自然栽培や自然農法において、雨の季節に大きな悩みとなるのがナメクジによる食害です。農薬を使わない畑では、苗が一晩で食べ尽くされてしまうことも珍しくありません。
自然栽培歴20年の今橋さんは、ナメクジを病気や害虫というよりも「動物」として捉えています。土が清らかになり自家採種の種を使っても、雨が降れば外からやってくる存在です。
今橋さんはナメクジを敵対視して殺生するのではなく、自然の一部として愛情を持って接しています。その上で、野菜を守るための具体的な工夫を重ねてきました。動画で紹介された8つの実践方法を整理してお伝えします。
1. 夜間に手で集めて遠くの草むらへ逃がす
もっとも地道でありながら、確実に数を減らせるのが夜間の見回りです。懐中電灯を持って畑へ行き、野菜についているナメクジを一匹ずつ手で捕獲します。
今橋さんは捕まえたナメクジを殺しません。感謝の声をかけながら、畑から離れた草むらへ移動させます。時間を置くと戻ってくることもありますが、この地道な作業で畑の密度は大きく下がります。
2. 濡らしたケールの茎をおとりに使う
野菜本体を守るために、別の場所に誘導する罠を仕掛ける方法です。前年に収穫を終えた古いケールの茎を活用します。
ポイントは、乾燥した茎を水でしっかりと濡らしておく点です。グニュグニュとした湿った状態にして野菜の株元に置くと、ナメクジがそちらへ集まります。ケールに引き寄せられるため、本命の野菜へ行く割合を大きく減らせます。
3. 透明なカプセルで株元ごと保護する
ビーツなどの食害されやすい苗には、ホームセンター等で購入できるプラスチックカプセルが役立ちます。ドーム状のカバーを苗の上に被せる方法です。
設置する際は、土の中にナメクジが潜んでいないか株元の土を軽く掘って確認します。カプセルを被せたら、隙間から侵入されないよう縁の土をしっかり埋めて密閉します。
密閉された内部は日中に温度が上がり、水滴がついて保湿されます。ナメクジは熱を嫌って逃げるため、その間に苗が成長して食害に負けない大きさに育ちます。今橋さんも効果抜群だったと語る手法です!
4. 天気予報を確認して雨の前の定植を避ける
ナメクジの活動は天候に直結しています。雨が降ると爆発的に発生するため、定植作業の判断には天気予報の確認が欠かせません。
雨が何日も続く予報が出ているときは、畑への定植を見送ります。逆に晴天がしばらく続くタイミングを見計らって定植すれば、活着までの初期被害を大幅に抑えられます。
5. 敷き草を入れる時期を雨の後にずらす
敷き草は保湿や抑草に役立ちますが、雨の時期はナメクジの絶好の隠れ家になります。草の下に住み着いて繁殖する原因にもなりかねません。
そのため、長雨が続く時期は敷き草の作業を控えます。雨の多い季節が過ぎ去ってから草を敷くように手順を調整します。
6. ポット育苗と鉢上げで時期をコントロールする
畑に直接種をまくと、発芽直後の柔らかい双葉が食べられて全滅する危険があります。セルトレイや育苗ポットを活用して苗を育てることが推奨されます。
ポットである程度の大きさまで育て、雨が止んで安全な気候になるのを待ちます。もし雨が長引いてポットの中で根が回ってしまったら、一回り大きなポットへ鉢上げを行います。7センチポットから15センチポットへと植え替えれば、苗の健康を保ちながら定植時期を遅らせることが可能です。
7. 好む野菜を把握して日陰への作付けを避ける
ナメクジには明確な味の好みがあります。今橋さんの畑では、以下の野菜が特に狙われやすい傾向にあります。
- カボチャやズッキーニなどのウリ類
- タマネギ
- レタスなどの葉物野菜
- キャベツなどのアブラナ科野菜
被害がひどくて管理が追いつかない場合は、無理に好物を育てず別の野菜に切り替えるのも有効な手段です。また、好まれやすい野菜を植える場合は、日陰を避けて日当たりの良い場所を選ぶ工夫が求められます。
8. 発生のピークと栽培時期をずらす
最後の方法は、ナメクジが多く活動する時期そのものを避けて作付けを計画することです。
ナメクジの発生時期と野菜の初期生育が重ならないよう、種まきや植え付けのスケジュールを調整します。時期を少しずらすだけで、薬剤を使わなくても被害を大きく回避できるようになります。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。















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