2ヶ月の干ばつでも野菜が育つ理由とは?自然栽培20年の今橋さんが語る土の力

2ヶ月の干ばつでも野菜が育つ理由とは?自然栽培20年の今橋さんが語る土の力 自然栽培の心と学び
自然栽培の心と学び

2ヶ月の干ばつでも野菜が育つ理由とは?自然栽培20年の今橋さんが語る土の力
※画像をクリックすると拡大表示されます

イギリスで20年以上自然栽培に取り組む今橋さんの圃場から、干ばつ下での野菜の生育状況と土の力についての学びを整理しました。

2ヶ月雨が降らない熱波と自然栽培の畑

撮影が行われた8月中旬、イギリスではヒートウェーブと呼ばれる熱波が続いていました。日中の気温は35度近くまで上昇し、撮影時も33度前後を記録しています。

今橋さんがイギリスに住んで28年の間でも、2ヶ月間ほとんど雨が降らない干ばつは初めての経験だといいます。

ハウス内は毎日水やりを行っていますが、露地では使える水が限られています。そのため、屋外の畑にはほとんど散水ができない過酷な環境です。

今橋さんの圃場は13年間にわたり完全無肥料、無農薬を貫いています。堆肥や米ぬかなどの補いも一切施さず、土の力だけで栽培が続けられてきました。厳しい気象条件下でも、多くの野菜が力強く育っています。

露地野菜の生育状況と連作・自家採種の実績

露地野菜の生育状況と連作・自家採種の実績▶▲ この部分を動画で見る(1:15 から再生)

水やりがほとんどできない露地でも、作物は青々と育っています。今橋さんが紹介した主な野菜の状況は次の通りです。

カボチャとズッキーニの水やり頻度

連作13年目、自家採種27年の恵比寿カボチャは、青々とした葉を広げています。2ヶ月の間に行った水やりは、わずか2〜3回程度でした。1回あたり5〜10分程度しか水をあげていないと今橋さんは明かします。

連作13年、自家採種10年以上のズッキーニも同様です。この干ばつ期間中の水やりは1回程度にとどまります。

自然農法の野菜は水分を求めて根を深く伸ばすため、水不足でも生き生きと育つのだそうです。

果樹やハーブ類の様子

果樹やハーブも無肥料・無農薬で維持されています。ブドウは今年まったく剪定を行っていません。それでも枝には実が鈴なりについています。

観賞用のバラも、肥料や農薬を使わずに土の力だけで花を咲かせていました。畑の各所では、カレンデュラやラベンダーが順調に種をつけています。

トウモロコシとタマネギ

連作10年以上のトウモロコシもしっかりと実をつけています。

連作2〜3年目のタマネギも順調です。タマネギは水が多いほど玉が肥大するため、干ばつは厳しい条件となります。それでも必要な大きさにしっかりと育ちました。

ケールに発生した病虫害と「火と水」のバランス

ケールに発生した病虫害と「火と水」のバランス▶▲ この部分を動画で見る(10:30 から再生)

順調な野菜が多い一方で、ケール類(カボロネロ、ルシアンケール、カーリーケール)には異変が起きていました。葉がかすれたようになり、黒い虫が大量に付着して病気にかかっています。

病虫害が発生した原因

通常、土や種に肥料分が残っていると、それを浄化するために虫や病気がやってきます。しかし、この畑は13年無肥料であり、種も自家採種を重ねて清涼化されています。

今回の原因について今橋さんは「自然界のバランスが崩れたため」と説明します。太陽の熱(火)と雨(水)のバランスが、長期間の高温と干ばつによって大きく偏ったことが理由です。

バランスが崩れたときの対処法

日照りが続いて「火」が強すぎる場合は、水やりをして火と水のバランスを整えるのが基本の対処法となります。今橋さんの畑でも、症状が出ているケールには水やりを行っていました。

水が十分に確保できない環境では、作物の生命力に任せる姿勢が求められます。病気や虫は戦うべき敵ではなく、自然の一部であり友達だと今橋さんは語ります。感謝の気持ちを持って見守ることが大切です。

根菜類の育ちと栽培の工夫

根菜類の育ちと栽培の工夫▶▲ この部分を動画で見る(18:45 から再生)

畑の他のエリアでも、多彩な作物が土の力だけで育っています。

各種根菜類の状況

  • パースニップ:連作10年、自家採種10年以上。水やりをほぼ行わずに順調に肥大し、採種用の種も形成。
  • ウイキョウ:連作10年以上、自家採種8年。問題なくすくすくと生長。
  • ビートルート・赤カブ・ニンジン:水不足の中でも順調に生育。
  • ルバーブ:連作10年以上。葉には毒性があるため、収穫時は葉を切り落として茎のみを利用。

麦の収穫と資材利用

栽培していた麦は、上部の穂先をハサミで刈り取って収穫しました。残った麦わらの部分は、今後の畑で草マルチの資材として有効に活用されます。

菊芋の株間による生育比較

菊芋は毎年12月頃に収穫し、その場ですぐに植え戻す栽培を続けています。掘り残しも含めて密集して生える区画と、20〜30cm(約25cm)の間隔を空けて植えた区画の比較が紹介されました。

株間を25cmほどしっかり確保した区画のほうが、植え付け時期が遅かったにもかかわらず茎が太く、生育が早くなります!菊芋栽培では適切な間隔をとることが有効です。

まとめ

2ヶ月間雨が降らない極端な干ばつであっても、自然栽培の野菜たちは根を深く伸ばし、力強く育っていました。

作物が本来持つ生きる力と、土の潜在能力の高さがうかがえます。気候変動による極端な気象が増える現代において、自然のバランスを観察しながら作物を信じる姿勢は、大切な指針となりそうです。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

2ヶ月の干ばつでも野菜が育つ理由とは?自然栽培20年の今橋さんが語る土の力

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました