自然栽培で野菜がうまく育たなかったとき、どのように原因を考え、畑と向き合えばよいのでしょうか。自然栽培を20年実践されている今橋さんは、栽培技術の分析だけでなく、栽培者自身の心持ちが次の収穫を大きく左右すると語ります。
今回は、不作に見舞われたときの観察の視点や、土に対する向き合い方について整理してお伝えします。
まずは前年との違いを丁寧に観察する
野菜がうまく育たなかったとき、基本となるのは畑をよく観察することです。
「去年はできたのになぜ今年はできなかったのか」を慎重に見極めます。前年との違いを比べることで、自分に何が足りなかったのかが見えてきます。
作物が育たない理由には、さまざまな要素が関係します。
- 天候の不順による生育不良
- 土や種に残る肥毒(過去の肥料成分など)による虫の多発
- 水はけの悪さや土の硬さ
今橋さん自身も100%成功するわけではなく、できない年があればしっかりと観察し、何が原因だったのかを突き止めるといいます。
不作の原因を「土のせい」にしない
原因を分析する際、今橋さんが特に気をつけている点があります。それは「土のせいにしない」という姿勢です。
土は野菜を育てるために、その時持っている100%の力で努力をしています。土の中に肥毒が残っていたり水はけが悪かったりしても、その条件下で懸命に野菜を育てようとしています。
そうした状況で「土に肥毒があるから」「土が硬いから」と土を責めてはいけません。人と人との関係と同じで、頭ごなしに責められれば土も力を貸したくなくなってしまいます。
今橋さんは、作物ができなかったときは「自分の努力が足りなかった」「自分が未熟だった」と受け止めるようにしています。
「土さん、本当にありがとうございます。来年は一生懸命頑張りますので、力を貸してください」
このように感謝を伝え、次の協力を頼むことが大切です。謙虚な心構えで向き合うことで、翌年以降に野菜がよく育つようになる事例を、今橋さんは何度も見てきました。
土や作物を「生き物」として尊重する
今橋さんは、ある米農家の方から聞いた印象的なエピソードを紹介しています。
その農家さんは例年より収穫量が落ちた際、田んぼで収穫量の少なさをぼやいてしまいました。すると稲のほうから「こっちは精一杯頑張っているのに」という声が聞こえてきたそうです。農家さんは大変反省し、申し訳ないことを言ったと気付かされました。
土も植物も生きています。普段は言葉として声が聞こえなくても、こちらの接し方を感じ取っています。土や作物を生きたパートナーとして扱い、日頃からコミュニケーションを取りながら栽培を進めることが大切です。
失敗は成功するためのプロセスに過ぎない
野菜作りが100%完璧に成功する人はいません。今橋さんであっても栽培に失敗することはあります。
自然農法に取り組むこと自体が、地球環境を良くし、食べる人を元気にする価値ある歩みです。作物ができなかったからといって、過度に落ち込む必要はありません。
今橋さんはイギリスの圃場で挑戦する研修生の姿を挙げ、試行錯誤しながら一生懸命に取り組む過程そのものが人の成長につながると語ります。種をまいて発芽しなかった経験も含め、すべてが技術向上のための勉強になります。
失敗は決して挫折ではなく、成功へ向かう道乗りの一つです!
作物が思うように育たなかったときこそ、土に感謝を伝え、前向きな気持ちで次の作付けへと進んでみてください。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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