自然農法20年の経験を持つ今橋さんが、イギリスの畑から最新の実践結果を報告しています。今回は、造成1年目の畝で育てたジャガイモの収穫や、10年目を迎えたリンゴとブドウの生育状況が公開されました。
気候の厳しさを乗り越えて作物が実る様子から、土本来の力について多くの学びが得られます。動画内で語られた作物の状況や具体的な栽培手法を整理してお届けします。
冷夏と雨に見舞われたイギリスの気候
撮影が行われた9月下旬のイギリスは、快晴ながら朝の気温が13度まで冷え込みました。例年と比べても非常に寒く、厳しい冷夏だったと今橋さんは振り返ります。
日照不足や低温が続くなかでも、無肥料・無農薬の作物は力強く育っています。過酷な気象条件だからこそ、土の持つ力が如実に現れる結果となりました。
放任気味でも豊作となった自然農法1年目のジャガイモ
動画では、今年の初めに新しく作られた畝のジャガイモが収穫されました。この場所は自然農法を始めてちょうど1年目にあたります。
今シーズンは長雨の影響でジャガイモ栽培が極めて難しい年でした。近隣の有機農家でも収穫量が大きく落ち込んでいたといいます。
さらに今橋さん自身、道具を忘れて手で浅く植え付けを行いました。その後の土寄せも1回軽く行った程度で、十分なお世話ができていませんでした。
しかし、土を掘り起こすと立派なジャガイモが次々と姿を現します。条件の悪さや管理不足を感じさせない見事な収穫量となりました。自然農法は1年目からでも十分に収穫できると今橋さんは語ります。
病気知らずのミニトマトと土の抵抗力
ジャガイモの隣では、同じく管理の手を入れられなかったミニトマトが育っています。支柱を立てただけで誘引すら施されていませんでした。
雨が多い年は病気のリスクが跳ね上がります。実際、近隣の農家が育てるトマトは病気にかかり枯れてしまったそうです。
一方、今橋さんの畑のトマトは病気ひとつなく、青々と茂り実をつけています。無肥料栽培によって植物本来の抵抗力が保たれている様子が観察できます。
裏作でもたわわに実る10年目のリンゴ
続いて紹介されたのは、完全無肥料・無農薬で10年目を迎えたリンゴの木です。農薬や肥料はもちろん、剪定や人工授粉もほとんど行われていません。
前年に大豊作だった木は、翌年に実の数が減る「裏作」になるのが一般的です。さらに今年の冷夏も重なり、通常の栽培なら減収が予想される状況でした。
ところが今橋さんのリンゴは、裏作や悪天候を感じさせないほどたわわに実を結んでいます。枝には「垂直仕立て」の技術が活かされており、徒長枝をあえて残す管理が特徴です。
残された徒長枝は果実の重みによって自然と下へ垂れ下がります。この状態になることで、収穫作業も容易になると説明されています。
驚異的な収穫量を誇る10年目のブドウ栽培
畑のなかでも特に圧巻の光景が広がっていたのが、完全無農薬・無肥料で10年が経過したブドウです。
苗の定植と規格外の収穫実績
植えられているブドウは、インターネットで購入した安価な苗木でした。品種名も特定せず、約1.5メートル間隔で並ぶ鉄筋の足元に直接挿し木したものです。
前年の収穫実績は、約26本の木からおよそ300キログラムに達しました。1本あたり約11キログラムのブドウが収穫できた計算になります。
今橋さんが現地のオーガニック農家に確認したところ、一般的な収量は1,000本で500〜1,000キログラム程度だそうです。1本あたりに換算するとわずか0.5〜1キログラムにとどまります。
つまり、今橋さんの自然農法ブドウは有機栽培の11倍から22倍という驚異的な収量を記録しました!今年は前年をさらに上回る収穫量が見込まれています。
独自の剪定方法と枝の管理
剪定に関しては、定植3年目から5年目頃まで道法(どうほう)氏の垂直仕立てを実践していました。徒長枝を上へ伸ばす手法を取り入れていたそうです。
その後、6年目以降は感覚を重視した独自の剪定法へと移行しました。一般的なブドウ栽培では、枝を短く切り戻す「短梢剪定」が広く行われています。枝を長く伸ばしすぎると樹勢が衰え、実がつかなくなると考えられているためです。
しかし今橋さんのブドウは、枝を6メートル以上伸ばしても問題なく大量の実をつけます。土の力が十分に備わっていれば、枝を伸ばしても樹勢は落ちないと実証されています。
普段の管理では、枯れた枝や通路を塞ぐ枝を切る程度にとどめています。地面に枝が触れないようホースなどを使って持ち上げ、ほぼ放任の状態で維持されています。
寒冷なイギリスで実証された土の可能性
イギリスは曇天や雨が多く、本来はブドウの栽培に適した気候ではありません。今年は例年よりさらに10度近く気温が低い日が続きました。
イタリアでブドウ栽培の経験がある知人も、この地での成功に大変驚いていたといいます。日照が少なく寒い土地であっても、土が本来の力を発揮すれば作物は立派に応えてくれます。
日本各地で開催されるラーニングプログラムの案内
動画の冒頭では、10月に一時帰国する今橋さんの日本各地での講演予定が告知されました。
10月7日の大阪シンポジウムでは「種」をテーマにした特別講演が行われます。著名な登壇者が集う貴重な機会となる見込みです。
本格的な自然農法を学べるラーニングプログラムは、以下の地域で開催が予定されています。
- 10月5日:福岡県北九州市
- 10月8日:岡山県
- 10月12日:福島県
- 10月13日:宮城県仙台市
- 10月14日:京都府
- 10月16日:静岡県浜松市(Part2)
- 10月17日〜18日:北海道
- 兵庫県西宮市(Part2)
- 名古屋市(グリーンライフフードフェスタ)
- 11月11日:東京都(ヴァンダナ・シヴァ氏らとの共演)
Part2は静岡と兵庫のみの開催となり、他の会場ではPart1が実施されます。会場では自然農法の書籍や加工品の販売に加え、サイン会や記念撮影も予定されています。参加希望の方は公式の案内をご確認ください。
まとめ
今回の動画では、自然農法1年目の畑と10年目を迎えた果樹の双方が紹介されました。
天候不順や管理不足があっても、土に力があれば作物は健全に育ちます。1年目の畑であっても、過度な心配をせず希望を持って栽培に向き合う姿勢が大切です。
自然の力を引き出す土作りに興味がある方は、日々の栽培に取り入れてみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。







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