理してお伝えします。
トマトの垂直仕立てとは
一般的なトマト栽培では、脇芽をすべて摘み取って1本の主軸だけを伸ばします。対して垂直仕立ては、脇芽を複数本伸ばして結束し、上へ向かって育てる仕立て方です。
今橋さんは主軸に加えて脇芽を残し、合計4本前後の枝を上に向かって伸ばしています。枝数は栽培者によって3本や5本など様々ですが、1本に限定しない点が大きな特徴です。主軸以外の脇芽をすべて伸ばすと過密になるため、選んだ枝以外の途中の脇芽は整理していきます。
結束のコツと枝の管理
伸びてきた複数の枝は、紐を使って支柱などに束ねて固定します。この作業にはいくつかの要点があります。
茎を傷めない緩めの結束
今橋さんは紐をきつく縛らず、指が3本入る程度の緩さを持たせて結束します。強く縛ると、成長した茎に紐が食い込んでしまうためです。少しゆとりを持たせ、茎が倒れない程度に留めるのが今橋さん流の手順です。
収穫の際に実が引っかかる場合は、一度紐を外して作業を行います。トマトが上へ伸びるにつれて何段も縛り直す必要があるため、一定の手間はかかります。
下葉の処理と土寄せ
動画内では、茂りすぎた下葉をハサミで間引く作業も紹介されました。ただし今橋さん自身、下葉かきは普段あまり行わず、状況を見て判断しています。
また、トマトは茎から不定根と呼ばれる新しい根を出す性質があります。株元に土寄せをしておくと根が増え、株がより元気に育ちます。根元にアリの巣ができることもありますが、生育に大きな害は見られないため、そのまま放置して差し支えないとのことです。
脇芽の正しい取り方と苗作り
垂直仕立てを行わない通常の1本仕立ての区画では、脇芽をこまめに摘み取ります。この脇芽取りにも明確な技術が存在します。
根元から確実に折り取る
脇芽の取り方が甘く途中でちぎってしまうと、同じ場所から再び芽が伸びてきます。芽を抑えるためには、生え際の根元からきれいに取り去ることが肝心です。
摘んだ脇芽を使った苗の増殖
かき取った脇芽は、そのまま土に挿しても根がないため萎れてしまいます。今橋さんは以下の手順で苗として育て直しています。
- 摘み取った脇芽を育苗ポットの土に挿す。
- 直射日光を避けた日陰に置く。
- 毎日少しずつ水やりを行い、茎がピンと立ち上がるのを待つ。
- 約1週間で発根するが、2〜3週間ほど置いてしっかり発根させてから定植する。
畑に直接挿して根付く場合もありますが、ポットで管理したほうが定植後の活着は確実になります。
自家採種における母本の選び方
自然栽培では、収穫した実から種を採る自家採種も重要視されます。
基本は、一番初めにできた充実した実や、最も勢いのある強い実を選んで目印をつけておきます。もし小さな実しか採れなかった場合でも、種取りを諦める必要はありません。その場合は翌年「サブの種」として予備に栽培します。小さな実から採った種でも、翌年立派な実をつけるケースは十分にあります!
垂直仕立てが唯一の正解というわけではなく、各自の環境に合わせて試行錯誤することが推奨されています。まずは数株からでも、ご自身の畑で試してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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