自然栽培で育てるトウモロコシ|定植のコツと8年かけた自家採種の記録

自然栽培で育てるトウモロコシ|定植のコツと8年かけた自家採種の記録 野菜別・栽培のコツ
野菜別・栽培のコツ

自然栽培で育てるトウモロコシ|定植のコツと8年かけた自家採種の記録
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自然栽培におけるトウモロコシ栽培について、自然栽培歴20年の今橋さんの実践をもとに解説します。畝立てや定植時の具体的な手順から、冷涼な気候に適応させた自家採種の事例までを整理しました。

土がゴロゴロした状態からの畝作りと整地

トウモロコシを定植する畑は、連作を続けて12〜13年目になる圃場です。長さ約40メートルの畝を2列、24馬力のトラクターを使って畝上げを行います。

耕起のタイミングや土の水分量によっては、トラクターだけでは綺麗な畝になりません。土が大きな塊のままゴロゴロと上がることがあります。その場合は、通路となる溝の土をスコップなどを使い、人力で畝の上に上げて整地します。

土の大きな塊があるときは、手で少し砕いておきます。そのまま乾燥すると硬い塊のまま固まるためです。多少の凹凸があっても、植え付け後に草マルチを施し、雨が降ることで土は徐々に崩れて馴染んでいきます。

トウモロコシ苗の植え付け手順と注意点

苗の定植を行う際は、根の扱いと水分の含ませ方が重要になります。

定植前の吸水

ポット苗は、植え付ける前にバケツの水へしっかりと浸けます。水中で空気が抜け、気泡が出なくなる程度まで浸透させるのが目安です。ただし、根がポットの底まで十分に張っていない苗は、水に長く浸けすぎると土が崩れるため注意します。

植え穴の掘り方と株間

植え穴の深さに厳密な基準はありません。苗の根鉢がしっかり土の中に埋まる深さまで掘ります。株と株の間隔は、およそ2.5歩ほどを目安に空けていきます。

根を傷めない植え付け

トウモロコシは根をなるべく切らないよう配慮が必要です。ポットから苗を優しく取り出し、穴に置いて土をかぶせます。本来は根が過剰に伸びすぎる前に植えるのが適期とされています。

種まきと育苗用の土選び

トウモロコシの種は、前年に収穫して乾燥させておいた自家採種の実から採取します。乾燥して硬くなった実を手で外して準備します。

ポットには2粒ずつ種をまき、発芽した後に生育の強い方を1本残して間引く手順です。育苗に使う土は、連作を行っているトウモロコシ畑の土を用います。

雨が続いて畑の土が湿っている場合は、土を広げて乾かし、ポットに入れられる状態にしてから使用します。作物を育てている同じ畑の土を使うことで、土の性質を苗の段階から馴染ませていきます。

アワノメイガなどの病虫害について

トウモロコシ栽培ではアワノメイガなどの害虫が発生することがあります。今橋さんは、土や種がまだ自然な状態に整っていないことや、土中の火と水のバランスの崩れなど、複合的な要因が関係していると述べています。

日頃から畑へ足を運び、作物の様子をこまめに観察し見守ることが栽培の基本姿勢となります。

8〜9年かけて冷涼な気候に適応させた自家採種

今橋さんが拠点を置くイギリスは夏が短く、気温が30度を超える日はほとんどありません。通常は25度前後にしかならず、温暖な気候を好むトウモロコシの栽培は非常に難しい環境です。

1年目から自家採種への挑戦

最初は市販のオーガニック種子を購入して栽培しました。1年目は問題なく実が揃いました。その収穫物から種を採り、2年目に市販の種と自家採種の種を並べて栽培したところ、大きな差が出ました。市販の種はしっかり実がついたのに対し、自家採種したものは実が抜けてスカスカの状態でした。

年月を重ねた種の適応

実が入らない状態が続いても、その種から再び種を採る作業を毎年繰り返しました。日当たりの良い温室(ポリトンネル)内では自家採種の種でも綺麗に育っていたため、露地における温度不足が原因であると判断されました。

自家採種を8年から9年ほど継続した結果、露地の低い気温でも隙間なく実がぎっしりと詰まったトウモロコシが収穫できるようになりました。

種がその土地の気候を記憶し、土とのつながりを深めながら、環境に適応する性質を持っていることがわかります。

干ばつを乗り越えたアフリカの自然栽培コーン

自家採種による環境適応力の高さを示す事例として、アフリカの自然栽培農家の実例が挙げられています。

2019年、その地域では深刻な干ばつが発生しました。通常であれば12月から3月まで続く雨季が、その年は2月で雨が止んでしまいました。たった1カ月雨が降らなかったことで、種会社から種を購入して栽培していた周辺農家のトウモロコシは全滅し、地域の収穫祭が中止になるほどの被害が出ました。

しかし、10年以上にわたり自然栽培と自家採種を続けていた農家では、サイズこそ普段より小さかったものの、トウモロコシが見事に実を結びました。極端な気象変動に対しても、自家採種を重ねた種は粘り強い適応力を発揮します!

土地の気候に合わせた種採りを続けることは、環境に左右されにくい安定した栽培へとつながっていきます。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

自然栽培で育てるトウモロコシ|定植のコツと8年かけた自家採種の記録

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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