大規模果樹で年200トンの自然農法

大規模果樹で年200トンの自然農法 自然栽培の心と学び
自然栽培の心と学び

大規模果樹で年200トンの自然農法
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自然農法において、最も栽培の難易度が高い果樹のひとつとされるのが「リンゴ」です。

無農薬・無肥料による商業規模でのリンゴ栽培は、不可能に近いと言われてきました。

しかし現在、冷涼な気候のアイルランドで驚くべき成果が上がっています。

数千本から数万本規模の果樹園が自然農法へ転換し、大きな収穫量を上げている事例が存在します。

自然栽培20年の実践者である今橋さんが、現地を訪問しました。

そのレポートから、技術的な知見と栽培に向き合う精神性について整理してお伝えします。

1. 7,000本のリンゴ園を完全転換したロッドさんの事例

1. 7,000本のリンゴ園を完全転換したロッドさんの事例▶▲ この部分を動画で見る(5:45 から再生)

アイルランド・キルケニーのロッドさんは、国内最大級の有機リンゴ農家でした。

もともと農薬は使わず、チーズの製造粕を薄めて散布する独自の有機栽培を行っていた人物です。

栽培本数は約7,000本に及んでいました。

2017年、ロッドさんは今橋さんとの出会いを機に、まずは数百本の木で自然農法を試しました。

土が応えたサイン:クローバーの自生

初年度から自然農法の区画で見事にリンゴが実り、さらに劇的な変化が起こります。

動物性堆肥を施そうとしていた有機エリアには、草が生えませんでした。

一方で、肥料や資材を一切断った自然農法の区画だけに、クローバーが一面に自生し始めたのです。

土が自らの力で豊かになろうとする姿を目の当たりにしたロッドさんは、2018年に決断を下します。

所有する7,000本すべてのリンゴを、自然農法へと一気に切り替えました。

枝が折れるほどの実りと年間200トンの収穫

転換後、リンゴは重みで枝が折れそうになるほど鈴なりに実をつけました。

現在では年間300トンのうち、状態の良い200トン(20万キロ)を収穫・出荷しています。

ロッドさんは「肥料も農薬も、動物性の糞もチーズ粕も、何も入れなくてもリンゴは立派にできる」と語ります。

この実績は、自然農法による商業栽培の大きな可能性を示しています。

2. 慣行農法から一気に全面転換したダラさんの挑戦

2. 慣行農法から一気に全面転換したダラさんの挑戦▶▲ この部分を動画で見る(10:45 から再生)

もう一人の農家であるダラさんは、農薬と化学肥料を使う慣行農法を行っていました。

サクランボ2,000本、リンゴ推定2万本という広大な果樹園の経営者です。

ダラさんは2019年に自然農法の講習を受けました。

そして翌2020年、サクランボ2,000本とリンゴ2万本の全園を一気に自然農法へ転換したのです。

圧倒的な美味しさと収穫量の維持

慣行農法からの急激な転換には、収穫量が大きく減るリスクが伴います。

しかしダラさんの果樹園では、リンゴの収穫量が落ちませんでした。

サクランボに至っては、驚くほどの絶品に仕上がったといいます。

農薬や肥料にかかっていた莫大なコストと労力は不要になりました。

無肥料・無農薬の期間を経て、有機認証(オーガニック認証)も取得しています。

経営的にも極めて大きな成果を収めた事例です。

3. 実践者が学ぶべき「観察」と「我慢」の哲学

3. 実践者が学ぶべき「観察」と「我慢」の哲学▶▲ この部分を動画で見る(14:30 から再生)

今回のレポートにおいて注目すべき点は、ダラさんが語った病気や害虫への向き合い方です。

スプレーで叩くのは根本解決にならない

多くの農家は、作物の病気や害虫に対して有機資材や農薬を散布します。

外からの力で抑え込もうとするのが一般的な対応です。

しかし、ダラさんの考え方は大きく異なります。

> 「病気や虫が来たとき、スプレーで殺すのは根本的な解決にはならない。自然がそれをどのように自力で克服していくかを観察することが大切であり、その期間は農家側の『我慢』が必要なんだ」

ダラさんはこのように語っています。

自然の営みには波が存在します。

バランスが崩れた際に慌てて資材を施すのではなく、土や樹木が調和を取り戻す過程を見守る姿勢が求められます。

この自律的な回復プロセスを信じて待つことこそが重要です。

植物に対する敬意や感謝といった精神性が日々の観察眼を養い、作物が実る土台を支えています。

4. まとめ:自然の力を信じることから始まる

アイルランドの事例は、自然農法が小規模な菜園にとどまらないことを明確に示しています。

ロッドさんとダラさんの園地を合わせると、年間で数百トンものリンゴが生産されている状況です。

今橋さんの報告から整理できるポイントは、以下の3点となります。

  1. 土と植物は、外から何かを足さなくても自立する力を持っている
  2. 病虫害が出たときこそ、介入を抑えて「観察」と「我慢」に徹する
  3. 技術の根底には、作物への深い敬意と感謝が不可欠である

気候や環境は日本と異なりますが、「自然を信じて委ねる」という原理は世界共通です。

まずは頭でっかちにならず、目の前の土や草、樹木をよく観察してみてください。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

大規模果樹で年200トンの自然農法

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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