トマトが難病克服!連作と自家採種の力

トマトが難病克服!連作と自家採種の力 病害虫・鳥獣害対策
病害虫・鳥獣害対策

トマトが難病克服!連作と自家採種の力
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自然栽培を実践する現場では、現代の農業技術でも対処が難しいとされる病気の発生に直面することがあります。20年以上にわたり自然栽培を続ける今橋さんは、回復不能と言われる病気をトマトが自ら克服した経験を持っています。その体験を通して見えてきた、連作と自家採種がもたらす効果についてまとめます。

歴史的な被害をもたらした「ブライト病」とは

歴史的な被害をもたらした「ブライト病」とは▶▲ この部分を動画で見る(4:00 から再生)

今橋さんが遭遇したのは「ブライト病(疫病)」と呼ばれる病気です。この病害は非常に強い感染力を持っています。1800年代中頃にアイルランドで起きた大飢饉の主な原因としても知られています。

当時、主食であるジャガイモに病気が蔓延しました。その結果、約200万人もの命が失われ、さらに200万人が国外へ移住したとされています。最盛期の人口が半分に減るほどの大惨劇でした。この病原菌は、同じナス科であるトマトにも感染します。一度発生すると急速に広がり、実を腐らせ、葉を枯らし尽くしてしまう恐ろしい病気です。

600本のトマトが全滅の危機に陥った体験

600本のトマトが全滅の危機に陥った体験▶▲ この部分を動画で見る(6:00 から再生)

2014年、今橋さんの畑にあるポリトンネルの天井に穴が空いていました。6月に雨が10日間降り続き、その穴から1本のトマトへ集中豪雨のように雨水が注ぎ込みました。

雨水が当たったトマトがブライト病を発症したのです。感染の広がりは極めて早く、わずか3日後には栽培していたトマトとミニトマト計600本すべてに病気が広がりました。

専門のオーガニック農家に相談したところ、「ブライト病の回復は不可能である」と告げられたといいます。菌を殺すために株をすべて引き抜いて燃やし、土にも菌が残るため二度と同じ場所にトマトを植えてはならないという助言を受けました。今シーズンは諦めるしかないという状況でした。

諦めかけたトマトが病気を克服するまでの経過

諦めかけたトマトが病気を克服するまでの経過▶▲ この部分を動画で見る(7:45 から再生)

今橋さんはまず、病気にかかった葉を切り落としました。ハウスのドアを一日中開けて空気を循環させ、トマトに声をかけながら様子を見守りました。

しかし1週間が経過しても状況は好転せず、新芽が出てもすぐに病気に侵されて枯れていきます。近隣のジャガイモへの感染を防ぐため、トマトを引き抜く決断を下しました。

50本ほど抜いたところで、まだ生きている株を処分することへの痛みを強く感じ、作業を中断したといいます。引き抜くのをやめ、再びトマトに感謝の言葉をかけながら見守ることにしました。

変化が起きたのは発症から2週間後です。瀕死の状態だった株から新しく伸びてきた葉に、病気の症状が出なくなりました。トマトは自力で病気を克服し、旺盛な成長を取り戻したのです!

畑の見学会に訪れた、有機栽培歴20年以上の関係者からも「ブライト病を克服した事例は見たことがない」と驚きの声が上がったと語られています。

「土が野菜の作り方を覚える」連作のメリットと注意点

「土が野菜の作り方を覚える」連作のメリットと注意点▶▲ この部分を動画で見る(11:45 から再生)

専門家からは「二度と同じ場所に植えてはいけない」と忠告されました。しかし今橋さんは、同じ土壌で10年以上にわたりトマトの連作を続けています。

病気の克服以降、その畑ではブライト病がまったく発生していません。今橋さんの畑では、連作を10年以上続けたトマトの方が、連作をしていない区画よりも大きく健康に育ち、実を鈴なりにつけています。

連作を行う最大の利点は、土が野菜に順応していく点にあります。栽培を繰り返すことで、土壌環境がその野菜の育て方を覚え、専門性を高めていくと今橋さんは説明します。

ただし、慣行農法や有機農法から自然栽培へ移行した直後の連作は推奨されていません。土壌が正常化するまでに最低でも2〜3年を要するためです。転換期を終えて土が整ってから連作に取り組むか、あるいは輪作を取り入れて栽培を楽しんでみてください。

気候や病気の記憶を受け継ぐ自家採種の重要性

気候や病気の記憶を受け継ぐ自家採種の重要性▶▲ この部分を動画で見る(15:30 から再生)

病気の克服と連作の成功において、決定的な役割を果たしたのが自家採種です。

種には記憶が宿ると今橋さんは語ります。病気を乗り越えた体験や、その土地特有の気候条件を種が記憶していきます。自家採種を重ねるほど、その環境に適応した強靭な野菜へと育っていきます。

実際に、激しい気温差や多湿により周囲の農家でブライト病が多発した年でも、自家採種を続けた今橋さんのトマトは病気にかかりませんでした。

自然栽培で土を整えることと、その畑で種を採り続けること。この2つが組み合わさることで、野菜は過酷な気候や病害を乗り越える力を発揮するようになります。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

トマトが難病克服!連作と自家採種の力

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

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