自然栽培を20年実践している今橋さんの動画から、トマトの育苗と定植の手順、ハウス内の土の管理、硬い土へのソラマメ定植について要点をまとめました。苗の徒長への対処法や、乾燥して水を弾く土の再生法など、現場で役立つ具体的な知識が語られています。
小ポットから大ポットへの移植と徒長苗のリカバリー
育苗初期に小さなポット(3cm×5cm程度)で育てたトマト苗は、大きめのポット(7〜9cm程度)へ移植します。
移植時の重要な手順とポイントは次の通りです。
- 間引きのタイミング:苗が2本ある場合、そのまま2本とも移植します。定植後10日ほど様子を見て、順調に育っていることを確認してから1本に間引きます。定植後の枯れに備えるための工夫です。
- 徒長苗への対処:茎が細長く伸びて徒長した苗は、深植えにして解消します。徒長した茎の部分まで土をしっかり被せることで、徒長がリセットされます。根元は手で軽く押さえて安定させます。
- 土の量:移植先のポットには、縁の高さまで満杯に土を入れます。土の容量が多いほど、根がしっかり張って苗が大きく育つためです。
移植した苗は、草丈が20cmほどになるまで育ててから本圃へ定植します。今橋さんによると、徒長の原因は日照不足、水分の過剰、苗の密植の3点です。これらを防ぐことで徒長を抑えられますが、もし徒長しても深植えを行えば問題なくカバーできます。
自家採種トマトの定植手順と活着させるポイント
本圃への定植作業では、根を傷めず活着を促す丁寧な扱いが求められます。動画では、自家採種18年、連作14年目となる強健なトマト苗の定植手順が実演されています。
芽かきの考え方と植え付けの手順
- 芽かきの手法:わき芽を取る場合は、付け根からきれいに取り除きます。中途半端に残すと再び芽が伸びてくるためです。なお、今橋さんは芽かきを厳密に行わず、そのまま伸ばして支柱へ誘引していく方法も実践しています。
- 植え付け前の吸水:植え付ける直前に、苗をポットごと水へしっかりと浸します。土の内部まで水分を行き渡らせておくことが大切です。
- 苗の取り出しと植え付け:指の間に茎を挟んでポットをひっくり返し、優しく苗を抜き取ります。根鉢の土が崩れないよう、下から手を添えて植え穴へ入れます。
- 定植時の深植え:苗が徒長している場合は下葉を取り、茎の上の方まで土を被せます。埋まった茎の部分から新しい根が力強く発生するためです。株元には土を寄せて、少し山型になるよう整えます。
定植後の水やりと日陰管理
定植を終えたら、すぐにたっぷりと水を与えます。
定植直後の苗を急に強い日差しや高温のハウス内へ置くと、萎れる恐れがあります。そのため、定植後は3日ほど屋外の日陰に置いて養生させます。夜間はハウス内へ取り込み、朝になったら再び外の日陰へ出す管理を続け、完全に活着するのを待ちます。
ハウス内の土が水を弾く原因とその対策
ビニールハウスやポリトンネル内では、土の乾燥による劣化に注意を払う必要があります。
野菜が植わっている畝には日常的に水やりが行われますが、端の通路や野菜のないスペースは潅水が届きにくくなります。日光が当たり続け、水分が完全に抜けた土は極度に劣化し、水を弾く状態(撥水化)に陥ります。
土が水を弾いてしまうと、作物の根が水分や養分を吸収できません。
この状態を解消するには、土が再び水分を吸い込むようになるまで、根気強く水をたっぷり注ぎ続ける必要があります。土を痛めない予防策として、作物が植わっていないハウス内の周辺部にも定期的な水やりを欠かさないことが大切です。
土が硬い条件下でのソラマメ定植と土の力
動画の後半では、非常に硬くなった土壌へソラマメ(ブロードビーン)を強引に定植する様子が紹介されています。
翌日に大雨が控えており、土を耕せなくなる前に定植を完了させる判断によるものです。本来は晴天が続いた段階で耕運しておくべきところ、タイミングを逃したことで土が硬化していました。
スコップも容易に入らない硬さですが、今橋さんは「心配いりません、絶対にできます!」と言い切ります。人間が野菜を作るのではなく、自然栽培で育まれた土の力が作物を育ててくれるためです。条件が万全でない状況であっても、土が持つ本来の力を信頼して栽培に向き合う姿勢が示されています。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。







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