自然農法で土の微生物は活性化するのか?イギリスの農業会議で発表された10年間の実証データ

自然農法で土の微生物は活性化するのか?イギリスの農業会議で発表された10年間の実証データ 土作りと自然の仕組み
土作りと自然の仕組み

自然農法で土の微生物は活性化するのか?イギリスの農業会議で発表された10年間の実証データ
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肥料や農薬を使わずに作物を育てる自然農法に対しては、「土の栄養が枯渇するのではないか」という疑問が持たれがちです。

イギリスで長年実践を続ける今橋さんは、土壌分析の科学的なデータを提示しました。その内容は、現地の農業関係者の間でも大きな反響を呼んでいます。

本記事では、イギリス最大級のオーガニック農業会議で発表された自然農法の理念や自家採種の意義、そして土壌データの実態について整理してお伝えします。

イギリス最大級のオーガニック農業会議での発表

イギリス最大級のオーガニック農業会議での発表▶▲ この部分を動画で見る(1:00 から再生)

2022年1月7日、英国の「オックスフォード・リアル・ファーミング・カンファレンス」が開催されました。これは同国でも最大規模を誇る農業会議です。

世界中から著名な環境活動家や研究者が集まる場において、今橋さんは自然農法に関するプレゼンテーションを行いました。発表後には、聴講者の約4分の1が自然農法の専門会議への参加を希望するなど、強い関心が寄せられたといいます。

この発表には、元英国土壌協会の科学者であるジャスミン博士や、土壌研究を進める大学院生のギヨームさんも登壇しました。科学的な知見を交えながら、自然農法の可能性が世界に向けて発信されました。

自然農法を構成する根本理念と3つの特色

自然農法を構成する根本理念と3つの特色▶▲ この部分を動画で見る(4:30 から再生)

自然農法は1930年頃に日本で発祥し、現在では世界20カ国以上に広がっています。その根本にあるのは「自然尊重・自然順応」の理念です。自然から学び、調和しながら栽培を進めます。

今橋さんは、自然農法は単なる生産技術ではなく「生き方」そのものであると語ります。この農法には大きく3つの特色が存在します。

  • 綺麗な土:農薬や肥料を一切持ち込まない土壌
  • 生産者の心:作物や土、地球環境に対する感謝の心
  • 綺麗な種:綺麗な土で育ち、そこから採取された種

これら3つの要素が整うことで作物は健全に育ち、病気や害虫への強い耐性を備えるようになります。

自家採種がもたらす適応力と強さ

自家採種がもたらす適応力と強さ▶▲ この部分を動画で見る(7:45 から再生)

今橋さんの農場は2ヘクタールを超え、約40種類の野菜が栽培されています。2010年の開墾以来、12年間にわたり一切の肥料や資材を投入していません。

農場では自家採種が重視されており、27年以上にわたって種を採り続けているカボチャもあります。現在は全品目のうち85〜90%で自家採種に成功しており、将来的な100%達成を目指している状況です。

自然農法における自家採種には、明確な利点が存在します。

  • 種を採り続けることで、種自体が純粋で綺麗な状態になっていく
  • 栽培地の気候や土壌環境に対して、種が年々適応していく
  • 環境に適応した種から育つため、病害虫に負けない強い作物が育つ

種がその土地の記憶を受け継ぐことで、外部資材に頼らない強健な作物体質が作られていきます。

科学的データが示す「連作と微生物の活性化」

科学的データが示す「連作と微生物の活性化」▶▲ この部分を動画で見る(12:15 から再生)

一般的にはタブー視されることも多い「連作」ですが、自然農法では同じ場所で同じ作物を栽培し続ける手法がとられます。連作によって土が作物の育て方を覚え、その作物に適した土壌へと特化していくためです。

しかし、周囲からは「肥料を入れずに連作すれば土の栄養がなくなり、作物が育たなくなる」という指摘を数多く受けたといいます。そこで今橋さんは、真偽を確かめるべく現地の土壌分析機関へ検査を依頼しました。

2014年の調査結果(5年連作)

調査対象としたのは、自然農法で5年間ジャガイモを連作したエリアです。対照区として、同じ敷地内で2010年以降一度も耕起せず、作付けも行わずに草を刈り続けてきた隣接エリアの土壌も同時に測定しました。

測定項目 草地エリア(対照区) ジャガイモ連作エリア(5年目)
土壌栄養素(P, K, Mg, 有機物, pH) 基準値 草地エリアとほぼ同等を維持
微生物の働き 1.8 2.7
土壌健康度(Soil Health Index) 2.2 3.1

無施肥で5年間連作した畑の栄養素は、草刈りだけを続けてきた自然土壌と比べても減少していませんでした。さらに微生物の働きや土壌の健康度は、作物を栽培した畑のほうが明確に数値を伸ばす結果となりました。

2019年の調査結果(10年連作)

2014年の検査からさらに5年が経過した2019年、同じジャガイモ畑の土壌を再び検査機関へと提出しました。10年間にわたり無施肥で連作を継続したデータです。

測定項目 2014年(連作5年目) 2019年(連作10年目)
土壌栄養素 十分な数値を維持 10年経過後も十分に存在
微生物の働き 2.7 4.5(ハイレベル)
土壌健康度 3.1 5.1(ベリーハイレベル)

10年間にわたり何も投入せず連作を続けても、土壌中の養分は枯渇していませんでした。それどころか、微生物の活性を示す値は2.7から4.5へと大幅に上昇しています。土壌の健康状態を示す指標も5.1に達し、最高水準の評価を受けました。

自然農法による連作は土を疲弊させるのではなく、土壌微生物を活性化させ、土地をより健康にしていく事実が証明された形です!

まとめ:自然農法は土を豊かに育てる

「作物を育てると土の養分が奪われるため、肥料を補給しなければならない」という考え方は、近代農業において一般的です。

しかし、今橋さんが示した10年間の実証データは、自然の摂理に沿った栽培を続けることで土壌生態系が豊かになることを示しています。綺麗な土と種を守り、連作を重ねるプロセスそのものが、土壌微生物を活性化させる鍵となります。

連作障害や土壌の疲弊に悩んでいる方は、土壌の力を信じて育てる自然農法のアプローチを参考にしてみてください。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

自然農法で土の微生物は活性化するのか?イギリスの農業会議で発表された10年間の実証データ

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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