自然栽培を20年実践されている今橋さんの圃場ツアー動画から、初夏の畑の様子と栽培の工夫をまとめました。
今橋さんの畑では、14年間にわたり肥料や農薬、動物性堆肥を一切使っていません。土の力だけで野菜を育て、自家採種を重ねることで、毎年野菜が力強く育つ環境が整っています。
14年間何も入れない畑と土の力
今橋さんの圃場では、14年間土に何も投入していません。土の力は毎年強くなっており、野菜が次々と育ちます。
前年に2ヶ月間の干ばつがあった際も、周囲が苦しむ中で作物はすくすく育ちました。この実績はイギリスの新聞「サンデータイムズ」にも掲載されたとのことです。
露地で育つ果樹と野菜の連作状況
畑では多くの作物が連作されています。
- ジャガイモ:連作14年目です。雨が降らない時期が続いても順調に育っています。
- リンゴ:実がたくさんつき始めています。前年も大豊作でした。
- ニンニク:連作・自家採種ともに約13年目で、約2,000個を栽培しています。最初は小さかった球が、連作と自家採種を重ねることで大きくなりました。
- 洋梨:今年植えたものと約4年目の木があります。洋梨は2本以上ないと交配しないため、受粉のために今年新たに1本追加しました。
- カボチャ:連作14年目、自家採種28年目です。最初の5年間はナメクジが多く発生しましたが、5年目以降は全く来なくなりました。
トマトの支柱の紐が緩んだ際は、結び目を上下に動かして締め直す工夫も紹介されています。
ポリトンネル内の育苗と畑の土
ポリトンネル内では、苗作りや各種の栽培が行われています。
苗土には市販のコンポストや堆肥を一切使いません。すべて畑の土だけで育苗しています。今橋さんによると、土1gの中には億単位の微生物が存在し、60億匹ほど活動しているそうです。
トンネル内では以下の作物が育っています。
- 育苗中の苗:わけぎ、アボカド、そら豆、カブ(ターニップ)、ビートルート、タイム、フレンチマリーゴールド、ケール苗、バジル
- 収穫期の果樹・野菜:大きな実をつけたラズベリー、連作約13年のミニトマト
- 自家採種用の植物:玉ねぎ(ネギ坊主)、パセリ、アーティチョーク、レタス、ネギ、ズッキーニ、ラベンダー
- 実験中の落ち葉堆肥:冬に入れた木の葉が自然と粉々になり、分解が進んでいます。
ルッコラはとう立ちしても葉がスパイシーで美味しく食べられます。種もしっかり実をつけていました。
驚異的な収穫量のブドウと自家採種の巨大化
ポリトンネル内のブドウは、今年も非常に多くの実をつけています。一般的なオーガニック農家では1株あたり平均1kgの収穫量とされます。
それに対して今橋さんの畑では、昨年1株から11kgもの収穫がありました。一般的な栽培の11倍に達する収穫量です。剪定方法の違いもあるものの、今年はさらに上回る勢いで育っています。
また、自家採種16年目となるヒマワリは大きく成長しています。購入当初は小さな花が4つほど咲くだけでした。しかし自家採種を続けるうちに草丈が伸び、昨年は約20個もの花を咲かせるほど巨大化しました。
生育を助ける土のほぐし方と草マルチの効果
動画内では、日々の管理に役立つ豆知識が2つ紹介されています。
水やりで固まった土をほぐす
水やりを続けると、表面の土が締まって固まる場合があります。土が固まると作物の成長が遅れる原因になります。
対処法は、固まった土を手やスコップで軽くほぐしてやることです。このひと手間だけで、その後の成長が大きく変わると今橋さんは語ります。
畑の草を活用した草マルチ
ヒマワリやフレンチマリーゴールド、定植したケールの株元には、刈り取った草を敷く「草マルチ」を施しています。
草マルチをめくると、水やりをしていなくても土がしっとりと湿っています。水分を保つだけでなく、雑草を抑える効果も発揮します。マルチに使う草はすべて畑の中に生えている草を利用しています。
害虫との向き合い方と作物の自然治癒力
露地のそら豆には、一時期黒アブラムシが大発生していました。しかし時間の経過とともに数が自然と減少し、豆は順調に肥大しています。
自然農法で育つ作物は生命力が強く、虫がついた状態からでも自力で復活します!
今橋さんは、虫が来たときは自然のバランスを整えるために来てくれたのだと捉え、感謝することが大切だと説明しています。
終盤の畑の様子と自家採種の広がり
畑の奥にも多彩な作物が育っています。
- 別区画のジャガイモ:連作していない「アロエット」という品種です。粘土質のため乾燥でひび割れが起きていますが順調です。
- トウモロコシ:連作・自家採種ともに10年以上継続しています。前日から急激に背丈を伸ばしていました。
- パースニップ:白いニンジンのような野菜で、咲いた花に無数のミツバチが集まっています。
- キクイモ:自家採種10年以上で順調に生育しています。
- 玉ねぎ:自家採種9年目を迎えています。
長年の無肥料・無農薬栽培と自家採種の積み重ねによって、畑全体の生態系が豊かに循環している様子が伝わってきます。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。







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