自然栽培の土と微生物の真実

自然栽培の土と微生物の真実 土作りと自然の仕組み
土作りと自然の仕組み

自然栽培の土と微生物の真実
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自然栽培において最も根幹となる要素が「土」です。20年にわたり土と向き合ってきた今橋さんは、土を単なる「物」ではなく、ひとつの「生きている生命体」として捉えていると語ります。毎朝畑に立つと、まず土に対して感謝を伝えているそうです。

今回は、今橋さんが語る土の本来の力や微生物との関係性、そして土壌検査や実際の栽培経験から得られた知見について整理してお届けします。

現代の科学でも解明しきれない土の力

今橋さんによると、ある土壌科学のトップクラスの研究者が「科学者でさえ土のことはほとんど分かっていない」と述べていたそうです。現代の科学をもってしても、土の中の仕組みは完全に解明されていません。

その研究者によれば、土の中には作物が育つための栄養素がすでに豊富に存在しています。一説には100年分のリンがすでに土中にあるとも言われており、土は本来それだけで完結した完璧な存在です。

しかし、種を播いても作物が育たない場合があります。土の中に栄養素が存在していても、植物はそれを直接吸収できません。栄養を吸収可能な形へと変換するのが、土の中に無数に存在する微生物です。

微生物の働きが活発でなければ、作物は土の栄養を吸い上げられません。外から肥料を足すことよりも、微生物の活動を活性化させ、土本来の栄養を作物に届けることこそが自然栽培の本質だと今橋さんは指摘します。

土壌検査で実証された微生物と栄養の真実

土壌検査で実証された微生物と栄養の真実▶▲ この部分を動画で見る(3:30 から再生)

今橋さんが勤める2ヘクタール(2町)の農場では、自然栽培を継続した畑の土壌検査を専門機関へ依頼しました。

5年目を迎えた2014年の検査では、「無施肥を続けると栄養が枯渇する」という周囲の予想に反する結果が出ます。土中の栄養素は十分に保たれており、微生物の活動量も中水準をしっかりと維持していました。

さらに10年目となった2019年に再検査を実施したところ、土中の栄養素は依然として豊富でした。それだけでなく、微生物の活性度は2014年の数値を大きく上回る高いレベルへ達していたのです。

複数箇所の土を分析した結果、どの場所でも極めて高い健康状態を示していました。肥料や農薬を一切投入しなくても、年数を重ねるほど土が豊かになる事実が検査データによって証明されています。

肥料が生み出す依存関係と微生物の衰退

肥料が生み出す依存関係と微生物の衰退▶▲ この部分を動画で見る(5:00 から再生)

なぜ自然栽培を続けると微生物が活発になるのでしょうか。今橋さんは自身の考察として、植物と微生物の相互関係を解説しています。

太陽の光を浴びて光合成を行った作物は、根からエネルギーとなる物質を分泌します。その分泌物に引き寄せられて微生物が集まり、作物の根の周りに定着する仕組みです。

微生物は作物の分泌物を受け取る代わりに、土中から集めた栄養素を作物へ供給します。植物と微生物が互いに支え合うことで、自然の循環が成立しています。

一方で、畑に肥料を投入し続けると作物の生態に変化が起こります。作物は自力で微生物と協力することをやめ、容易に得られる肥料成分ばかりを吸収するようになります。今橋さんはこの状態を「肥料への依存症」と表現しました。

作物が肥料に依存すると、根から微生物を呼ぶ物質を出さなくなります。微生物を必要としなくなるため、土中の微生物活動は急速に低下してしまいます。

肥料を使わない自然栽培の環境では、作物は生きるために根から物質を出し続けなければなりません。常に微生物を呼び寄せるため土中の生態系が刺激され、結果として微生物の働きが活発になっていきます。

実践へのステップと畑の一角から始める提案

実践へのステップと畑の一角から始める提案▶▲ この部分を動画で見る(7:00 から再生)

現在慣行農法を行っている方が、畑のすべてを一度に自然栽培へ切り替えるのはハードルが高い作業となります。

そのため今橋さんは、畑のほんの一角だけでも無肥料・無農薬の区画を作り、実験的に試してみてはどうかと提案しています。小さな面積で土や作物の反応を観察することが、自然栽培を理解する第一歩になります。

また、今橋さんは土を生き物として扱い、「ありがとう」と感謝の言葉をかけることも大切な姿勢として挙げています。

感謝の言葉がもたらしたアブラムシ消失の体験談

感謝の言葉がもたらしたアブラムシ消失の体験談▶▲ この部分を動画で見る(11:45 から再生)

今橋さんの畑では、土や作物へ言葉をかけることで危機を乗り越えた実体験があります。

2012年、地域一帯を「100年に一度」と呼ばれる歴史的な大寒波が襲いました。近隣のトマトが全滅する中、今橋さんのビニールハウスにあった約200本のトマトは生き残ります。

しかしその後、すべてのトマトに大量のアブラムシが付着しました。その数は1本あたり200匹から500匹にものぼる深刻な状況でした。

近隣の有機農家へ相談したところ、「オーガニック認証のスプレーを最低5回は散布しなければ全滅する」と助言を受けます。しかし自然栽培の基準ではスプレーを使えません。

対応に悩んだ今橋さんは、毎日1分間、土とトマトに対して「ありがとう」と感謝の言葉をかけ続けました。見学に来たボランティアが虫を潰そうとした際も、「どうやって共生していくか観察してみよう」と声をかけ、そのまま見守る方針をとります。

言葉をかけ始めてから約2週間が経過した7月11日、驚くべき変化が起きました。無数に群がっていたアブラムシが、一匹残らず忽然と姿を消したのです!

イギリスのチャールズ国王(当時は皇太子)が植物に話しかけていた逸話があるように、作物をひとつの生命として尊重し、言葉をかけて観察を続ける姿勢が状況を変える契機になるのかもしれません。

春を待つ自然栽培の畑の様子

動画の後半では、春の訪れを控えた畑の生育状況も紹介されています。

冬の厳しさに耐えたタマネギや、順調に芽を伸ばし始めたスプリングオニオンが並んでいます。前年に種を落としたマスタードは、一面に自然発芽していました。

他にも、こぼれ種から育った菜類や、春に向けて植え付けを待つ白菜の芽など、多様な野菜が自らの力で育っています。

肥料を外部から持ち込まなくても、土の力を信じて環境を整えることで、生命力あふれる野菜が育つ環境が作られていきます。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

自然栽培の土と微生物の真実

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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