自然栽培を20年実践されている今橋さんのファームより、初秋の畑の様子を紹介します。イギリスにある圃場は、9月上旬ですでに最高気温が15度前後まで下がり、冬の気配が近づいています。
肥料や農薬を使わない土がどのような力を発揮するのか、栽培の様子をまとめました。
露地栽培の夏野菜と果樹の様子
9月10日の時点で、露地のトマトは鈴なりに実をつけています。イギリスでは霜が降りるとトマトの収穫は終了です。寒くなるのが早い年は9月下旬、遅い年でも10月下旬には霜が降ります。今年は気温の低下が早く、例年より早く終わりを迎える見込みです。割れたトマトは家庭用のトマトソースとして活用されます。
果樹エリアではリンゴの収穫がほぼ終わり、洋なしの実が大きく生長しています。洋なしの木は植えてから5〜6年ほどが経過しました。
ジャガイモを収穫した後の区画は、収穫後に軽く耕起して来年まで寝かせます。ニンニクの跡地も連作区画です。こちらも収穫後に一度耕起し、草が生えてきたタイミングで再度耕し、10月に植え付けを行います。
カボチャの区画は連作15年、自家採種29年を迎えています。葉の間に実が点在しており、この面積でおよそ400kgの収穫を見込んでいます。
ハウス栽培の活用と立体的な空間利用
2棟あるビニールハウスの中では、ミニトマトや各種ハーブ、冬野菜の苗が育っています。ミニトマトも収穫の終盤を迎えていますが、霜が降りるまでは収穫が続きます。
小さなプランターに植えられたチャイブは、植えてから3年ほど経ちます。毎年新芽を伸ばし、葉を刈り取っても再び伸びて何度も収穫が可能です。
ハウス内には落ち葉だけで作った堆肥も置かれています。今橋さん自身はこの圃場で堆肥を使っていません。自然農法をこれから始める人に向けて作っている堆肥です。
自家採種を重ねた野菜も多く育っています。スイスチャードやレタスは自家採種を10年以上継続しています。ほかにもアーティチョークやリーキ(ポロネギ)の花から種が採れる状態です。
ハウス内でひときわ茂っているのがブドウです。1本の木から伸びたツルが6〜7メートル以上広がり、ハウスの天井を覆っています。甘い香りに誘われて多くのミツバチが集まります。
ブドウの木の下の半日陰になる空間には、レタスやスイスチャードが植えられています。日陰を好む葉物野菜を組み合わせることで、ハウス内の空間を効率よく活用しています。
畑の生態系と17年生きるラベンダー
露地に戻ると、花壇エリアにはラベンダーやアフリカンマリーゴールドが咲いています。ラベンダーの寿命は一般的に10年ほどとされています。しかし、前の圃場から移植したこの株は17年以上生き続けています。
自然農法を始めた当初は、圃場にミツバチの姿がほとんどありませんでした。多様な花を咲かせる環境を整えたことで、今では多くのミツバチが訪れます。人工授粉を行わなくても、受粉はミツバチが担っています。
通路や畝の周りにはオオイヌノフグリが絨毯のように一面に広がっています。以前はスギナが多く生えていた場所ですが、土の変化とともに植生が移り変わりました。
連作を重ねる冬野菜と土の力
秋冬野菜の区画では、連作15年を迎えるケールが収穫期に入っています。冬用のロシアケールも連作5〜6年目を迎え、順調に生育しています。
タマネギの連作区画では、収穫後に耕起を行い、10月の種まきに向けて準備を進めています。連作を行う場合は、同じ場所の土を使って苗用のポット土を用意します。
今期は種まきが適期より2ヶ月ほど遅れました。それでも自然栽培の土の力により、小ぶりながら無事にタマネギが収穫できました。
根菜類のパースニップは、連作12年、自家採種12年目です。草丈4メートルほどまで育った巨大なキクイモも力強く根を張っています。
畑の一角から手作業で掘り起こされた根菜は、土の中から驚くほど立派なサイズで姿を現しました!連作と自家採種を重ねることで、作物は土地に適応し、確かな収穫をもたらします。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。







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