耕作放棄地から始める自然栽培の基本

耕作放棄地から始める自然栽培の基本 土作りと自然の仕組み
土作りと自然の仕組み

耕作放棄地から始める自然栽培の基本
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自然農法や自然栽培を始めようとするとき、最初に疑問が生じやすい点があります。「最初の土づくりはどうすればいいのか」「刈った雑草の処理はどうすべきか」という疑問です。

一般的なマニュアルでは、「緑肥を育ててから」や「青草をすき込むとガスが湧くためNG」などと説明されます。実際の現場ではどのように判断し、作業を進めればよいのでしょうか。

今回は、自然栽培を長年実践されている今橋さんの知見をもとに、耕作放棄地からスタートする具体的な手順を整理しました。気になる「青草のすき込み問題」についても解説します。

1. 耕作放棄地から始める場合、最初のステップはどうする?

1. 耕作放棄地から始める場合、最初のステップはどうする?▶▲ この部分を動画で見る(2:45 から再生)

「数年放置された耕作放棄地を借りて自然栽培を始めたい」と考える人は多いはずです。肥料も入れずにいきなり耕して畝を立て、野菜を植えてよいのか迷うところでしょう。

これに対する今橋さんの結論は、「基本的にはそのままスタートして大丈夫」というものです。

数年間、農薬や化学肥料が使われていなかった土地は、土が自然な状態へと戻り始めている可能性が高いためです。放置されていた期間に、土の正常化が進んでいると考えられます。

基本のスタート手順

今橋さんが解説する基本的な手順は以下の通りです。

  1. 草を刈る:地表の草を刈り倒し、一度脇によけておく。
  2. 耕して畝を立てる:土を耕し、作付け用の畝を作る。
  3. 刈った草を畝の上に戻す(草マルチ):よけておいた草を畝の表面に敷き詰め、土を裸にしないように保つ。
  4. 種まき・定植:草マルチを少しよけてタネをまく、または苗を植え付ける。

まず「緑肥(イネ科・マメ科)」から始めた方がいいケース

基本はすぐに野菜を植えて問題ありません。しかし、畑に生えている草の状態によっては、ワンステップ挟んだ方がよい場合もあります。今橋さんは、次の2つの状態に注意が必要だと言います。

  • 草がほとんど生えていない痩せた土壌
  • 特定の地下茎雑草(スギナやヨモギなど)ばかりが優占している場所

このような状態は、土壌環境が野菜にとってまだ厳しいサインです。無理に野菜を植える前に、まずはライ麦などのイネ科植物や、クローバー・ソラマメなどのマメ科植物を育てます。土の団粒化や地力回復を促してから本栽培に入ると、失敗が少なくなるとのことです。

畑の一角で「草マルチ用の麦」を育てるのもおすすめ

自然農法では土の保湿や保温、微生物の住み処として草マルチが欠かせません。ところが、栽培初期は敷き草が不足しがちになります。

もし畑のスペースに余裕があれば、1〜2本の畝を使ってライ麦や古代小麦などを育てておくのがおすすめです。麦は非常に強健で手間がかかりません。収穫した後の麦わらは、極上の草マルチ資材として畑じゅうで活躍してくれます。

2. 刈った「青草」は土に混ぜ込んでも大丈夫?

2. 刈った「青草」は土に混ぜ込んでも大丈夫?▶▲ この部分を動画で見る(8:45 から再生)

畑を耕すとき、「刈り取った青い草をそのまま土に混ぜてよいのか」という点も疑問になりやすい部分です。

一般的には、「生の有機物を土中にすき込むと、未熟分解によって有害なガスが発生し、作物の根を傷める」と言われます。この点について、現場の実践感覚ではどう捉えるべきでしょうか。

背の低い草なら、そのまま混ぜ込んでも問題ない

今橋さんによれば、草丈が低く量もそこまで多くない青草であれば問題ありません。そのままトラクターやクワですき込んでも、実際のところ大きな支障は出ないとのことです。土の中ですみやかに分解され、土の巡りの一部となっていきます。

背の高い草・大量の草の場合は「一度枯らす」

一方で、高く成長した草や大量の青草を無理にすき込むのは避けたほうが無難です。大量の生草を深く埋め込むと、土の中が嫌気状態になってしまうためです。

背の高い草がある場合は、以下のどちらかの方法をとるとスムーズに進みます。

  • 刈った後、畑の表面に2〜3日(〜5日ほど)放置して天日干しし、カラカラに枯れてから耕し込む
  • 刈った草を土の中には入れず、畝を立てた後に地表へ「草マルチ」として乗せる

「青草を絶対に混ぜてはいけない」と神経質になる必要はありません。「大量の生草を地中に埋めず、枯らしてから土に還す」、あるいは「地表で循環させる」という原則を押さえておくのがコツです。

3. まとめ:土と草の声を聞きながら柔軟に進めよう

自然農法や自然栽培を進める上で大切なのは、マニュアルの知識だけで判断しないことです。今橋さんは、「目の前の土と草の状態を観察すること」の重要性を説きます。

  • 草が旺盛に生えているなら、土に力がある証拠なのでそのまま栽培をスタートできます。
  • 草が生えない、あるいは硬い草ばかりなら、緑肥で土を育てることから始めてみてください。
  • 青草は量と高さを考慮し、無理に埋め込まず地表で枯らしてから活用するのが基本です。

無農薬・無肥料で土と向き合うと、手を入れるごとに土は柔らかく、温かく変化していくと今橋さんは語ります。最初から完璧を目指す必要はありません。土や草の反応を見守りながら、一歩ずつ自然に沿った畑づくりを楽しんでみてください!

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

耕作放棄地から始める自然栽培の基本

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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