自然農法に取り組む中で直面しやすいのが、作物の病気や害虫の大発生です。農薬や肥料を使わない畑で葉が枯れ、虫に覆われる姿を見ると不安が募ります。思わず「取り除かなければ」と焦る場面も少なくありません。
しかし、自然農法の視点では、虫や病気は決して悪者ではないといいます。
本記事では、イギリスで自然栽培を20年実践する今橋さんの体験談を紹介します。虫や病気が発生する根本的な理由と、劇的な復活へ導くアプローチについて内容をまとめました。
1. 虫や病気がやってくる「2つの根本原因」
自然農法において、病気や害虫の発生には明確な理由が存在します。今橋さんが挙げる主な原因は次の2点です。
- 土や種が「汚れて」いるため(浄化作用):過去に投入された肥料や農薬の成分が、土や種に残っているケースがあります。このとき自然界は、余剰物や不純物を分解して正常化を図ろうとします。そのお掃除役(浄化役)として呼び寄せられるのが、病原菌や虫です。
- 土の中の「火(熱・乾燥)」と「水」のバランスが崩れたため:極端な日照りや過湿、寒波といった異常気象が引き金となります。土中のバランスが大きく崩れた際、調整弁として病気や虫が現れる仕組みです。
つまり、虫や病気は作物を弱らせるために来るわけではありません。「土や種を清らかにし、自然界のバランスを取り戻すためのお手伝い」として現れると今橋さんは説明します。
2. 虫や病気が出たときの解決策は「排除」ではなく「受け止めと感謝」
一般的には、農薬やオーガニックスプレーで虫や病気を排除・駆除しようとします。しかし、自然農法におけるアプローチは正反対です。
- 反発せず、すべてを受け止める:「何か理由があって来てくれた」と捉える姿勢が基本となります。
- 「来てくれてありがとう」と感謝する:「土や作物を綺麗にしてくれてありがとう」と心から受け入れます。
「全滅してしまうのではないか」という不安が生じるのは自然な反応です。プロである今橋さん自身も、かつては心配になったと語っています。それでも作物を強くする味方と捉え、感謝の言葉をかけることが回復への第一歩です。
役目を終えれば、虫も病気も自然と姿を消していきます。
3. 実証された奇跡の体験談
今橋さんの農園で実際に起きた、常識を覆す回復の記録を取り上げます。
事例①:800本のケールが病気と虫の大発生から大復活
2018年、干ばつと種の要因が重なり、定植したケール800本に病気が蔓延しました。葉は黄色く枯れ上がり、見学に来た研修生や来訪者は全滅を確信したといいます。
しかし、今橋さんは諦めませんでした。「復活すれば自然農法の素晴らしい証明になる」と前向きに捉え、次のような行動を起こします。
- 畑の土に「どうかケールを助けてください」と頼む。
- 800本の中から代表となる1本を決め、語りかける。:「病気はあなたを綺麗にする味方だよ。乗り越えたら強くなるから辛抱してね」
その後、追い打ちをかけるように虫が大発生しました。それでも今橋さんは虫たちへ声をかけ続けます。
「来てくれてありがとう。どうぞいつまでもここにいてください」
すると1週間後、病気の進行が止まりました。虫たちも徐々に姿を消し、最終的にはすべてのケールが見事に大復活を遂げたのです!現在その畑では、一般的に不可能とされるケールの連作が13年以上も健全に続いています。
事例②:100年に一度の寒波、アブラムシに覆われたトマト200本の生還
2012年、歴史的寒波に見舞われたイギリスでは、近隣農家のトマトが病気で全滅しました。今橋さんの畑のトマト200本も、1本につき200〜500匹ものアブラムシにびっしりと覆われます。専門家からは「オーガニックスプレーを最低5回撒かないと全滅する」と告げられました。
ここでも今橋さんはスプレーを使わず、毎日1分間、土とトマトに語りかけを行いました。
- 土へ:「どうかトマトを助けてください」
- トマトへ:「この寒い中、成長してくれてありがとう。たくさん実をつけてみんなを健康にしてあげてね」
結果として、スプレーを一切使わないままアブラムシは自然と去っていきました。1本も枯れることなく、鈴なりの見事なトマトが収穫できたそうです。
4. 病気や虫に負けない野菜作りの本質
これらの体験から見えてくる、自然農法において大切な要点は次の2点です。
- 「土」と「種」をとことん清らかにする:外部から資材を持ち込まず、自家採種を重ねて土と種の力を純粋に高めていきます。本来の生命力を取り戻すことで、過酷な環境や病害虫を自力で跳ね返す力が宿ります。
- 人間の「調和の心」で作物の力を引き出す:起きている現象を善悪で判断して排除するのではなく、自然の摂理として受け止めます。その上で、作物や土に感謝の思いを向ける姿勢が大切です。
自然農法の実践では、作物が枯れそうになる困難な場面にも遭遇します。そうした際にも自然の再生力を信じ、感謝の心で見守ることが調和への道筋であると、今橋さんの経験は教えてくれます。
出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより
※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。












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