高知県で自然栽培を営む今橋さんの畑では、記録的な長雨による深刻な浸水被害が発生しました。その後には約1ヶ月に及ぶ猛暑と乾燥が続き、作物は過酷な環境に晒されます。一般的な栽培知識では壊滅的とされる状況のなか、自然栽培の作物がどのような変化を見せたのか、実際の経過が語られました。
1ヶ月の長雨と2週間におよぶ畑の冠水
高知県は全国的にも降水量の多い地域として知られています。今橋さんの体感では、前年を上回る大雨となり、1ヶ月間も雨が降り続きました。
畑は完全に水没し、長靴が深く沈み込む泥沼のような状態になります。水田の中を歩くような光景が広がり、人が立ち入ることすら難しくなりました。
特に深刻だったのは、ナスとサツマイモの畝です。水が引かないまま、2週間以上にわたって冠水し続けました。一般的な栽培では、サツマイモは1〜2日冠水しただけでも根腐れを起こすと言われています。全滅してもおかしくない極限の状態でした。
冠水に耐えた野菜たちと被害の状況
水没した作物ごとに、水が引いた後の反応には明確な違いが見られました。
- キクイモ:一時的に病気の症状が出たものの、1週間ほどで自力で回復
- モロヘイヤ・エゴマ:冠水の影響をほとんど受けず、青々と元気を維持
- オクラ:水没にも耐え、強い生命力を発揮
- ナス:草丈10cmほどの活着直後の苗が水没。数株を失ったものの、大半は生き残る
- サツマイモ:根腐れすることなく、ほぼすべての株が無事に生還
- トウガラシ:浅く植わっていた小さな株が一部枯死。大きく育っていた株は無事
1週間で水が引いたモロヘイヤやエゴマは、極めて強い耐性を見せました。定植直後の小さなナスや、水に弱いとされるサツマイモが2週間の冠水を耐え抜いた事実は、土と作物が持つ底力を示しています。
冠水後の猛暑乾燥と夏野菜の多収
長雨が明けた直後、今度は1ヶ月にわたって雨が降らない極端な高温乾燥に見舞われました。土壌が泥水から極度の乾燥状態へと激変する厳しい気象変化です。
ところが、生き残った夏野菜は予想を覆す勢いで結実を始めました。
キュウリやナス、シシトウは次々と実をつけ、鈴なりの状態が続きます。見学に訪れた人が驚くほど大きなピーマンも収穫できました。過酷な水分ストレスを乗り越えたことで、旺盛な生殖成長へと切り替わった様子が伺えます。
一方で、オクラの実が固くなる現象も起きました。周辺の農家でも同様の症状が見られたことから、極端な水不足が原因と推測されています。オクラのような乾燥に弱い作物には、適度な潅水管理が必要であることも浮き彫りになりました。
土の可能性と栽培者が設ける限界
今回作物を育てた圃場は、かつて放棄され荒れ果てていた土地でした。開墾当初は地中に番線が埋まり、草刈機に絡みつくような困難な状態だった場所です。28馬力のトラクターで耕起を重ねて畑へと再生させました。
開墾1年目であっても、土壌の力を信じて環境を整えれば、日本ミツバチが巣箱に定着するほど豊かな生態系が戻ってきます。
今橋さんは、過去にも23本のブドウ樹からスペインの大規模農園に匹敵する収穫量を得た経験を持っています。「土の力に限界を作っているのは、栽培者自身の思い込みである」と今橋さんは語ります。常識的な制限を外して土を信じ切ることが、自然栽培において何より重要だと結ばれました!
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。







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