自然農法を実践するなかで生じる疑問について、今橋さんが動画内で回答された内容を項目ごとに整理しました。水選びや水やりの基本、自家採種の基準から動物との共生まで、日々の栽培管理に役立つ知恵が語られています。
1. 水道水と濁った雨水、どちらを使うべきか
水やりに水道水を使うか、濁った雨水を使うかという相談です。水道水に含まれる薬剤を気にする意見と、濁った水への不安で意見が分かれています。
今橋さん自身であれば、薬剤の入った水道水は使わないと言います。雨水の濁りやゴミがどうしても気になる場合は、簡単なろ過がおすすめです。バケツの上に目の細かいネットを置き、水を流すだけでも異物を取り除けます。
今橋さんの農園にある池でも、水量が減ると落ち葉が腐敗して強い臭いが出ます。どうしても水が必要なときはその水を使用しますが、作物が病気になることはないそうです。臭いが気になる場合は地下水を足して薄めています。
水が強い悪臭を放っているときは、使用を一度立ち止まって考える必要があります。土や野菜にとって何が最善かを基準に、話し合って決めることが大切です。
2. ビニールハウスでの水やり頻度と時間帯
ハウス栽培における水やりの時間帯は、季節や気温によって変化します。
冬や春先は毎日水やりをする必要はありません。土が乾いているのを確認したうえで、空いた時間に行う程度で十分です。
一方、夏場は朝と夕方の1日2回が必要になります。状況によっては日中に追加で水やりを行う場面も出てきます。決まった時間に与えるのではなく、ポットの土の乾き具合を見て判断するのが基本です。
3. 自家採種で「自然農法の種」になるまでの年数
市販の種から自家採種を始めた場合、何年で自然農法の種と呼べるようになるかという質問です。
土や種が正常化したと判断する最大の基準は、病気や害虫の被害に遭いにくくなることです。毎年害虫や病気が大量発生する状態であれば、まだ移行期間中であると考えられます。
ただし、土の中における「火と水のバランス」が崩れた際にも、自然の調整作用として虫や病気が発生します。十分に適応した土や種であっても、環境バランスの崩れによって虫がつく点は把握しておく必要があります。
一般的な転換期間の目安として、慣行農法の種からは3年を経て4年目から自然農法の種と呼べます。オーガニックの種から始めた場合は、2年を経て3年目からが目安です。土壌の転換も含め、最低でも2年から3年の継続が求められます。
4. 苗周りの雑草を抜く適切なタイミング
コンパニオンプランツとの混植で株間が狭い場合、除草の判断は野菜の生育段階に合わせて行います。
苗がまだ小さく15〜20cm程度の時期は、野菜の周りの草をしっかり刈り取ります。雑草に光や養分を奪われないよう手助けが必要です。
野菜がしっかり根を張り、青年のようにたくましく育った後は、除草の頻度を減らして放置しても問題ありません。決まった日数で判断するのではなく、作物の成長状態を見極めて対応を切り替えます。
5. 害虫の卵や幼虫は見つけたらどうするべきか
ブロッコリーなどにつくカメムシの卵やモンシロチョウの青虫について、今橋さんは基本的に殺さず発生させると語ります。
青虫が大量発生して野菜が全滅しそうな状況であれば、手で捕まえて別の場所へ移動させても構いません。今橋さんの場合、ナメクジは捕まえて移動させるものの、カメムシや青虫はそのままにしています。
自然農法で育つ野菜は非常に強い生命力を備えています。過去にケールが青虫に食い尽くされ、茎だけになった事例がありました。しかし虫が去った後、再び葉が旺盛に芽吹いて立派に成長したのです!
最近では野菜が成長する速度が青虫の食べる速度を上回り、食い尽くされること自体が少なくなっています。葉を食べられてもそのまま残しておくと、再び復活する可能性があります。
6. イギリスの気候とウサギによる獣害の変化
イギリスの農園がある場所は緯度が高く、北海道よりも北に位置するため寒冷な気候です。
夏に気温が上がる期間は1〜2週間程度にとどまり、基本的に気温が30度を超える日はありません。日本の福岡のような温暖な気候とは大きく異なります。
獣害に関しては、以前は数十匹から数百匹のウサギが畑に侵入し、野菜を食べていました。かつては人が補助に入ると遠くから逃げていましたが、敵意を持たずに接し続けるうちに2メートルほどの距離まで近づけるようになりました。
信頼関係が深まるにつれ、不思議なことにウサギの姿自体が減っていったそうです。現在では防護ネットを設置し忘れても、野菜が全滅するような被害は起きていません。キジによる食害も一部見られますが、大きな被害には至っていません。
7. 健康な土と種が育む野菜の力
農園を訪れた方から、嬉しい報告が届いたエピソードも紹介されました。
日本から訪れた方の孫(1歳)が長引く咳と鼻水に悩まされていたところ、農園の野菜を食べた直後に症状が治まったそうです。野菜を食べ切ると再び症状が出たため、追加注文の連絡が入りました。
過去にも、ミニトマトを食べたことで長年の足の腫れが引いた事例がありました。無肥料・無農薬で自家採種を行い、愛情を込めて育てた野菜には、人の体を癒やす力があります。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。














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