自然栽培を実践するうえで、連作への対応や土作りの進め方は大きなテーマです。
20年以上の自然栽培を実践されている今橋さんは、同じ場所でニンニクを10年以上連作し、自家採取を続けています。
今回は、今橋さんが動画で公開されたニンニクの植え付け方法や、地下茎の雑草が変化する畑の様子、2年経過した「床堆肥」の土の状態について整理しました。
ニンニクの植え付け手順と自家採取のポイント
今橋さんの畑では、ニンニクの連作と自家採取がともに10年以上続いています。
植え付け作業や種の選び方には、長年の経験に基づく明確な基準があります。
種ニンニクの大きさと育ち方
植え付ける種の大きさは、大人の親指の第一関節ほどがひとつの目安です。
小さな種を植えた場合でも、標準的なサイズのニンニクは収穫できます。
ただし、大きな種ニンニクを植えたほうが、収穫時のサイズも大きくなる傾向があります。
品種としては普通サイズのニンニクのほか、大粒のジャンボニンニクも自家採取して栽培されています。
植え付けの間隔と深さ
ニンニクを植え付ける際の手順と間隔は、次の通りです。
- 株間は手ひとつ分(約15cm)を目安に広げる
- 畝の表面を軽くならし、種を並べる
- 並べた種の上に土をかぶせる
畝を立てた直後であれば、土に直接指で押し込んで植え付けることも可能です。
今回は約3,000個の種を植え付けており、作業自体は非常にシンプルに進められます。
植え付け後は草マルチを施して保護します。
過度な手入れをしなくても、適切な時期に植えれば立派なニンニクが収穫できます。
地下茎の雑草が消える?自然栽培による土質の変化
ニンニクを栽培している畑は粘土質で、以前は地下茎を伸ばす雑草が猛威を振るっていました。
トラクターのアタッチメント(リッチャー)で溝を掘ろうとしても、刃が通らないほどの硬さでした。
しかし、栽培を続けるうちに土壌環境が変化し、地下茎の草が大幅に減少しています。
研修生が畝立て作業を行った際も、以前のような地下茎の抵抗がほとんどなくなっていました。
今橋さんは、地下茎の雑草の役割について次のように説明しています。
- 地下茎が土中深くを通ることで、硬い土を耕し空気を通している
- 雑草自身が土を耕す役割を担っているため、非常にありがたい存在である
土がほぐれて環境が整うと、地下茎の草からオオイヌノフグリのような柔らかい草へと植生が変わります。
自然栽培を継続することで、固かった粘土質の土が劇的に柔らかく変化していきます!
落ち葉を使った「床堆肥」2年目の検証
今橋さんは自宅の庭で、落ち葉を活用した「床堆肥(とこたいひ)」の効果を実験されています。
約1年10ヶ月(約2年)前に仕込んだ場所で、ジャンボニンニクを栽培した結果が共有されました。
床堆肥の作り方
床堆肥は、土を深く掘り下げて有機物を仕込む手法です。
- 畝になる場所を深さ約30cmほど掘る
- 掘った溝の底に木の葉(落ち葉)を敷き詰める
- 掘り上げた土をその上に戻し、畝の形に整える
2年後の土と落ち葉の状態
仕込みから約2年が経過した土を掘り起こすと、落ち葉は完全に分解されず、層状になって残っていました。
ミミズなどの土壌生物が集まり、土は手やスコップがそのまま入るほどふかふかな状態を維持しています。
周囲の硬い未処理の土と比較すると、土の柔らかさには明らかな差が現れていました。
手入れをほとんど行わない放任栽培でも、玉ねぎのように大きなジャンボニンニクが育っています。
毎年作り直す必要はあるか
2年経過しても落ち葉が残っているため、床堆肥を毎年作り直す必要はありません。
野菜の育ち具合を確認し、生育が悪くなってきた段階で落ち葉を足す判断で十分です。
順調に野菜が育っている間は、そのまま栽培を継続できます。
床堆肥のメリットと活用場面
床堆肥には大きな効果がある一方で、作業上の負担もあります。
- 利点:土を温める効果があり、作物の根張りが良くなる
- 課題:深さ30cmを掘り起こすため、大きな労力がかかる
土壌が十分に肥沃であれば、無理に床堆肥を作る必要はありません。
しかし、「土が硬くて野菜が育ちにくい」「栽培がうまくいかず困っている」という場所では、土壌改良の手段として有効です。
土の状態に合わせて導入を検討してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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