自然栽培を20年以上実践している今橋さんの農園では、定期的に「オープンファーム」が開催されています。
第11回目となったイベントには国内外から約70名が参加しました。畑の見学ツアーや土壌分析データの公開、太鼓演奏などが行われた現地の様子について、動画の内容を整理してお伝えします。
第11回を迎えたオープンファームの盛況ぶり
今橋さんの農園で開催されたオープンファームは、今回で11回目を数えます。2010年の初年度は10人ほどの参加者でした。
今回は用意された70枚のチケットが完売となり、当日の飛び込み参加者も出るほどの盛況ぶりを見せています。
ツアーは今橋さんによる英語での畑案内から始まりました。参加者には海外からの来訪者も多く含まれています。
案内を終えた後は農園内での太鼓演奏が披露され、最後に農産物や加工品の販売会が行われました。
自然栽培の基本方針と自家採種の重要性
今橋さんは自然の力を最大限に活かす農法を実践しています。肥料や農薬、堆肥などの外部資材は畑へ一切投入しません。
営農において今橋さんが特に力を注いでいるのが自家採種です。
農園では約40種類の野菜が栽培されています。そのうち85%以上の品目で自家採種に成功しており、将来的には100%を目指しています。
土壌微生物の働きについても解説がなされました。土1グラムの中には数億から数百億もの微生物が存在します。
しかし、現代の科学で生態が解明されている土壌微生物は、全体のわずか1%程度にすぎません。人智の及ばない微生物の営みに委ねることが、自然栽培の根底にあります。
土壌分析データが証明する無肥料連作の成果
肥料を与えずに作物を連作すると、土の栄養が枯渇して野菜が育たなくなるという意見は少なくありません。
今橋さんは専門の研究機関へ土壌サンプルを送り、状態を定期的に検査しています。
比較対象としたのは、人の手が入っていない草地エリアと、無投入で連作を続けたジャガイモエリアです。
5年目にあたる2014年の検査では、無投入連作エリアの有機物や主要養分は減少していませんでした。微生物活性や土壌健康度指数(Soil Health Index)は、草地よりも高い数値を記録しています。
さらに連作10年目となった2019年の検査結果は以下の通りです。
- 微生物活性:草地の2.7に対し、連作畑は4.9へ上昇
- 土壌健康度指数:2014年の3.1から、6点満点中の5.1へ向上
何一つ投入せず連作を重ねるほど、土壌の健康度と生物性が高まる事実が科学的にも実証されました。
定植後の無潅水と高収量を実現するカボチャ栽培
ツアーでは自家採種を重ねたカボチャ畑の管理方法についても解説が行われました。
見学者から「定植後に週何回水をやるのか」と質問を受けた今橋さんは、「定植後は一切水やりをしない」と答えています。
一般的には定植後に週数回の潅水を行う農家が大半です。今橋さんは定植直前に苗をしっかりと水に浸すだけで、その後の水やりは行いません。
気温が30度を超える猛暑であっても、カボチャは枯れることなく順調に生育します。
収穫量においても実績を残しています。プロの有機農家が同面積で50〜200kgと見立てた区画から、今橋さんは2018年に600kgを超える収穫を上げました。
畑での太鼓演奏と農産物の販売
ファームツアーの後は、緑豊かな農園の中で力強い太鼓の演奏が披露されました。
演奏後は販売会が催され、農園で育った野菜のほか、今橋さんが交流を持つ海外や日本の自然食品が並びました。イタリアやギリシャ、スペイン、アイルランドなどの加工品が参加者に届けられています。
土の力を引き出す技術と科学的なデータは、国境を越えて多くの人々の関心を集めています。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。










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