自然栽培において、大きなタマネギやネギを育てるためには育苗期の管理が重要になります。自然栽培を20年実践している今橋さんは、苗の段階で手を加えることで力強い生育を促しています。動画で実演されている具体的な手順とポイントを整理しました。
立派なタマネギやリーキを育てる苗の扱い方
今橋さんの畑では、自家採種を7年ほど続けたタマネギやリーキが立派に育っています。大きく育てるための鍵となるのが、育苗中に行う地上部と地下部の処理です。
イギリスの栽培者も取り入れている手法を応用し、苗に刺激を与えて成長を促します。タマネギだけでなく、根深ネギ、リーキ、わけぎ、チャイブといったネギ科全般に共通して使える技術です。
ポイント1:育苗中に葉の先を切り戻す
今橋さんは、10月に種をまいたタマネギの苗が伸びてきた段階で、葉の先端をハサミで切り落とします。
草丈が5センチから15センチほどに育った頃が目安です。葉の上部を全体の4分の1程度、適当な位置でサクサクと切っていきます。厳密な長さにこだわる必要はありません。
葉を切られた苗は、失った部分を取り戻そうとして上に向かって勢いよく伸び始めます。この反動を利用することで、茎が太く力強い苗へと育ちます。育苗期間中に成長に合わせて2〜3回ほど切り戻す作業を繰り返すと、そのたびに苗が一気に大きくなります。
ポイント2:植え付け時に葉と根の両方を切る
ポット育苗ではなく地床で育てた苗を定植する場合は、根の扱いも大切です。
苗を抜いた際、上部の葉だけでなく根の先もハサミで切り詰めてから植え付けます。今橋さんが切る場合と切らない場合を比較検証したところ、大きな差が出ない年もありました。しかし、切ったほうが一気に力強く育つ場面も多く見られたため、剪定してからの定植を推奨しています。
ポイント3:育苗ポットの下の土をほぐす
ポットで育苗する場合、苗を大きく育てるにはポットの下の地面を活用します。ポットの底穴から下の土へ根を伸ばすことで、苗がしっかり養分を吸える状態を作ります。
作業手順は次の通りです。
- 育苗トレイやポットを一度持ち上げて別の場所に避ける。
- ポットが置かれていた場所の土をクワやスコップで耕す。
- 雑草を削り、固くなった地面の土をほぐして柔らかく整える。
- 耕した地面に水やりをして湿り気を与える。
- その上にポットを元の状態へと戻す。
天地返しのような深い耕起までは必要ありません。表面の土をほぐして水を撒いておくだけで、ポットの底から出た根が下の土へと活着しやすくなります。このひと手間によって苗の根張りが格段に良くなり、数日で見違えるほど大きく成長します!
今橋さんの農園では、約6000本の苗を同様の手順で管理し、4月下旬から5月にかけて本畑へ植え付けています。苗が順調に大きくならないときは、葉の切り戻しやポット下の土の整備を試してみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。









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