自然栽培を20年実践されている今橋さんが、視聴者からの質問に答える動画の内容を整理しました。土作りの疑問から動物との向き合い方まで、現場での実体験に基づいた知見が語られています。
粘土質の土は黒土に変わるのか
堆肥を入れたり草を被せたりすることで、粘土質の赤土が黒土に変わるのかという質問です。
今橋さんの畑は赤土ではなく、もともと黒土の粘土質でした。そのため、赤土が黒土に変化するかどうかは分からないと答えています。堆肥そのものが黒いため、大量に入れると見た目が黒く見える可能性はあります。ただし、土自体の色が変わるかは観察した経験がないとのことです。
一方で、土の硬さについては確かな変化を実感しています。土に特別な資材を加えなくても、年々土は柔らかくなっていきました。12年前と比べると格段にふかふかな状態に変化しています。土の色が変わるかは不明ですが、年数を重ねることで土が柔らかくなるのは確かです。
米ぬかやボカシを畑に入れない理由
米ぬかで作ったボカシ肥料を土に混ぜることについて、今橋さん自身の見解が語られました。
家庭菜園などで効果を実感して実践している場合は、そのまま続けて構わないと今橋さんは言います。その上で、自身は米ぬかや米ボカシを畑に入れません。その理由は、作物が育つ環境の違いにあります。
米は水田で育つ作物です。水田の土と畑の土では、性質が根本から異なります。水田でできたものを畑に入れるアプローチに、今橋さんは違和感を抱いています。
そのため、稲わらも畑には持ち込まないほうが良いという考えです。一方で、畑で育つ麦の麦わらであれば、畑に使っても問題ありません。水田由来のものは水田へ、畑由来のものは畑へ分けるのが基本方針となります。
落ち葉を使った畝の亀裂と対処法
落ち葉の上に土を被せる「床堆肥」を施した際、畝がふわふわして亀裂が入る問題への対策です。
今橋さんのいるイギリスの土は粘土質で重みがあるため、同様の亀裂は起きたことがないそうです。土が過度に軽くてふわふわしている場合、雨が降れば自然と落ち着いて締まってきます。さらに雑草が生えたり野菜が根を張ったりすることで、土が固定されて亀裂は消えていきます。
落ち葉を踏み潰すべきかという点について、踏むこと自体は問題ありません。しっかりと踏んで密度を高めたほうが、落ち葉の腐植や分解の進行は早まります。
今橋さん自身は、落ち葉をそのまま入れて土を被せるだけで、強く踏み固める作業は行っていません。しかし、畝の乾燥や過度な隙間が気になる場合は、事前に踏んでおくのも有効な手段となります。
ハウスでのブドウ栽培と剪定の考え方
ビニールハウス内でブドウを無肥料・土のみで栽培している理由と、剪定方法についてです。
ハウスで栽培している一番の理由は、枝を天井に這わせてトンネル状に仕立てたかったためでした。雨よけの意図もありますが、見た目の美しさや空間づくりを優先した結果です。露地でうまく育たず屋根の下で育つ原因については、現地の状況を見ない限り特定は難しいと話します。
剪定に関しては、「道法(どうほう)スタイル」の剪定技術を学んだ知人から教わった方法を基本としています。そこに自身の工夫を加えた自己流の剪定を行っています。
ただし、ブドウ栽培を始めて約6年、本格的な剪定を始めてからは3年ほどしか経っていません。読者にこれが正解だと自信を持って伝えるには研究不足であるため、今後の経過を見て共有していく姿勢を示しています。
モグラや動物と敵対しない畑づくり
モグラへの対策や、作物を荒らす野生動物との付き合い方について、根本的な考え方が語られました。
モグラは土の状態を教えてくれる存在
落ち葉を入れることでミミズが増え、モグラの被害が出るのではないかという懸念があります。今橋さんの畑にもモグラは生息していますが、特に実害がないため何の対策も講じていません。
アメリカの自然栽培農家の中には、毎年モグラを駆除し続けた結果、野菜が全く育たなくなった事例があるそうです。モグラを敵として殺しても、良い結果にはつながりません。
今橋さんは、モグラを「土の中の空気や水の流れが滞っていることを教えてくれる存在」と捉えています。土壌環境の改善役として受け入れ、共存していく姿勢が大切です。
害獣と戦わずに作物を分ける発想
野生動物への向き合い方として、アメリカの事例と今橋さん自身の実践が紹介されました。
海外の家庭菜園者が、作物を荒らすグラウンドホッグ(ウッドチャック)に対し、あらかじめ専用の野菜を分けて置くようにしました。すると、畑の作物が荒らされなくなったという事例が存在します。
今橋さんの畑でも、野生のウサギが多く生息しており、葉野菜を食べられることがありました。そこで今橋さんはウサギに向けて「いつもいてくれてありがとう。この野菜を食べてください」と手紙を添え、野菜を置いておく試みを行いました。
作物を分け与えるようになってから、ウサギとの距離感が変化したといいます。以前は人の姿を見るだけで逃げていたウサギが、今では2メートルほどの距離まで近づいても逃げなくなりました。動物を排除するのではなく、自然の一部として受け入れることで、穏やかな信頼関係が築かれていきます!
畑を動物に荒らされて悩んでいる場合は、敵対して排除するのではなく、作物を少しおすそ分けする気持ちで向き合ってみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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