オックスフォードの国際会議と16年目を迎えたイギリスの圃場
自然栽培を20年実践している今橋さんは、イギリスの圃場を訪れました。世界最大級の有機農業会議「オックスフォード・リアル・ファーミング・カンファレンス」に参加するためです。
この会議には1,000人以上が集まります。今橋さんは仲間とともに、90分間の枠で自然農法の発表と質疑応答を行いました。
動画で紹介されたイギリスの畑は、自然農法を始めて16年目を迎えます。1月の現地は厳しい寒さの中にあり、冬の休閑期に入った畑の様子が公開されました。
粘土質の土が変化したチェリートマトの連作地
畑の中でも特に目を引くのが、チェリートマトを14年連作している区画です。足元の土を手で崩すと、非常に柔らかい状態に保たれています。
もともとは強い粘土質の土壌でした。自然農法による連作を14年続けた結果、見違えるほどフカフカな土へと変化したと今橋さんは語ります。
この場所はポリトンネル(ビニールハウス)の内部に位置します。トンネル内は雨水が入らないため、直射日光を浴び続けると土が乾燥して傷んでしまいます。
作物を植えていない冬の間、水やりは基本的に行いません。土の乾燥と日光を防ぐため、表面には草マルチやシートを敷いて水分を保持します。定植時期となる4月から5月まで、土を休ませながら状態を守る管理法です。
冬の露地野菜とこぼれ種から育つ自生作物
冬の畑には、寒さに耐えながら育つ様々な野菜が並びます。スイスチャードやイタリアンケールのカボロネロ、アーティチョークなどが姿を見せています。
玉ねぎの苗はまだ小さく、寒冷地ならではの生育スピードです。春に向けてじっくりと育てるため、毎年この時期はこの大きさにとどまるといいます。
圃場内には、前年に落ちた種から自然に発芽した野菜も多く見られます。紫からし菜や大きな春菊が、人の手を借りずに生き生きと育つ姿が印象的です。
10年以上自家採種を続けている菊芋は、冬の収穫期を迎えていました。毎年豊かな収穫量をもたらしており、自然農法における自家採種の強さが示されています。
雨水を取り込む工夫と春に向けた圃場管理
露地に設置されたトマト用の雨よけハウスでは、冬の間に天井のビニールが外されます。天井を開けることで冬の雨を土壌に直接取り込み、水分を補給するためです。
足元にはオオイヌノフグリなどの野草が生え、土壌が良い状態に保たれています。ジャガイモの連作跡地は、春先に土が乾いた段階で耕起を行う予定となっています。
別の区画では、約2,000本のニンニクが植え付けられていました。畑の表面に水が溜まるほどの環境ですが、順調に芽を伸ばしています。このニンニクは6月に収穫期を迎えます。洋梨やりんごなどの果樹も植えられ、多様な作物が共生する環境が整えられています。
栽培者を支えるコミュニティと学びの場
今橋さんは栽培技術の実践だけでなく、各地で自然農法を学ぶ人たちの横のつながり作りにも力を注いでいます。高知県では約20名の生産者や関心を持つ人たちが集まり、情報交換を進めています。
自然農法は孤立しやすい取り組みでもあるため、講義後の座談会を通じて地域ごとの交流グループ作りが推奨されています。大阪など各地で開催されるプログラムやオンライン講座を通じ、基本理念と実践の共有が進められています。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。







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