自然栽培を実践する現場では、環境に合わせた栽培場所の選定や、生態系を活かした工夫が日々重ねられています。今回は、自然栽培を20年実践している今橋さんの動画から、草引きをせず立派に育ったレタスの実態と、野菜ごとに露地とポリトンネルを分ける判断基準についてまとめました。
13年間何も入れない土と自家採種で育つレタス
今橋さんの畑では、何百個ものレタスが立派に育ち、出荷の時期を迎えています。収穫されたレタスには虫食いがほとんど見られません。
このレタスは、7年以上自家採種を続けた種から育てられています。栽培にあたって連作はしておらず、畑の土には13年間何も投入していません。
定植後の管理において、草マルチは施されていませんでした。足元にはオオイヌノフグリなどが群生し、花を咲かせている状態です。人の手で草引きを行わなくても、野菜自身がしっかりと育っています。
畑に美を作るラベンダーとミツバチの関係
畑の一角ではラベンダーが満開を迎え、多くの蜂が飛び交っています。今橋さんが自然農法を始めた当初は、ミツバチ以外の蜂しかいませんでした。
ラベンダーを植えて4年目からミツバチが姿を見せるようになります。現在では何千匹ものミツバチが集まる環境が整いました。
隣にはカレンデュラも混植されています。これは虫除けや防虫目的ではなく、畑に「美」を作るために植えられたものです。訪れた人が見て癒される空間づくりを意識しており、今橋さん自身は虫の被害に困っていません。
野菜をポリトンネル内で栽培する3つの理由
畑では、外の露地とポリトンネル(ビニールハウス)で育てる野菜が明確に分けられています。トンネルを活用する理由は主に3つあります。
1つ目の理由は、強烈なナメクジ被害を避けるためです。イギリスの気候では雨が降ると大量のナメクジが発生します。かつて1時間で1000匹を捕殺した経験や、近隣の農家で畑が全滅した例もあるほどです。自然農法で育つ野菜は食害を受けやすいため、食害に弱い野菜はトンネル内で守ります。
2つ目の理由は、収穫期間を延ばすためです。例えばトマトを露地で育てると、寒さや霜の影響で収穫期間は約1か月にとどまります。トンネル内であれば3か月ほど収穫を続けられます。
3つ目の理由は、生育に必要な温度を確保するためです。気温が低い地域では、温度を好む野菜をトンネル内で保護しながら栽培を進めます。
露地栽培とトンネル栽培の具体的な使い分け
今橋さんは、野菜の性質や害虫の嗜好性に合わせて育てる場所を選定しています。
トンネル内で栽培する主な野菜は以下のとおりです。
- レタス(ナメクジの大好物のため)
- スイスチャード(同じくナメクジの食害を受けやすいため)
- ズッキーニ
- トマト(収穫期間を長く確保するため)
一方で、露地(外)で栽培する野菜には次のような品目があります。
- ジャガイモ
- タマネギ、リーキ
- ニンニク(ナメクジが食べないため)
- トウモロコシ(自家採種10年以上の種が気候に適応したため)
- カボチャ
- パースニップ(種採りも含めて外が適している)
- ニンジン
- ケール
カボチャは一般的にナメクジが好む野菜です。しかし、今橋さんの畑では連作13年、自家採種27年の種を用いているため、なぜかナメクジが寄り付きません!
ニンジンの種まきは7月以降が推奨されています。夏以降はナメクジの発生が落ち着くため、外でも安心して育てられます。
野菜ごとの向き不向きを観察して見極める
野菜には、ハウス内よりも露地を好む種類が存在します。
ケールをハウス内と外へ同時に定植した場合、外のほうが圧倒的に早く大きく育ちます。ハウス内ではあまり大きくなりません。カブに関しても同様で、トンネル内より露地のほうが立派に育つ傾向があります。ニンジンも外のほうが成長速度は格段に上がります。
野菜ごとに適した環境は異なるため、どちらが適しているかを実際に試しながら栽培場所を選択してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。












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