自然栽培20年の実績を持つ今橋さんの農場より、1月下旬のポリトンネル(ハウス)内の様子や育苗の知恵が共有されました。
白クローバーを畑で活用する考え方や、モグラなどの動物と共存する視点についても詳しく解説されています。実践に役立つポイントを整理してお伝えします。
1月下旬のポリトンネル内の様子と育苗管理
イギリスにある今橋さんの農場では、1月下旬に日中の気温が10度近くまで上がり始めました。
ハウスの中では、春に向けて多種多様な野菜やハーブの苗が動き出しています。
冬の間に地上部が枯れていたラベンダーやルバーブは、暖かさとともに再び新芽を伸ばし始めました。アーティチョークも2年前に植えて以降、毎年自然に再生を繰り返しています。
そら豆(ブロードビーン)の育苗では、ネズミによる食害対策が欠かせません。
種や発芽直後の小さな芽は狙われやすいため、ネットを被せます。さらに地面側にはネズミ返しを設置し、侵入を防ぐ工夫が施されています。苗がある程度大きくなれば、食害の心配はなくなります。
以前ミニトマトを連作していた畝には、草マルチを敷いた上に黒シートを掛けてあります。
これは畝の水分を保つための管理です。シートの下からも力強く雑草が芽を伸ばしており、土の生命力がうかがえます。
タマネギの苗づくりにおける重要なポイント
今橋さんは今年、約6,000本のタマネギを定植する予定です。
タマネギの苗を作る際には、育苗箱を置く「床面」の環境が重要な鍵を握ります。
育苗箱を台の上に置くと、底から空気が入り込みます。タマネギの根は空気に触れると成長を止め、育苗箱の中でぐるぐると巻いてしまいます。
これを防ぐため、今橋さんは育苗箱の下を必ず「土」の上に密着させて設置します。
下が土であれば、根は水分と養分を求めて下へとまっすぐに伸びていきます。その結果、苗全体がより太く丈夫に育ちます。
畑へ定植する際、土に伸びた根は切れてしまっても生育に問題はありません。苗をしっかりと大きく育てるためにも、土の上に置く管理を推奨しています。
畑の白クローバーは野菜の邪魔になるのか
視聴者から「白クローバーが畑にあると野菜ができにくくなるのか、緑肥として使えないのか」という質問が寄せられました。
今橋さんは、白クローバーの使用について全く問題ないと答えています。
自然栽培において、自然に生えてくる雑草はその時の土に必要な草であると考えます。
白クローバーが生える場所は、極めて肥沃な状態というよりは、これから肥沃になっていく移行期の土壌です。土を良くするために、自然の力でクローバーが生えてきます。
野菜がうまく育たない土地に対しては、カバークロップとして白クローバーを播く方法も有効です。
半年から1年ほどクローバーを育てて土壌を改善させた後、野菜の作付けへと移行します。刈り取った地上部はそのまま草マルチとしても活用できるため、邪魔になる心配はありません。
モグラやネズミなど小動物との共存
視聴者から、声かけによってモグラやネズミによる野菜の全滅を免れたという体験談が紹介されました。
「少しはあげるけれど全部はダメだよ」と声をかけたところ、翌年は白菜やゴボウが無事に収穫できたという内容です。
今橋さんは、モグラが畑を掘り進む行為には自然界の重要な理由があると言います。
モグラは、土の中の空気や水の通り道を改善しようとしてトンネルを掘っています。水脈が詰まり、通気性が悪くなっている土壌ほど、モグラが頻繁に訪れる傾向があります。
土中の環境を整えてくれる存在として捉えれば、モグラはありがたい生き物でもあります。
作物を荒らされる被害が生じる場合もありますが、一方的に排除するのではなく、互いに折り合いをつけながら共存を目指す姿勢が大切です。被害に悩んでいる方は、意識を少し変えて向き合ってみてください!
本格的な春を迎える2月下旬以降、育苗ハウス内には何万株もの苗が所狭しと並びます。土の力を信じ、自然の生き物と調和しながら進める野菜作りのプロセスには、多くの学びが詰まっています。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。










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