自然農法において、雑草は敵ではなく土を育てるパートナーと捉えられます。自然栽培を20年実践している今橋さんは、雑草と共存しながら除草の手間を減らす管理法を提示しています。今回は、オオイヌノフグリによるグランドカバーの働きや、草マルチの具体的な扱い方について整理します。
雑草が生える意味と土の状態を表す4つのステージ
今橋さんによると、雑草は土を豊かにするために必要な役割を持って生えてきます。草の根が土を耕してフカフカにし、水分を保つ働きを担うためです。
畑に生える草の種類を見ることで、現在の土の状態や適した作物が分かります。
ステージ1:開墾初期の土
- 生える草:セイタカアワダチソウ、ススキ、ヨモギ、チガヤ
- 適した作物:ソバ、アワ、キビ、ゴマなど
自然農法を始めると土が変化し、数か月後にはこれらの大型雑草が生えにくくなります。
ステージ2:少し土が育ってきた状態
- 生える草:ギシギシ、スギナ、白クローバー、アザミ、オオバコ
- 適した作物:枝豆、大豆、大麦、小麦、サツマイモなど
ステージ3:多くの野菜が育つ土
- 生える草:ツユクサ、スベリヒユ、カラスノエンドウ、ノボロギク、スズメノカタビラ
- 適した作物:大根、インゲン、ニンジン、キュウリ、カボチャ、ミニトマト、ケールなど
ステージ4:肥沃でどんな野菜も育ちやすい土
- 生える草:オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ハコベ、ヒメオドリコソウ
- 適した作物:玉レタス、キャベツ、白菜、ピーマン、タマネギ、大玉トマトなど
オオイヌノフグリによる自然なグランドカバー効果
今橋さんの畑では、自然栽培で耕した境界線から明確に草の種類が変わっています。耕していない場所には別の雑草が生え、耕した畝にはオオイヌノフグリが自然発生します。
ケールやネギの株元にオオイヌノフグリが絨毯のように広がり、地面の80%以上を覆います。この背の低い草がグランドカバーとなり、他の強い雑草の発芽を抑える仕組みです。
オオイヌノフグリが群生すると、野菜の生育を邪魔しないため、草取りの手間がほぼ不要になります!今橋さんの畑では種を播いたわけではなく、自然な力でこの環境が整いました。
人工的にクローバーなどの種を播いてグランドカバーを作る方法もあります。ただし、市販の種に農薬や肥料が使われている可能性があるため、翌年以降は畑で自家採種した種を使うことが推奨されています。
草マルチを効果的に活用する注意点
刈り取った草を土の上に敷く草マルチも、雑草を抑える有効な手段です。基本的にどんな草や落ち葉を使っても問題ありません。利用する際は以下の点に注意します。
- 根がついた草の扱い::晴天が3〜5日続く予報なら、そのまま敷いても枯れるため根付きません。雨が降る予報のときは土に活着しやすくなります。ただし、すでに厚く敷いてある草マルチの上に置く場合は、根が土に届かないため雨の前でも大丈夫です。
- 種がついた草の扱い::草の種がついている場合は、畑で繁殖するのを防ぐため敷くのを避けるのが基本となります。
自然農法を続けることで除草の手間が減る
自然農法を長年継続すると、土が健康になり作物の育つ力が強くなります。土が豊かになるにつれて、土を修復するための雑草が生える力は弱まるのが特徴です。
今橋さんの農園では、定植した600個の玉レタスを1度も除草せずに収穫できた実績があります。土の力が向上すると、除草作業に追われなくなっていきます。
まずは畑に生えている草を観察し、土のステージを見極めるところから試してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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