自然農法を職業として成り立たせる道筋について、現場の実践者から学ぶ対談が行われました。
今回の動画では、自然栽培歴20年の今橋さんのもとへ、奈良県で活動する「たまファーム」の上田さんと吉川さんが訪れました。お二人は師弟関係にあり、自然農法専業で生計を立てています。
新規就農の経緯や技術の習得、専業化のポイントについて整理します。
経済主義から自然農法へ転じた劇的なきっかけ
上田さんはかつて、農業に対して否定的で全く興味がありませんでした。当時は徹底した経済至上主義で、お金を稼ぐことばかり考えていたと振り返ります。
転機となったのは突然の目の病気でした。運転中に道路が歪んで見え、複数の病院を受診したところ、失明を宣告されます。
先に農業を始めていた妻に相談したところ、仕事を辞めて畑を手伝うよう促されました。気乗りしないまま土に触れ、クワを握り続ける日々が始まります。
作業を始めて約10日後、頭痛や目の奥の違和感が消えていきました。再び医師の診察を受けると、3軒の病院すべてで完治が確認されたのです。
土に触れることが健康の源だと実感した上田さんは、本格的に野菜作りに取り組みます。
収穫した枝豆を近隣のベテラン農家に届けると、かつてない甘さだと絶賛されました。その瞬間に損得勘定を超えた強い喜びが湧き、農業の道で生きる決意を固めました。
移住と弟子入りから始まった専業への歩み
弟子である吉川さんは、元々は大阪で暮らしていました。農業への関心が高まり、2018年に奈良県へ移住します。
当初は田舎に行けば自然農法の実践者が多数いると考えていました。しかし実際には周囲に見当たらず、途方に暮れた時期があったと語ります。
転機となったのは役場主催のイベントでした。出店していた上田さんの存在を知り、役場を通じて直接連絡を取り、弟子入りを直訴します。
研修を重ねて4年目を迎えた現在、吉川さんは上田さんの背中を追い続けてきました。最初は農業で生計を立てる自信が持てませんでしたが、師匠の姿を見る中で手応えを掴みます。
今年からは吉川さん自身も、自然農法の経営だけで生活が成り立つ段階へ到達しました。
10ヘクタールの規模とやる気を引き出す人材育成
現在、たまファームでは若手も含めて約10ヘクタール(10町歩)の農地を管理しています。自然農法としては非常に広大な面積です。
上田さんは人を育てる際、技術を一方的に教え込む姿勢を取りません。「自分が教えたからではなく、本人がやる気になったからできた」と常に伝えています。
現場ではお互いに刺激し合いながら作業に打ち込んでいます。草刈りのスピードを競い合うなど、切磋琢磨する環境が成長を後押ししてきました。
師弟の強い信頼関係が、着実な技術習得と経営の自立を支えています。
感覚から数値へ。理論が支える次代の自然栽培
上田さんは、今橋さんが提唱する客観的なデータや土壌分析の重要性を高く評価しています。
かつての自然農法は、感覚的で曖昧な表現が多く見られました。初心者が理解しづらい部分を、今橋さんは土の分析数値を明確にして説明しています。
科学的な根拠があることで、若い就農者にも論理立てて栽培技術を伝えやすくなりました。
連作を行うことで土壌が段階的に良くなっていくプロセスも、数値によって確認できます。感覚的な技術を明確な理論へと落とし込む作業が、普及において欠かせません。
自然農法で生計を立てる具体的な姿は、これから就農を目指す人にとって大きな希望となります!
日々の観察と土作りの理論を組み合わせ、着実な実践を積み重ねてみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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