心の持ち方で作物の収穫が変わる

心の持ち方で作物の収穫が変わる 自然栽培の心と学び
自然栽培の心と学び

心の持ち方で作物の収穫が変わる
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自然農法において、栽培技術や土壌管理と同じように重要視される要素の一つが「栽培者の心の持ち方」です。自然栽培を20年以上実践している今橋さんは、栽培者の意識や感情が作物に直接影響を与えると語ります。

本記事では、今橋さんが日本での稲作やイギリスでの野菜栽培を通じて得た実体験と、病気や害虫を乗り越えた具体的な記録についてまとめました。

栽培者の感情が苗に現れた日本での稲作体験

今橋さんが土や植物への接し方を大きく見直すきっかけとなったのは、日本で専業就農した1年目の稲作でした。当時は農業の経験が全くない状態からのスタートだったといいます。

怒りの心で植えた稲が一斉に枯れる

手作業で田植えを行った際、今橋さんはある事情から強い怒りと不満を抱えた状態で作業をしていました。すると田植えからわずか3日後、植えた苗が一斉に枯れ始めます。

近隣のプロ農家に見てもらったところ、「これほどひどい状態は見たことがない」と驚かれました。そのとき今橋さんは、自らの怒りの感情が苗を枯らしてしまったのではないかと気づきます。

謝罪と声かけによる劇的な回復

稲に対して申し訳ない気持ちを抱いた今橋さんは、田んぼに向かって謝罪を始めました。不満を抱えて植えたことを詫び、どうか復活してほしいと毎日1分から5分ほど語りかけ続けたのです。

すると1週間後、枯死したように見えた苗の中心から新しい葉が伸びてきました。その稲は無事に生長し、秋には収穫を迎えます。

自然農法における当時の平均反収はおよそ4俵でした。しかし、この年に収穫できた米は反収8俵と、平均の2倍に達したのです。

翌年は最初から感謝の心を持ち、「ありがとう」と声をかけながら田植えを行いました。その結果、玄米換算で反収12俵という驚異的な収穫量を記録します。この体験から、人の心が作物の生長に深く関与していることを確信したと今橋さんは振り返ります。

2012年イギリスでの寒波とアブラムシの消失

イギリスへ渡った後の2012年、同国は「100年に1度」と呼ばれる歴史的な大寒波に見舞われました。近隣農家のトマトは疫病(ブライト病)により壊滅的な被害を受けます。

オーガニックスプレーを使わずに対応した方法

今橋さんの農園では病気の発生は免れたものの、ポリトンネル内で栽培していた200本すべてのトマトにアブラムシが大量発生しました。

オーガニック農家や現地の認証機関に相談したところ、「最低5回はスプレーを散布しなければ全滅する」と忠告を受けます。しかし自然農法では薬剤スプレーを用いません。

そこで今橋さんは、土に手を当てて「トマトを助けてください」と語りかけました。さらにトマトに対しても、寒さの中で育っていることへの感謝を伝え、1日1分ほど声をかけ続けました。

2週間後の完全消失

語りかけを始めてから約2週間後、びっしりと群生していたアブラムシは畑から完全に姿を消しました。

当時滞在していたボランティアの女性は、最初に見つけたアブラムシを反射的につぶしてしまったそうです。今橋さんは「自然がどう対応するか見てごらん」と伝え、そのまま観察を続けさせました。痕跡を残さず消え去った光景を目の当たりにし、その女性も植物に声をかけるようになったといいます。

2014年トマトのブライト病克服と14年の連作

2014年には、さらに深刻な事態が発生しました。ポリトンネルの屋根に穴が開き、10日間降り続いた雨水が1本のトマトに集中して流れ込んだのです。

不治とされるブライト病の蔓延

雨水が原因となり、トマトはブライト病を発症しました。病勢は凄まじく、わずか3日後にはハウス内のトマト600本すべてに感染が拡大してしまいます。

専門家からは「ブライト病は回復不可能であるため、全株を引き抜いて焼却処分し、土にも菌がいるため二度と同じ場所にトマトを植えてはならない」と告げられました。

今橋さんは株を処分することにためらいを感じ、換気を徹底した上で病気の葉を一部切り落としました。そして土とトマトに励ましの声をかけます。

引き抜きの中断と回復の兆し

1週間が経過しても病状は悪化し、新芽にも病気が出ました。近隣には数百本から千本規模のジャガイモ畑があり、感染拡大を防ぐため今橋さんはトマトの引き抜きを決断します。

しかし50本ほど抜いた時点で強いいたたまれなさを覚え、作業を中断しました。改めて土とトマトに深く語りかけ、助けを求めたのです。

その1週間後、奇跡的に病気にかかっていない健全な新芽が吹き出しました!そのまま株は病気を克服し、最終的には無事に果実を収穫するまでに至ります。

見学に訪れたオーガニック団体のベテラン会員からは、「生涯でトマトがブライト病を克服した例は見たことがない」と驚嘆されました。秋には病気にかかっていたことすら分からない状態まで完全に回復したそうです。

その後も今橋さんは同じ場所でトマトの連作を14年間続けていますが、病気は一切再発していません。種もそのトマトから自家採種を継続しています。

ジャガイモ栽培に見る病害への向き合い方と収穫量の推移

ブライト病はトマトだけでなく、ジャガイモにも大きな被害をもたらす病気です。今橋さんはジャガイモ栽培においても、通常とは異なるアプローチを試みました。

対処を変えた2012年と2014年の比較

2012年にジャガイモがブライト病にかかった際は、専門家のアドバイスに従いました。病原菌が地下の塊茎に下りて腐敗するのを防ぐため、地上部をすぐに刈り取り、通常より1か月早く収穫したのです。腐敗は防げたものの、芋は小さく収穫量は落ちました。

一方、2014年に再びブライト病が発生した際、今橋さんは地上部を刈らずに放置する選択をします。自然の力に任せ、土とジャガイモに声をかけながら完全に枯れるまで畑に置いたのです。

掘り起こした結果、病気で腐った芋は1つも見当たりませんでした。畑に長く置いたことで塊茎が十分に肥大し、例年を上回る収穫量を得る結果となったのです。

面積半減で収穫量が倍増した記録

今橋さんが記録していた2010年から2019年にかけてのジャガイモ収穫データには、興味深い数値が残されています。

  • 2010年:面積180㎡(9m×20m)/収穫量 160kg
  • 2012年:歴史的寒波とブライト病(早期収穫)/収穫量 100kg
  • 2014年:ブライト病発生(自然放置)/収穫量 230kg
  • 2019年:面積99㎡(5.5m×18m)/収穫量 205kg

2010年と2019年を比較すると、栽培面積は180㎡から99㎡へとほぼ半減しています。それにもかかわらず、収穫量は160kgから205kgへと増加しました。

単位面積あたりで換算すると、倍以上の収量増を達成したことになります。今橋さんはこの成果について、連作による土壌の進化や自家採種の力に加え、植物への意識の向け方がもたらした底力であると分析しています。

「畑は心の鏡」感謝の心で作物に向き合う

今橋さんは、畑を「栽培者の心の鏡」と表現します。不満や怒りを抱えて接すれば作物に悪影響が及び、感謝の心で接すれば植物はその思いに応えてくれるという考え方です。

土や野菜を単なるモノとしてではなく、意思や感情を持つパートナーとして捉える姿勢が、数々の困難を乗り越える力となりました。

技術や資材の選定に悩んだときは、まず自らの心がどのような状態で作物に向き合っているかを振り返ってみてください。日々の声かけや感謝の意識が、栽培の状況を好転させるきっかけになるかもしれません。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

心の持ち方で作物の収穫が変わる

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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