自然栽培を実践する中で、土の質や水やり、作物の管理方法について疑問を持つ場面は少なくありません。
今回は、自然栽培を20年実践されている今橋さんが、視聴者から寄せられたさまざまな質問に答えた内容を整理してお届けします。土壌環境に悩む方や、日々の管理に迷いがある方へのヒントとなる内容です。
草マルチの役割と土に対する考え方
草マルチやすき込む草が、土の栄養になるのかという質問に対する回答です。
今橋さんは、土に栄養素を与えるという発想自体を持っていません。土は最初から完璧な状態であるという前提に立っているためです。
草マルチの目的は、土の水分を保ち、表面が硬くなるのを防ぐ点にあります。さらに、余計な雑草の発芽を抑える効果も期待できます。
草をトラクターで土に混ぜ込む場合も、栄養補給が目的ではありません。その方が早く作業が終わる場合にのみ行います。草マルチが作業の邪魔になる時は、取り除いてから作業を進めるそうです。
ジャガイモの水やりと水道水への向き合い方
芽出しをしたジャガイモの植え付けと、水道水しか使えない場合の対処法についてです。
ジャガイモは本来あまり水を必要としない野菜です。芽出しが済んでいるならそのまま植え付け、あとは雨が降るのを待ちます。
自然栽培の水やりについて、今橋さんは基本的に以下の基準で管理しています。
- 土へ直接種をまいた場合:発芽前後の最初の1回のみ水やりを行う
- ポット苗を定植した場合:土になじむまでの3日から5日ほど水やりを続ける
身近に水道水しかない環境であれば、無理に別の水を探す必要はありません。水に感謝の気持ちを向けながら、そのまま水道水を使って水やりをすれば十分とのことです。
トマトに適した土の選び方
トマトを栽培する際、どのような土を使えばよいのかという質問が寄せられました。
今橋さんの考えでは、基本的にどのような土であっても栽培が可能です。「良い土」「悪い土」と分けるのではなく、目の前の土に感謝して栽培を始める姿勢を大切にしています。
あえて理想の条件を挙げるなら、肥料や農薬が使われていない土を選ぶのが一番だといいます。
カボチャの仕立て方と根菜類の連作
カボチャの仕立て本数や、生姜などの連作についての見解です。
カボチャを植えた後、今橋さんは何本仕立てにするかを気にしていません。最初の芯を止める摘心も行わず、植えた後はそのまま自然に任せて育てています。
また、生姜の栽培経験はないものの、栽培する場合は連作するだろうと語ります。生姜に性質が似ている菊芋については、10年以上にわたって同じ場所で連作を続け、毎年よく育っています。
水がたまる畑での栽培アプローチ
雨が降るとプールのようになってしまう畑でも栽培できるのか、という切実な質問に対するアドバイスです。今橋さん自身の畑も粘土質で、雨天時には水がたまりますが、問題なく野菜が育っています。
水はけが極端に悪い場所で栽培を始める場合、今橋さんは以下の手順を提案します。
- 高畝を作る:水はけを補うため、土を高く盛り上げて畝を立てる
- 敷き草をする:雨上がりに土の表面がカチカチに固まる現象を防ぐ
- 強い作物から育てる:過酷な環境にも強い菊芋や、水菜などのサラダ類を試す
初年度は多種類の野菜を植えてみて、どの野菜が育つかを見極める作業が欠かせません。うまく育った野菜を、2年目や3年目に選んで植えていきます。
もし初年度に野菜が全く育たなかった場合は、半年から1年ほど麦やクローバーの種をまく方法が有効です。一度土の状態を整え、通常の雑草が生える環境まで回復させてから、野菜の栽培を再開します。ただし、クローバーに長く頼り続けないことが注意点として挙げられました。
混植(コンパニオンプランツ)への見解
家庭菜園などの狭い場所で生じる混植や輪作についての見解です。
今橋さん自身は、相性の良し悪しを意識して野菜を植えることはほとんどありません。特別な組み合わせを考えなくても、野菜は十分に育つといいます。
ただし、混植の効果自体を否定しているわけではありません。過去にタマネギとニンジンを混植した際、ニンジンの害虫であるキャロットフライの被害を長く防げた経験があったそうです。興味がある場合は、インターネットなどの情報を参考に試してみる価値があります。
長根作物の栽培で波板を使うことの是非
ゴボウや長芋を育てる際、収穫しやすくするために波板やクレバーパイプを使うことについて、自然栽培の観点からどう捉えるかという質問です。
今橋さんは、それらの資材を使わないと栽培が難しい環境であれば、使用しても差し支えないという見解を示しました。収穫後には資材を土から掘り出すため、長期間土中に放置されるわけではないからです。
唯一の注意点として、プラスチックの破片が土の中に割れて残らないようにすることだけは、厳重に気をつける必要があります!土を汚さない配慮をした上であれば、柔軟に取り入れてよい手法だといえます。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。














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