自然栽培を始めるとき、最初の土地選びや土の扱いはその後の栽培を大きく左右します。自然栽培歴20年の今橋さんが解説する、適した土地を見極める6つのポイントと、準備から種まきまでの具体的な手順をまとめました。
失敗しないための土地選び6つのポイント
今橋さんは、畑となる土地を探す際に確認すべき基準として以下の6点を挙げています。
1. 無肥料・無農薬の期間を確認する
過去に肥料や農薬がどの程度使われていたかを調べます。土に残った成分は、自然栽培を始める上での障害になりかねません。10年以上使われていない土地であれば非常に適しています。
2. 黒土を選ぶ
土質は赤土よりも黒土が野菜作りに向いています。ふかふかとした黒土がベストです。ただし、赤土しか見つからない場合でも自然栽培を行うことは可能です。
3. 自宅から近い場所を選ぶ
圃場へ通う負担を減らすため、家から近い場所を探すことが大切です。今橋さんの圃場は歩いて15秒ほどの距離にあります。台風などで野菜が倒れた際にも、近い場所なら迅速な手直しが可能です。
4. コンクリートに囲まれていないか確認する
周囲がコンクリートで覆われていると土が締め固まります。その結果、畑の土が呼吸しにくくなってしまいます。四方を囲まれた環境は避け、コンクリートが少ない場所を選んでください。
5. 日当たりが良い場所を選ぶ
野菜を順調に育てるには、十分な日光が欠かせません。一日を通してしっかりと日が当たる環境が理想的です。
6. 水が溜まらない土地を選ぶ
雨が降ったあとに水没が続く場所は避ける必要があります。水が抜けずに滞留すると、土が呼吸できなくなって劣化します。水はけが良い畑を選ぶか、溜まった水を適切に排水できる環境を整えなければなりません。
自然栽培を始める際のアドバイス
土地の条件や栽培環境に合わせ、スタート時にはいくつかの注意点があります。
畑の土をそのまま使う
新しく土地を借りた場合、外部から土を持ち込まず、元からそこにある土を使って栽培を始めます。粘土質で硬い土であっても作物は育ちます。市販の土を購入するのは最終手段とし、どうしても育たない場合に自然堆肥の活用を検討します。
慣行農法や有機栽培から転換する場合の注意点
これまで肥料や農薬を使ってきた土には、成分が残留しています。自然栽培へ切り替えた最初の年は、急な環境変化によって作物が育ちにくくなったり、虫や病気が発生したりすることがあります。
この時期に農薬などを使わず持ちこたえることで、土は徐々に正常な状態へと戻っていきます。草マルチや自然堆肥を活用しながら、土が変わるのを待つ姿勢が求められます。
プランター栽培での土の選び方
プランターで始める場合、自然栽培を実践している人から土を分けてもらう方法が適しています。近隣に実践者がいないときは、地主の許可を必ず取った上で山の土を採取するのも一つの手段です。
いずれも難しい場合は市販の土を利用します。また、プランターの底に穴が開いているかを必ず確認してください。水はけを確保し、土へ空気を行き渡らせるために欠かせない構造です。穴がない容器にはドリルなどで穴を開けて使用します。
畑をスタートさせる4つの手順
畑を借りたあとは、以下の手順で栽培の準備を進めていきます。
1. 草刈りを行う
まずは敷地全体の草を刈り取ります。刈った草はあとでマルチとして再利用するため、捨てずに集めて保管しておきます。
作業にはバッテリー式の電動草刈機が適しています。エンジン式に比べて本体が軽いため疲労が大幅に軽減され、ボタン一つで始動する利点があります。刃に草が絡まった際も逆回転機能で簡単に解消できます。バッテリーの持続時間に合わせて予備を用意しておくと作業が滞りません。
2. 刈った草を集める
刈り取った草を丁寧に集めます。初期段階でまとまった量の草を確保しておく作業が欠かせません。
3. 畝を立てる
平らな状態よりも、畝を立てて側面を作ることで土の中に空気と水が通りやすくなります。土中の通気性が向上すると根が深く伸び、野菜の生育も良くなります。
作業時は紐を真っ直ぐに張り、ラインに沿ってスコップで両脇に切れ込みを入れます。そのあと、スコップの幅に合わせて土を中央に盛り上げて形を作ります。地温を上げたい場合は、事前に深さ30cmほどの溝を掘って落ち葉などを敷き込む「床堆肥」を施す方法も有効です。
4. 草マルチを敷いて種をまく
完成した畝の上に、集めておいた刈り草を敷き詰めて草マルチを施します!
マルチを敷き終えたら土の状態を確認し、適した状態であれば種まきへと移ります。これが自然栽培をスタートする基本の流れとなります。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。










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