早春の寒さに負けない種まき技術|レタスとミニトマトの発芽を促す自然栽培の工夫

早春の寒さに負けない種まき技術|レタスとミニトマトの発芽を促す自然栽培の工夫 野菜別・栽培のコツ
野菜別・栽培のコツ

早春の寒さに負けない種まき技術|レタスとミニトマトの発芽を促す自然栽培の工夫
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寒冷期に先手を打つ種まきの考え方

2月中旬、例年であれば霜が降りる厳しい寒さが残る時期です。しかし、一時的に外気温が上がり、ハウス内が18度ほどまで上昇する日があります。自然栽培20年の今橋さんは、天候の好転を見極めて早めに種まきを開始します。

少し早い時期から種をまく理由は、野菜の生育を早めて早期の収穫と出荷を目指すためです。レタスやミニトマトなど、春に向けて育てる作物の準備を前倒しで進めていきます。寒さへの対策を講じながら、一足早く育苗をスタートさせる工夫が求められます。

育苗トレイへの土入れと効率的な鎮圧法

育苗には長年使い込んでいる連結トレイ(小ポット)を使用します。市販の培養土や堆肥は使わず、畑の土をそのまま入れるのが今橋さんの手法です。

土はふるいにかけず、粗く砕いた状態でトレイに投入します。大きな石があれば手で取り除く程度で問題ありません。土を入れる量はトレイの深さの7割ほどが理想ですが、大まかに入れると山盛りになります。

多数のセルを1つずつ指で押して窪みを作る作業は、大変な手間がかかります。そこで、トレイを重ねて上から踏み潰す方法を取ります。

冬の乾燥した土はサラサラしており、乾いたまま踏んでもうまく窪みができません。この場合、あらかじめ水をたっぷりかけて土を湿らせます。湿った状態で複数のトレイを重ね、足で均等に圧力をかけると、種を落とすためのきれいな窪みが一気に完成します。

レタスの播種と間引き苗を活かすリカバリー

レタスは、8年から9年にわたり自家採種を続けている「レッドラウンドリーフ」という赤レタスを使用します。1年を通して栽培できる扱いやすい品種です。

種まきの手順と管理のポイントは以下の通りです。

  • 種の数が少ない場合は、各セルに基本2粒ずつまく
  • 1箇所から3〜4本発芽した場合は、発芽しなかったセルへ移植する
  • 移植時はセルへたっぷり水やりを行い、根を傷めないよう丁寧に引き抜いて補う

このように間引き苗を予備として活用すれば、トレイ全体の発芽ムラを効率よく解消できます。寒さが本格的に緩む時期に合わせて、緑色のレタスなど他の品種も順次まいていきます。

覆土に活用するモグラの土の働き

播種後の覆土には、畑の表面に見られるモグラが盛り上げた土を活用します。地中から押し出されたモグラの土は、非常に細かくフカフカした状態に仕上がっています。

今橋さんの圃場にはモグラが多く生息していますが、作物を荒らすような悪さは一切しません。モグラが土を掘り返す理由は、土中の空気や水の流れの滞りを改善するためだと今橋さんは語ります。土壌環境を整える大切な役割を担っており、感謝すべき存在です。

この自然に耕されたきめ細かい土をトレイの覆土に再利用します。レタスは連作をしていないため、どの場所のモグラの土を使っても問題ありません。

寒期の発芽を支える温床設備と保温の工夫

まだ霜が降りる早春において、ミニトマトのような夏野菜は発芽直後に霜に当たると枯死します。そこで3月頃まで限定で、手作りの電熱線温床を活用します。

木枠で作られた温床箱には、側面から害獣が侵入しないようネズミ返しが取り付けられています。発芽前のトレイは重ねて温床内に配置可能です。日当たりによって発芽速度が変わるため、発芽状況を見ながらトレイの向きを反転させて生育を揃えます。

温床の熱が上方へ逃げないよう、トレイを並べ終えた後は手動の巻き取りシートを上からしっかり被せます。この密閉により、限られた熱で効率的な保温が行えます。

直まきの場合でも、播種した畝の上に透明ビニールをベタがけするだけで熱がこもり、数日で一気に発芽します!発芽を確認した段階で速やかにシートを外せば、徒長を防ぎつつ初期成育を早められます。家庭菜園であれば、市販の簡易ポリトンネルを利用するだけでも保温効果は絶大です。

ミニトマトの播種:自家採種12代の種と連作土の鉄則

ミニトマトは12世代にわたり自家採種を重ねてきた種を用います。育苗トレイへの点まきと、平トレイへの条まきの2種類の方法で同時にまきます。

トレイごとの特徴は次の通りです。

  • 連結トレイ(小ポット):根鉢が形成されるため、定植時に根を傷めず移植作業が容易になる
  • 平トレイ(箱まき):なぜか発芽率が安定しやすい反面、苗を取り出す際に根を傷めやすい

発芽しなかった場合の保険として両方にまいておくと、育苗の失敗を防げます。種がくっついている場合は指先で優しくほぐし、1箇所あたり2〜3粒、多ければ3〜5粒を目安に落とします。

重要な注意点は、苗を植え付ける畝の条件に合わせた土選びです。10年以上連作を続けているハウス内の畝に定植する場合、育苗に使う土も必ずその連作畝から採取しなければなりません。

なお、ハウス内で直射日光が当たり続けると土壌微生物や土の活力が衰えてしまいます。そのため、畝には保護用のビニールシートを被せて乾燥や劣化を防ぐ管理を行っています。平トレイには浅く筋状に種をばらまき、土を被せて軽く手で鎮圧した後、しっかりと水を与えて温床へ移動させます。

まとめ

早春の種まきは、水を利用したトレイの鎮圧や、モグラの土の再利用など、身近な自然の力を無駄なく活かす工夫が詰まっています。また、電熱線やビニールシートによる適切な保温管理、連作に合わせた土の選定が、初期成育を成功させる鍵となります。寒い時期の育苗に挑戦する際は、これらの作業手順をぜひ参考にしてみてください。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

早春の寒さに負けない種まき技術|レタスとミニトマトの発芽を促す自然栽培の工夫

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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