自然栽培で20年の実績を持つ今橋さんが実践する、トマトの移植作業と苗作りのポイントをまとめました。
徒長してしまった苗のリカバリー方法や、霜を防ぐ育苗の工夫について手順に沿って紹介します。
連作圃場の土を使った大ポットへの移植手順
育苗トレイで育ったトマトの苗は、9センチほどの大ポットへ移植します。
移植に使う土は、トマトを連作しているハウスから採取した土を使用します。育苗の段階から連作環境の土を使うのが今橋さんのやり方です。
移植時の大きな特徴は、茎を土の中に深く埋める点にあります。
徒長して伸びた茎の半分ほどを土に埋め込みます。地上部に出る茎の長さを指の第一関節ほどにとどめることで、徒長の状態を解消できます。
複数発芽している場合は、間引いた苗も捨てずにポットへ植え付けます。深く埋めて植え直せば、間引いた苗も十分に立派な苗へと育ちます。
大ポットへ仮植えする理由と霜への対策
育った苗を畑へ直接定植せず大ポットに移植するのは、遅霜の被害を避けるためです。
まだ霜が降りる時期に本圃へ植えると、シートを被せていても冷え込みで枯れる危険があります。
大ポットに移植した苗は箱の中に集め、夜間は電熱線で保温して寒さをしのぎます。限られたスペースに集めることで、効率的な温度管理が可能になります。
苗が20センチほどまで育ち、霜の危険が完全に去った段階で畑への本定植を行います。
なお、電熱線などの加温設備がない場合は、種まきの時期を遅らせて育苗期間をずらすことで霜害を回避できます。
苗が徒長する原因と健全に育てる条件
苗が徒長する主な原因は、育苗時の間隔が狭い点にあります。
密集した環境では互いの葉が触れ合います。その結果、苗は横に広がれず、光を求めて上へと弱々しく伸びてしまいます。
苗の徒長を防ぐための基本的な管理条件は次の通りです。
- 苗同士の間隔を広くとる
- 日当たりを十分に確保する
- 水のやりすぎに注意する
仮に育苗段階で徒長してしまっても、深植えによって健全な状態へ回復できます。失敗したと諦めずに栽培を続けてみてください!
根の状態に応じた移植後の活着管理
移植作業では、苗の根に土がついているかどうかでその後の管理場所を変える必要があります。
根鉢の土が崩れず残っている苗は、移植直後からハウス内でそのまま管理して問題ありません。
一方、密集した場所から引き抜いて根がむき出しになった苗は、扱いにより注意を払います。
根が露出した苗を植え付け後すぐに高温のハウスや電熱線の箱へ置くと、活着する前に乾燥して枯れてしまいます。
むき出しの根を持つ苗は、植え付け後にたっぷりと水を与えます。その後3日から5日ほどは日中の直射日光を避け、屋外の日陰で管理します。
土へしっかり根付いたことを確認してから、通常の温度管理へと移行させます。根の状態を見極めて適切に保護することが、移植を成功させる重要ポイントです。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。











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