無剪定の自然栽培ぶどうが10倍実る理由

無剪定の自然栽培ぶどうが10倍実る理由 野菜別・栽培のコツ
野菜別・栽培のコツ

無剪定の自然栽培ぶどうが10倍実る理由
※画像をクリックすると拡大表示されます

完全無肥料・無農薬の自然農法で、ぶどうが驚異的な収穫量を記録しました。一般的なオーガニック栽培の平均と比べ、10倍以上もの実がついたといいます。自然栽培を20年実践している今橋さんが明かした、常識とは大きく異なるぶどうの管理方法を整理してお伝えします。

一般的なオーガニック栽培の11〜22倍に達した収穫量

一般的なオーガニック栽培の11〜22倍に達した収穫量▶▲ この部分を動画で見る(6:30 から再生)

今橋さんの圃場では、昨年26本のぶどうを栽培していました。樹齢はおよそ8年から10年ほどです。その26本から、年間で300kg以上のぶどうが収穫できました。1本当たりに換算すると、約11kgの実が収穫できた計算になります。

スペインにある代々続くプロの有機ぶどう農家では、1,000本で500kgから1,000kgの収穫量だと聞かされたそうです。つまり、木1本につき最大でも1kg程度しか取れません。

この基準と比較すると、今橋さんの畑では11倍から22倍もの収穫量を達成したことになります。肥料や農薬を一切使わない自然栽培でありながら、桁外れの実りとなりました。

道法スタイルから独自の手法へ移行した剪定管理

道法スタイルから独自の手法へ移行した剪定管理▶▲ この部分を動画で見る(8:00 から再生)

今橋さんは、ぶどう栽培に関する専門的な勉強をほとんどしていません。木が3年目を迎えたころ、道法(どうほう)スタイルの剪定を実践している人から教えを受けました。最初の2年間は、その剪定方法を取り入れて管理を続けたといいます。

4年目以降は基本を踏まえつつ、自己流のやり方へと変化させていきました。現在の管理は、ほぼ放任に近い状態です。

昨年かけた作業時間は、剪定や伸びた枝を持ち上げる作業を含めても合計3〜4時間程度でした。手入れに手間をかけなくても、ぶどうは十分に育ちます。

一度も剪定していない木が最も実をつける事実

圃場には、樹齢10年ほどで一度も剪定をしていない木が存在します。枯れ枝や通路の邪魔になる枝を落とした以外、枝を切り詰める作業は一切していません。その結果、主幹から伸びた枝は5〜6メートル以上の長さに達しています。

興味深いことに、この全く剪定をしていない木が圃場の中で一番よく実をつけます。

通常のぶどう栽培では、短梢(たんしょう)剪定と呼ばれる方法が一般的です。枝を短く切り戻し、芽の数を厳しく制限して管理します。しかし今橋さんの畑では、枝をどこまでも伸ばし放しにしています。

また、枝の色にも明確な違いが現れました。一般的な有機栽培の枝は白っぽくなりやすい傾向があります。対して今橋さんのぶどうの枝は、赤みを帯びた力強い色合いを保っています。本来推奨される50〜60cm間隔での摘果や摘花も、時間が取れないため一切行っていません。

唯一気をつけるポイントは「枝を下げないこと」

放任に近い栽培の中で、今橋さんが唯一徹底して気をつけている点があります。それは、枝を下に垂れ下がらせないことです。

植物は枝が下を向くと樹勢が衰えてしまいます。そのため、伸びてきた枝をホースの上に乗せたり、紐で上に向かって結束したりして支えています。

枝同士が複雑に重なり合っていても、生育にはまったく支障がありません。枝の向きを常に上向きに保つことこそが、生育を維持する秘訣です!

強い枝を土に挿すだけで増える繁殖力

ぶどうの苗木を増やす手順もいたって簡潔です。勢いのある強そうな枝を選び、土に挿しておくだけで根づきます。

挿し木から3年ほど経過した若い木でも、順調に枝を伸ばして実をつける準備が整います。この若い木に対しても、枝が下へ垂れないように上へと誘引する管理を徹底します。特別な資材や技術を使わなくても、ぶどう本来の生命力によって簡単に木を増やすことが可能です。

栽培において試行錯誤を重ねるのも大切ですが、まずは木本来の力に任せてみる方法も選択肢となります。関心のある方は、手始めに1本だけでも無剪定の木を残して観察してみてください。

腐りにくく甘みが増す自然農法ぶどうの加工品

腐りにくく甘みが増す自然農法ぶどうの加工品▶▲ この部分を動画で見る(18:00 から再生)

収穫したぶどうはワイン用品種ですが、自家用の加熱殺菌ジュースに加工されています。添加物を一切加えないこのジュースは、4〜5年が経過しても傷むことがありません。腐敗するどころか、年数を経るごとに甘みが増していくといいます。

自然農法のぶどうで作るワインも同様です。一般的なワイン造りで酸化防止や保存のために使われる亜硫酸塩(硫黄)を加えなくても、自らの成分で自然に発酵し、品質を保ちます。

市販のワインを口にすると胸焼けを起こしやすい人でも、自然栽培のワインであれば体調を崩さずに楽しめる特徴があります。

まとめ

栽培に携わったスタッフからも「植えておくだけでたくさん収穫でき、大変な作業はなかった」という言葉が出ています。

自然農法によるぶどう栽培は、一般に考えられているほど難しくありません。肥料を施さず、枝を下げない環境さえ整えれば、植物は自らの力で豊かな実りをもたらします。

出典・元動画:
自然栽培20年の今橋さんのYouTubeチャンネルより

無剪定の自然栽培ぶどうが10倍実る理由

※本記事はAIによる要約と文字起こしデータに基づき、内容を整理したものです。
※今橋さんの素晴らしい取り組みを応援したく、学びを共有させていただきます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました