自然栽培において、土の中に棲む生物の存在は状態を知る手がかりになります。今回は自然栽培を20年実践されている今橋さんの動画より、ミミズが果たす役割や土の変化に伴う生息数の推移について整理します。
ミミズが持つ4つの主な働き
畑にいるミミズには、土壌環境を整える大きな利点があると今橋さんは語ります。動画の中では、具体的な役割として以下の4点が挙げられています。
1つ目は、熱を吸収して土を温める働きです。ミミズが存在することで土の中が温まり、特に寒い時期の土壌環境を助けます。
2つ目は、土を固まらないように保つ働きです。ミミズが土中を通り抜ける動きが、土を適度にほぐす効果をもたらします。
3つ目は、水分の調整機能です。土壌が過剰に湿りすぎないよう、適度な環境へと調整してくれます。
4つ目は、害虫を捕食する働きです。一般に害虫と呼ばれる虫を食べることで、畑のバランスを保ちます。
排泄物についても土の害になることはなく、存在そのものが土にとって有益であると説明されています。
畑にミミズがいない2つの原因
土がフカフカしている場所に多く見られるミミズですが、圃場に見当たらない場合もあります。今橋さんによると、ミミズがいない状態には明確な2つの原因があるそうです。
1. ミミズがまだ来られない土の状態
1つ目は、土の環境がまだ整っておらず、ミミズが住み着けない段階にある場合です。
土には状態に応じたステージが存在します。雑草も初期にはセイタカアワダチソウなどが生え、状態が変わるとカラスノエンドウなどに移り変わります。
同様に、ミミズもある程度土の状態が良くなった段階で集まる生き物です。自然栽培を続けて土の状態を上げていくと、自然とミミズが寄ってくるようになります。
2. 土が綺麗になり役割を終えた状態
2つ目は、土が十分に綺麗になったことでミミズが減少するケースです。自然栽培を長年継続している農家の圃場では、ミミズが少なくなっていく現象が起きます。
これはビルの建築現場に似ていると今橋さんは例えます。建設中は大勢の作業員が必要ですが、完成後は少人数で運営できるようになります。
土が綺麗に仕上がるとミミズがそこで働く必要がなくなり、別の場所へと移動していきます。今橋さんの圃場でもミミズの数は大幅に減りましたが、野菜は問題なく次々と育っているとのことです。長年取り組む中でミミズが減っても、心配する必要はありません。
人間が手を加えず自然の仕組みを信じる
自然界は完璧に機能しており、その時々の土の状態に必要な草や生物が自ずと集まってきます。
人間があれこれと資材を投入することは、土にとってストレスの原因になります。一時的に作物が育っても、ドーピングと同じで後から土を弱らせてしまう結果になりかねません。特定の菌が不足していれば、土自身が自然に必要な菌を呼び込みます!
自然栽培において人ができることは、余計なものを加えず、自然の営みと土に感謝しながら見守ることだと今橋さんは伝えています。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。







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