自然農法14年でも虫が発生する理由

自然農法14年でも虫が発生する理由 病害虫・鳥獣害対策
病害虫・鳥獣害対策

自然農法14年でも虫が発生する理由
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「自然農法を続けて自家採種していれば、虫や病気は出なくなるのでは?」

そう考える方もいるかもしれません。しかし、14年間無農薬・無肥料を続け、10年以上自家採種をしている畑でも、時にアブラムシなどの虫が発生します。

今回は、イギリスで長年自然栽培を実践されている今橋さんの畑の事例です。「なぜ自然農法を続けていても虫が来るのか」という根本的な自然の理と、連作14年目の畝へのケール定植のコツを整理しました。

自家採種を重ねると花が咲かなくなる?ジャガイモに見る自然の適応

自家採種を重ねると花が咲かなくなる?ジャガイモに見る自然の適応▶▲ この部分を動画で見る(1:15 から再生)

畑では、自家採種を13年ほど続けているジャガイモが立派に育っています。品種は「ニコラ」と「アロエット」です。ここで興味深い現象が見られます。

  • 市販の種イモで栽培を始めた当初は、一面に花が咲き誇っていた。
  • 自家採種を10年以上重ねるうちに、年々花が咲かなくなり、今ではほとんど花をつけなくなった。

試しに株を掘ってみると、土の中には丸々と太った見事なイモが何個も実っています。

花を咲かせて実(種)をつけるエネルギーを使っていません。地下の塊茎を太らせることに集中しているようにも見えます。環境に適応し、無駄を削ぎ落としていく植物本来の自然な姿です。

14年目の畑にアブラムシが大発生した理由とは?

14年目の畑にアブラムシが大発生した理由とは?▶▲ この部分を動画で見る(5:45 から再生)

そら豆(ブロードビーン)に、黒いアブラムシが一時的に大量発生しました。「10年以上自家採種しても虫が来るなら、自然農法は難しいのでは」と感じるかもしれません。

しかし、自然農法の視点では、虫や病気の発生に明確な理由が存在します。

虫が来る2つの原因

  1. 土や種が農薬・肥料で汚れている場合:未消化の窒素過剰や不純物がある土では、それを浄化・分解するために虫が集まります。
  2. 「火と水(太陽と雨)」のバランスが崩れた場合:土と種が清浄であっても、気象の極端な変化でバランスが崩れた時に虫が現れます。

今回の畑では、前半に大雨が続きました。その後、3週間にわたって雨が降らず、強い日照りが続いたそうです。この「火(太陽・乾燥)」と「水(雨・湿気)」のギャップが極端に開いたことが原因でした。自然界がそのバランスを整えようとして、アブラムシを呼んだと今橋さんは解説します。

人間にできる手当て

  • 日照りが続く場合: 水やりをして「火と水」のバランスを中和させます。
  • 雨が続く場合: 排水対策や高畝にして過湿を防ぐ工夫が有効です。

土と種が清浄であれば、虫が来ても作物は枯れない

土と種が清浄であれば、虫が来ても作物は枯れない▶▲ この部分を動画で見る(9:45 から再生)

ここで最も重要なポイントは、「土と種が清浄に育っていれば、虫が来ても作物は死なない」という点です。

一般的な栽培では、アブラムシが大発生すると作物が吸汁されて枯れてしまう例が少なくありません。一方、自家採種を重ね、14年間何も入れずに育ててきた土では作物の生命力が強くなります。病虫害を自力で跳ね返す力を持つのです。

実際に今回のそら豆も、天候のバランスが戻るにつれてアブラムシは自然と姿を消しました。株は青々と元気に育ち続けています。今橋さんの14年間の経験でも、病気や虫が出たのは約6回と数えるほどでした。そのすべてで作物が自力で回復し、無事に収穫に至ったといいます。

虫や病気は作物を脅かす敵ではありません。「環境のバランスの乱れを知らせてくれるサイン」として受け止める姿勢が大切です。

ケール定植の実践ポイント(連作14年目の畝)

ケール定植の実践ポイント(連作14年目の畝)▶▲ この部分を動画で見る(12:45 から再生)

動画後半では、3月に播種して約3ヶ月育苗したケールの定植が行われました。その実践的なポイントを整理します。

1. 植え付け前にしっかり吸水させる

ポットから抜く前に、苗をポットごとたっぷりと水に浸けます。下まで十分に水を行き渡らせるためです。この作業が植え付け初期の活着をスムーズにします。

2. 株間は約50cmを確保する

ケールは成長すると大きく葉を広げます。指先から肘までの長さや手の幅などを目安に、約50cm前後のゆったりとした間隔を取って植え穴を掘ります。

3. やや深植えにして株元を安定させる

苗を取り出したら植え穴に入れ、株元にしっかり土を寄せます。もし苗が徒長して茎が伸びてしまっていても問題ありません。土を少し上の方まで被せて深植えにします。こうすることで風で倒れず、力強く根を張るようになります。

4. 連作と前作の草の力を活かす

定植した畝は、ケールを連作して14年目の場所です。前作ではオオイヌノフグリなどの雑草が生い茂っていました。それでも草取りをほとんどせず自然に任せ、立派に収穫まで至っています。土が育っていれば、連作障害を恐れる必要はありません。

最後は、苗に「ありがとう」「元気に大きくなってね」と声をかけながら丁寧に土を鎮圧します。植物をひとつの生命として敬う姿勢が、作業の端々に込められていました。

まとめ

  • ジャガイモの自家採種: 年数を重ねると花が咲かなくなる現象があり、自然の適応が見られる。
  • 虫の発生原因: 肥料の汚れだけでなく「火と水(日照りと雨)」のバランスの崩れでも起こる。
  • 自然農法の底力: 土と種が整っていれば、虫が来ても枯れずに自力で回復し、バランスが戻れば虫は去る。
  • 定植の基本: 植え付け前の十分な吸水、適切な株間、深植えによる安定が活着の鍵となる。

自然農法を実践していると、虫が出ただけで「失敗したのでは」と不安になりがちです。しかし、自然界の「火と水」のゆらぎの中で生きている以上、虫が訪れるのも自然な営みのひとつといえます。

作物の生命力を信じ、大自然のリズムに寄り添いながら見守ってみてください!

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

自然農法14年でも虫が発生する理由

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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