自然栽培における野菜の定植作業や、病気や害虫への向き合い方についてまとめます。アブラナ科の連作は一般的に困難とされていますが、自然栽培を20年実践されている今橋さんは、同じ場所でケールの連作を12年間続けています。今回は、今橋さんが実践するケールの定植手順と、過去に直面した病虫害の危機を乗り越えた経験について紹介します。
ケールの定植手順と株間の目安
ケールを植え付ける際は、事前の準備が重要になります。定植前には苗へたっぷりと水を与えておく必要があります。苗全体にしっかり水分を含ませておくと、植え付け後の活着と初期の成長が早まるためです。
定植の手順と株間の取り方は以下の通りです。
- 植え穴を軽く掘り、苗を置いて周りの土を寄せてならす
- 株間は45cmから60cm程度を確保する
- 家庭菜園などで畑が狭い場合は、45cm間隔で詰めて植える
- 面積に余裕がある場合は、60cmほど空けると大株に育つ
- 次の列を植える際は、株の間隔を互い違いにする「千鳥植え」にする
畝の土が大きな塊になっていても、自然栽培の土壌であれば次第に細かくほぐれていくと今橋さんは解説します。
連作9年目に起きた異変と購入種による病気
今橋さんの圃場では、9年間にわたり病気も出ずにケールの連作が続いていました。しかし2018年、苗床の自家採種ケールをナメクジがすべて食べてしまう事故が発生します。自家採種の種を失ったため、やむを得ず種苗会社から購入した種を播種しました。
育てた苗約800本を定植したところ、すべての株が病気にかかる事態に陥ります。緑色だった葉が次々と黄色く変色し、株全体が枯死寸前まで追い込まれました。当時の畑を見た見学者や研修生も、復活は絶対に不可能だと感じた状態だったと振り返ります。
今橋さんはこの原因について、種が採種された環境にあると推測しました。一般の種は、どのような肥料や堆肥が使われて育ったのかが分かりません。外部から持ち込まれた不自然な要素が、土や作物に影響を与えたのではないかと考察されています。
土と種を正常化する虫や病気の役割
自然栽培の観点では、土や種に不自然なものが混入した際、それを浄化して元の状態に戻そうとする作用が働きます。今橋さんはこれを、人間が添加物を過剰に摂取した際に出す発熱に例えています。熱を出して不要なものを体外へ出そうとする現象と同じ働きです。
病気によってケールが弱ったところへ、さらに大量の害虫が押し寄せました。今橋さんは農薬などの薬剤を一切使用しません。当初は土に感謝を伝え、ケールに励ましの声をかけていましたが、病状は止まりませんでした。
そこで今橋さんは、葉を食べに集まった虫たちに対しても言葉をかけました。「来てくれてありがとう。あなたたちのおかげでケールが強くなるので、いつまでもここにいてください」と受け入れる姿勢をとったそうです。
排除ではなく受け入れる姿勢がもたらした復活
虫たちを受け入れる言葉をかけ始めてから1週間後、進行していた病気が止まりました。さらに半分ほどの害虫が姿を消します。その3日後にはほぼすべての虫が畑から離れていき、ケールは劇的な復活を遂げました!
最終的にその年のケールは見事な大収穫を迎える結果となりました。有機農業に携わる農家からも、アブラナ科であるケールを何年も連作し、病気から生還させた事実に大きな驚きの声が上がったといいます。
虫や病気は作物を攻撃する敵ではなく、自然の浄化作用として現れる現象です。発生した際に怒ったり焦ったりするのではなく、自然の働きとして受け入れてみてください。自然に抗わない姿勢が、土や作物が本来持つ底力を引き出す契機になります。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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